男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

1317 ぜんざいを作る

2022年01月18日 | おせちシリーズ
レシピは小豆二題、「ぜんざい」と「いとこ煮」でいずれも正月に食べる料理です。ぜんざいは小豆を甘く煮た「茹で小豆」にお湯を加え、あたためてからたべます。「いとこ煮」はかぼちゃと茹で小豆を煮ました。
いとこ煮は、冠婚葬祭につきものの料理でしたが、今はどうなのでしょうか。
私が幼少の頃は、お正月に「いとこ煮」が煮てありました。実家のいとこ煮は
小豆を軟らかく煮て砂糖で味つけした「茹で小豆」でした。
ここで小豆のお習いをします。小豆の原産地はアジア極東地域で、日本には中国から渡来したと言いますが、中国と日本の小豆はDNAが異なり、別種のものと言う説があります。あずきの名の由来は、「ア」は赤を、「ズキ」は溶ける
ことを意味し、他の豆とくらべ調理時間が短いことを意味したと言います。
英語表記は「adzuki bean」です。
わが国では古くから親しまれ、縄文時代の遺跡から発見されており、古事記にその記述があります。我が国や中国、朝鮮ではあずきの赤色に厄除け・魔除けなどの神秘的な力があると信じられ、行事や儀式に供されてきました。正月にいとこ煮をたべ、11日の鏡開きにぜんざいを作って食べるのは、小豆をたべてその年の厄除け・魔除けを願う意味があったと思われます。

かぼちゃと小豆は相性が良い食材と言います。かぼちゃは煮過ぎずにホックり感が残るように煮るとよりおいしく感じます。小豆を煮るのが面倒なら缶詰めの茹で小豆で作るのも一法です。この冬、コロナ感染厄除けの願いをこめて、
ぜんざいといとこ煮をたべて欲しいと思います。

正月が明けて11日はお供え餅を小割りして焼き、甘く煮た小豆に加えてぜんざいにして
食べる・・鏡開きの行事です。鏡餅はカチカチに硬くなって包丁では切れず、木槌などで
餅を叩いて割るところから「鏡開き」と言うようになったと言います。新年行事の一つです。

材 料 ・・4人分

小豆 1パック 200g
グラニュー糖 150g
餅 4こ 200g
水 適宜

作り方
1.小豆を水洗いして鍋に入れ、水3カップ加えて火にかける。
2.沸騰したら2~3分煮て、小豆を煮汁ごとザルにあげて煮汁をきる。
・・小豆独特のあく抜き・・渋を抜く作業です・・
3.茹でた小豆を点検し、煮えていない硬い小豆があったら取り除く。
4.小豆を鍋に戻し、水3カップ入れて中火にかけ30分煮る。
・・途中、煮汁が少なくなったら適宜水をつぎ足す・・
5.小豆が大きく膨らんできたら火を止めて、小豆をザルでこす。
・・煮汁はこのあと、甘煮にした小豆に戻すので捨てない・・
6.小豆を鍋に戻しグラニュー糖を加え、弱火で20分ほど煮込む。
・・味見して甘味が足りないときは、適宜グラニュー糖を加え好みの甘さにする・・
7.一旦火を止めて冷まし、砂糖を小豆に沁みこませる。
8.5の煮汁を鍋に戻して火にかけて温める。
9.お餅を焼いてお椀に入れ、8の小豆を煮汁ごと加える。


コメント
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