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神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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十人十色

2009-11-11 | 茶話
お茶は嗜好品である、というのは分かり切ったことなのですが、
お教室で皆さんの好きなお茶を伺うと
本当にはっきり好みが分かれるので、
改めてびっくりすることがあります。

お茶会を開いた時には
最後に「今回一番好みだったお茶は何ですか?」
と伺ってみるのですが、
満場一致ということはほとんど無く、
(一度だけ、茶農さんの鳳凰単そうがダントツ一位だった回がありました)
いつも本当に答えがバラバラです。
そこがまた、種類がたくさんある中国茶の魅力ともなるわけですね。

自分自身の好みを超えて、
お客様のそれぞれの好みをつかんで
お茶が入れられるようになるのが一つの目標点でもあります。
お茶会の場合は一人ずつ入れ方を変えるわけにはいかないので、
どうしても最大公約数の地点に留まってしまうのですが。


そういえば大昔、新入社員として某商社に入社した時、
一番最初に覚えた仕事は課の皆さんのお茶の好みでした。
当時は今のように自動給茶機とかセルフのコーヒーメーカーなどはありませんでしたので、
その会社では朝と三時は女子社員がコーヒーか日本茶をお出しするというのが習慣になっていました。
コーヒーの場合はAさんは砂糖とミルク入り、Bさんはミルクだけ、
Cさんは砂糖多目でミルクなし、などなど。

大学を卒業したばかりで、中国語を使ってバリバリ仕事したい、と夢見ていた私は正直へこみましたね。
これが女性の仕事なのか、と。
訪問客にお茶をお出しするならまだしも、
(それだって女性社員の仕事と決められるのはどうかと思いますが)
課の男性社員たちのお世話をするのがメインの仕事、という事実は当時の私の夢をことごとく打ち砕きました(苦笑)。
それにも増してショックだったのは、それが新入社員だけの仕事というわけではなく、
女性は何年経ってもお茶汲みから逃れられないのだ、と知ったこと。

多分、その当時私の入れたお茶はものすごく不味かっただろうと思います。
全然気持ちを込めてなかった、というよりは怒りながら入れてましたから
思えばあの頃は自分にも余裕がなかったんでしょうね。

今、あの頃と同じ立場になったら、
とりあえずメインの仕事は別にして、
お茶を入れる時はその人の好みに合うよう心がけるでしょう。
こうしてお茶をお入れするという立場になってみると、
お茶一杯で喜んでいただけるのがどんなに幸せかわかるので・・・。
というか、今ではお茶汲み婆になるのが夢なんですから、
自分も変われば変るもんだ、という感じですね
コメント (4)
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