WALKER’S 

歩く男の日日

今年初めての宿 (13)

2016-06-22 | 16年四国の旅


 久万高原の44番大宝寺の15km手前、砥部町のたちばな旅館です。
 初めの予定では43番明石寺をお参りした後、卯之町から伊予大洲まで電車に乗って、伊予大洲からここまで35kmほど歩くつもりでした。でもいよいよ足の調子が悪くなって内子まで電車に乗って、内子から突合までバスにも乗りました。突合からここまで8kmほどです。
 大洲のときわ旅館から送迎ポイントの落合トンネルの出口まで34km、微妙な距離です。30km歩ける人でもちょっと躊躇する距離かもしれません。突合までが27kmなのでどうしても引っかかる人が多くなってしまう。

 この後におつゆも出てきて全部食卓に乗り切らない。こんなの初めてです。右下のグラタンは熱々、サンマも熱々でめちゃくちゃ美味かった。今年四国で食べた魚の中で青空屋のシャケと並んで一番美味しかった。
 2食付き7500円、今年泊まった宿の中で一番高額ではあったのですが、十分納得できます。

 朝食もなかなかのバラエティ。かがみ宿の方がインパクトは大きかったですが、


今年初めての宿 (12)

2016-06-22 | 16年四国の旅


 21番太龍寺の下り、古い遍路道が復元整備されました。いわや道と平等寺道、ここを歩いたという人に聞くと、おおむね好評でまた歩きたいという人もいましたが、ぼくはちょっとしんどかったです。確かに前半のいわや道は勾配も緩やかで足場も優しいし雰囲気もいいし、これぞ昔の遍路道だけど、後半がほとんど道でなくなっているような箇所があってきびしかった。太いロープがあってそれにつかまって注意深く下りればまあだいじょうぶだけど、この日は恩山寺の手前3kmの所から歩いているので後半に来てこのがけ下りは辛いものがありました。しかも、いつもの道に比べて15分ほど遠回りだったので、ぼくとしては1回で十分かなという感じです。

 大根峠もいつも以上に苦労してやっと22番平等寺に到着したのは16時48分、いつもの道なら16時30分には着いていた。山門のすぐ右隣にあるのがこの日の宿山茶花です。この有名な宿にも10回目にして初めて泊まる、これまでは金子や2回、龍山荘2回、坂口屋3回、ふれあいの里さかもと1回、鶴風亭1回。金子やの前からここまでという人も多いけれどぼくは由岐か薬王寺まで行ってしまいます。
 山茶花の新館の正体を見てくるように言われていたのですが、夕食の時は変に盛り上がってしまってそちらに泊まった人の話も聞けず、そのままになってしまったのですが、翌日民宿えびすで同宿だった土井さん(2年前八十窪で同宿だった)がこの前の日に新館の方に泊まっていたので様子を聞くと、部屋は4つあって各部屋にバストイレが付いているとのことでした。洋室か和室かは聞き忘れてしまいました。本館の方は確か部屋が4つか5つ、8組か9組が泊まれるようです。この宿も人気が高くて新館をということになったのでしょう、それでも泊まれない人は民宿ゆき荘とグリーンハウス樹園がここまで送迎してくれます。シーズンにはゆき荘も満室になることがあるとか。

 遍路宿情報が2枚しか残っていなくて、二人分足りないので女将さんにコピーをお願い、ぼくの隣の人がコピー代を払おうとしたら、お接待ですと言って受け取りませんでした。ぼくの前にいた伊藤さんがそれを見て見覚えがあると言い出しました。ぼくのHPもブログもよく見てくれていて、その本人に会えたことで異常に感激してくれました。こちらは気恥ずかしいばかりでしたが。ぼくのページを見ているという人に会うのは彼で9人目です。今年はその後3人に会ったから合計12人。
 隣の佐藤さんは、久しぶりに来たけれどやっぱりこの宿はいいなあと、感心しています。ぼくは初めてだけど、もちろん同感です。
 右隣の人はぼくよりかなり年上という感じだったのですが、4日後かがみ宿で同宿、彼も40km歩く人でした。今年は彼以外にも3人40km歩く人に出会いました。

 2食付き6500円、ふれあいの里さかもとが大繁盛だからここも当然一番に満室になる。龍山荘と坂口屋がなくなったからなおのことです。