男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

焼き松茸のおろし和え

2011年10月07日 | きのこ類

今朝、いつもの魚屋さんに行くと、あこう鯛のよいのが10尾くらいならんで
いました。大きさは25センチほど、そう大きくはありませんが600円でした。
これは安い!と中でも一番大きいのをゲット、お造り用におろすよう注文し
ます。処理できるあいだ、ほかの魚を物色して、あこう鯛のところを見ると、
1尾もいません。皆さんよく知っていて、開店30分で売り切れでした。

われながら人一倍食い意地が強いのは自覚していますが、ちょいと珍しい
ものがあると、前後の見境なく買い求めてしまう因果な性分は治りません。
理性を効かせて、値段だけはきっちりとチェックしつつも、あれこれ買い込ん
でしまう・・・そのため在庫になった食材の料理に追い込まれてしまいます。

江戸っこは、女房を質に入れてでも初がつおを食べたがったそうですが、人
それぞれ食べたいものは、さまざまです。寒い時節になると、「かに」だけは
食べたいと言う人がおり、いや「ふぐ」だけは食べたいという人もいます。
わたしの場合これが松茸で、出回る季節になると無性に食べたくなります。

今や世界各国から輸入され、値段も求めやすくなった松茸ですが、かつては
国産オンリーで、値段もすこぶる高かった・・そんな頃にムリした買った1本の
松茸を家族5人で食べる工夫をしたのが、今回レシピです。できあがった料理
を五つに分けるとほんのチョッピリで、おかずにはなりません。それでも季節を
味わうエッセンスになりました。
  
1本の松茸を、多くの人で平等に味わいたい・・そのように考えて作り出されたレシピです。焼いた
松茸をこまかく割き、すだちをきかせたおろし大根で和えます。おろしには少しの煮切り酒と淡口で
下あじをつけます。小さな器に盛っただけで、こころ豊かになれる・・ささやかなぜいたくであります。


材 料 松茸のかさ 2こ分 30g
だいこん 10cm 300g
すだち 5こ
煮きり酒 1/4カップ
白醤油 大さじ 1
鰹まる 小さじ 1

作り方 焼き松茸に、すだち醤油のしたあじをつける
松茸の笠を、しぼったふきんで拭く。
拭いたあと、よく乾かしてから、グリルで焼く。
火は中火。すこし焦げ目がつくていどでよい。
冷めないうちにこまかく裂いて、すだち醤油で下味をつける。

すだち醤油をつくる
すだちを横二つに切ってしぼり、タネをとりのぞく。
煮切り酒としろ醤油と鰹まるをすだちの汁に合せる。

だいこんをおろす・・・おろしたらすぐにすだち醤油とまぜる
・・おろしだいこんは生き物・・おろしたあと放置しないこと・・
だいこんをすりおろして、ザルに移して水気を落とす。
おろしだいこんの上からかるく押さえ、汁をしぼる。
・・あまり強くしぼらず、だいこんの汁を少し残す・・

おろしだいこんとすだち醤油で和え衣をつくる
和え衣の量は、焼き松茸とほぼ同量ていど。
・・好みで、だいこんのほうが多くてもかまいません
すだち醤油とおろしだいこん全部を、一気に和えないで、
味見をしながら、すだち醤油をすこしずつ加える。
・・すだち醤油が残っても、他の料理に応用ができる

和え衣に、松茸を加えて混ぜ合わせる
下味をつけた松茸を、軽くしぼって和え衣と混ぜ合せ、器に盛る。










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