男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

うなぎのひつまぶし

2013年07月13日 | ご飯類

7月23日と8月3日は土用丑の日、うなぎのかば焼きを食べる日です。そのうなぎの
稚魚=シラスウナギが絶不漁で、ために国産うなぎの出荷量が昨年より2割減ると
言います。行きつけの魚屋さんでは、これまで1尾1800円のかば焼きが2000円に
になりました。値上げは困りますが、仕入れ値が上がるのでは仕方がありません。

6月24日の夕刊には、ニホンウナギが「絶滅危惧種」に指定されそう・と言う記事が
掲載されていました。これを決めるのは国際自然保護連合(LUSN)で、7月初めに
英国で専門家を集めた会合で議論すると言います。会議では、日本の漁獲量に
関して、ニホンウナギが過去30年に9割減少したと報告されました。

私はウナギが大の好物で、これまでのレシピには鰻の佃煮などをお送りしましたが、
値段の高騰でレシピ採りあげが減りました。佃煮などは、1度に10尾ほども煮ましたが
いまは昔の話になり淋しいことです。鰻屋さんでうな丼を食べる回数も減りました。

鰻屋さんの店の名前には「川」がつくのが多い・・と聞いたことがあります。そう言えば
確かに多いようで、私が知るだけでも嵐山の「廣川」、東京・浅草の「前川」、「初小川」、
「色川」があり、伊勢市には「川広」という店もあります。大阪は「菱東」、「菱富」、「菱竹」
など菱がつく店や「現長」と現がつく店があり、夫々謂れがあるのでしょう。

これらの店では今、うな重がいくらするか調べてみると、3千円から5千円ほどでした。
以前と比べ、それほど高くなっていないのは意外でした。原料の鰻の値段は高騰して
いるのに、お店では工夫して値段を抑えているのでしょう。大阪・福島の「菱東」はよく
利用したお店です。ここの値段を見ると「うな重1匹づけ」が4900円でした。

そんな値段で外食するのは大変なので、うなぎのかば焼きを買ってきて家で作ること
を考えます。以前、九州・柳川で食べた「ひつまぶし」を思いだし、挑戦してみました。
料理本のレシピを参考にしましたが、できあがりはおいしい「ひつまぶし」になりました。
土用の丑の日、ウナギが好きな方にお送りするレシピです。

家庭で作るうなぎのひつまぶしです。レシピを読むと面倒と思われますが、手順を踏めば案外と簡単にできます。
おいしく作るポイントは、蒲焼きをもう一度グリルで焼くことにあります。レンジでチンして手を省くよりグリル焼きが
おすすめです。蒸し器で蒸すのも必須です。手をかけただけあって、文句なしにおいしいひつまぶしができました。


材 料 うなぎ蒲焼 1尾
ご飯 2杯分 340g
錦糸たまご 玉子2こ分
たれ 大さじ 3 30cc
たれはかば焼きパックのものを使う。
ないときは日本酒、みりん、たまり醤油を
同量合わせさとうを適量加えて煮立てる。


作り方 錦糸玉子をつくる
材料 玉子 2こ
さとう 小さじ 1
味塩 小さじ 1/3
玉子2こを割りほぐし、砂糖と味塩を加えて混ぜ、
熱したフライパンに流して薄く焼きあげる。
・・26センチのフライパンなら3枚焼ける・・
冷めたら4㎝巾に切り分け、小口から細切りする。

かば焼きを温めて刻む
グリルを200度に熱し、かば焼きを温める。
焼く時間は2分ほど・・かば焼きが熱くなればよい。
かば焼きの肩口から8ミリ巾に刻み、頭と尻尾の
方の部分・・全量の3分の1・・をご飯に混ぜる。
残りの2/3を、ご飯にのせる。

ご飯にたれと鰻を混ぜる
温かいご飯にたれを振りかけて箸でかきまぜ、
3分の1の鰻を加え、器に盛りつける。

錦糸玉子と鰻をのせて蒸しにかける
盛りつけたご飯の上に錦糸玉子を敷き詰め、
刻んだ鰻を乗せて蒸し器で蒸す。
蒸し時間は蒸気が上がってから4~5分。
・・蒸し器がないときは、レンジでチンする・・
木の芽を乗せ、温かいうちに食べる。


コメント
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