WALKER’S 

歩く男の日日

今年初めての宿 (11)

2016-06-21 | 16年四国の旅


 宇和島駅の14km手前、前は津島町今は宇和島市、有名な遍路宿三好旅館です。今からすればもっと早く来ておくべきだったとちょっと後悔しています。でもぼくは観自在寺の近くか柏の宿に泊まるからどうしても距離が合わなかった。今回でも宿毛からバスで40番まで来て、中道を歩いて無理矢理合わせたという感じ。でも観自在寺の近くに泊まればここまで25kmだから、多くのお遍路さんが津島に宿をとることになります。
 ぼくの部屋は本館の奥の方で、建て増しした部分のせいか天井が異常に低くて電灯が普通に頭にぶつかる。圧迫感を感じるほどではありませんが。

 伊勢エビが出ることは聞いていたけれど、それに加えてウナギ、刺身も3種類、判っていたつもりでもちょっとびっくり。◎がいっぱい付くのも納得。
 食事の後、女将から先達さんから連絡があったと知らせてもらいました。とても人当たりのいい感じのいい女将さんです。

 朝食にはじゃこてん、2食付き7000円、前はちょっと高いかと思ったけれど、もう今は普通、十分納得できるし安心しておすすめできる宿です。


今年初めての宿 (10)

2016-06-21 | 16年四国の旅


 100mほど前の歯長トンネルの入口がはっきり見えません。雨もひどいし霧もひどくて15時過ぎなのに夕暮れが近いと思わせるような暗さ。この手前の山道ではちょっと怖かったくらいです。
 トンネルを抜けて山道を下って肱川を渡れば、まもなく民宿兵頭があります。43番明石寺の5km手前、

 この日は前日の宿毛街道中道、大岩道、小岩道越えがこたえて、バスと電車で移動、歩いたのは務田からの10kmほどだけだったのに、その間ほとんど降られてずぶぬれでした。今年の旅40日で雨に降られた日は12日あったのですが靴の中までぐっしょり濡れたのはこの日だけでした。したがって。宿に到着しても靴の中に新聞を詰め込む手間でしばらく部屋に入れません。そしてすぐ同宿の人も到着して玄関でてんやわんや。もちろん洗濯もしなくてはならない。宿泊者はぼくを含めて4組、5人。時間的には余裕があったのですがお風呂は先着の人が使っていたので、奥さんが母屋の方のお風呂も入れてくれて待ち時間なしで入ることができました。
 この宿は最初は2部屋で、後に3部屋になったと聞いていましたが、さらに増えて4部屋になっていました。それほど人気があって断るのが忍びないということで増やしていったと思われます。ということで、食卓は珍しく5人になったのでちょっときちきちになってしまいました。徳島のベテランの女性がとにかく喋りまくって、その印象がきつくてこの宿の良さがあまり残りませんでした。もっと落ち着いてしっかり味わいたかった。全てのメニューが墨書されていて食材は地元のものをふんだんに使ったもの、その写真も撮りたかったのですが、わさわさしていて撮り損ねてしまいました。

 2食付き6000円、洗濯無料、乾燥有料。もう一度晴れた日にゆっくり味わってみたい宿です。