11月21日の日経夕刊に「コメ消費量、50年前の半分」と題した囲み記
事が載っていました。農水省によると、昨24年度の一人当りのコメ消費量
は年間58kgでした。1人1日あたりにすると約1合になります。50年前
(昭和35年)の消費量は120kgで、約半分に減ったとありました。
一方、パンや麺類の原料となる小麦の消費量はほぼ横ばい、増えたのは肉類
が5倍、牛乳・乳製品が4倍です。魚介類と野菜類はほぼ同量でコメとイモ
類が半分になりました。1回の食事におかずが増えたのと、食事の洋風化が
影響して、コメの消費量が減少したようです。
時代を遡って、江戸時代いくらコメを食べたかというと、壮年男子1人1日
当り5合と言い、全人口平均では年間1人1石=150kgとの説があります。
これは、当時の日本の人口が約3千万人に対しコメの生産高が約3千万石
だったことから算出されたもので、1日当りにすると2合7勺になります。
昭和10年(1925)頃の消費量は1人1日380gという統計があり、江戸
時代に匹敵する量のコメを食べていました。その頃、タンパク源の筆頭
として食べたのがコメで26.1g、次が大豆で11.2g。魚介類は1.8g、
肉類は0.7gでした(数値はタンパク質換算値/1人1日です)。
確かに、玄米のタンパク質6.8g/100gを逆算すると383.8gになります。
今回レシピは丼もの二つ、カツ丼と揚げだし豆腐の丼です。寒い時季には
温かい丼ものが喜ばれます。カツ丼に比べ、揚げだし豆腐丼は一般的で
ありませんがおいしい丼です。この冬、お試し頂きたいと思います。
(上記の数値は、夕刊記事以外に下記URLを参考にしました。)
食生活の変化(1910年代以降の品目別食料・たんぱく質供給量)
江戸時代の人口増加率と経済成長
若いころ、トンカツが大好きでした。トンカツ丼のおかずトンカツを食べるほど好きでしたが、今は昔日の面影がなく
トンカツそのものを作りません。それが、行きつけの地産市場の精肉コーナーの豚肉を見て、久し振りにトンカツを
作りました。間違いなくおいしいトンカツで、残ったのを翌日カツ丼にしました。実を言うと本心はこれがメインでした。
材 料 ごはん 2杯分 300g ・・熱々より、温かめのご飯を用意する
トンカツ 4枚 120g ・・残りものか、でき合いの冷たいのでよい
玉ねぎ 1こ 250g ・・半月の薄切り
たまご 3こ 165g ・・ざっくりと溶く
焼き海苔 2枚 ・・なくてもよろしい
調味料 日本酒 1/3カップ 60cc
みりん 大さじ 2 20cc
創味つゆ 大さじ 2 20cc
さとう 一つまみ 4g
濃口醤油 小さじ 1 4cc
作り方 トンカツは残りものでよいし、できあいの
ものでも良い。
作り始めは、煮汁から
分量の調味料を鍋にいれて火にかける。
火は中火・・煮汁は大抵の場合中火か
弱火にします・・強火にはしません。
フツフツし始めたら、ザク切りした玉ねぎを
入れて・・強火にします。
玉ねぎがしんなりしたら、中火に落として
冊切りしたトンカツを加え・・しばらく煮る。
トンカツに火と味が通った頃に、溶き卵を
まわしかけて、ふたをする。
卵が、半熟状になったら、火を止める。
ご飯の盛りつけは、器の半分ほどにして
あとの半分は、トンカツの具を載せます。
文句なしに、おいしいカツ丼ができます。
事が載っていました。農水省によると、昨24年度の一人当りのコメ消費量
は年間58kgでした。1人1日あたりにすると約1合になります。50年前
(昭和35年)の消費量は120kgで、約半分に減ったとありました。
一方、パンや麺類の原料となる小麦の消費量はほぼ横ばい、増えたのは肉類
が5倍、牛乳・乳製品が4倍です。魚介類と野菜類はほぼ同量でコメとイモ
類が半分になりました。1回の食事におかずが増えたのと、食事の洋風化が
影響して、コメの消費量が減少したようです。
時代を遡って、江戸時代いくらコメを食べたかというと、壮年男子1人1日
当り5合と言い、全人口平均では年間1人1石=150kgとの説があります。
これは、当時の日本の人口が約3千万人に対しコメの生産高が約3千万石
だったことから算出されたもので、1日当りにすると2合7勺になります。
昭和10年(1925)頃の消費量は1人1日380gという統計があり、江戸
時代に匹敵する量のコメを食べていました。その頃、タンパク源の筆頭
として食べたのがコメで26.1g、次が大豆で11.2g。魚介類は1.8g、
肉類は0.7gでした(数値はタンパク質換算値/1人1日です)。
確かに、玄米のタンパク質6.8g/100gを逆算すると383.8gになります。
今回レシピは丼もの二つ、カツ丼と揚げだし豆腐の丼です。寒い時季には
温かい丼ものが喜ばれます。カツ丼に比べ、揚げだし豆腐丼は一般的で
ありませんがおいしい丼です。この冬、お試し頂きたいと思います。
(上記の数値は、夕刊記事以外に下記URLを参考にしました。)
食生活の変化(1910年代以降の品目別食料・たんぱく質供給量)
江戸時代の人口増加率と経済成長
若いころ、トンカツが大好きでした。トンカツ丼のおかずトンカツを食べるほど好きでしたが、今は昔日の面影がなく
トンカツそのものを作りません。それが、行きつけの地産市場の精肉コーナーの豚肉を見て、久し振りにトンカツを
作りました。間違いなくおいしいトンカツで、残ったのを翌日カツ丼にしました。実を言うと本心はこれがメインでした。
材 料 ごはん 2杯分 300g ・・熱々より、温かめのご飯を用意する
トンカツ 4枚 120g ・・残りものか、でき合いの冷たいのでよい
玉ねぎ 1こ 250g ・・半月の薄切り
たまご 3こ 165g ・・ざっくりと溶く
焼き海苔 2枚 ・・なくてもよろしい
調味料 日本酒 1/3カップ 60cc
みりん 大さじ 2 20cc
創味つゆ 大さじ 2 20cc
さとう 一つまみ 4g
濃口醤油 小さじ 1 4cc
作り方 トンカツは残りものでよいし、できあいの
ものでも良い。
作り始めは、煮汁から
分量の調味料を鍋にいれて火にかける。
火は中火・・煮汁は大抵の場合中火か
弱火にします・・強火にはしません。
フツフツし始めたら、ザク切りした玉ねぎを
入れて・・強火にします。
玉ねぎがしんなりしたら、中火に落として
冊切りしたトンカツを加え・・しばらく煮る。
トンカツに火と味が通った頃に、溶き卵を
まわしかけて、ふたをする。
卵が、半熟状になったら、火を止める。
ご飯の盛りつけは、器の半分ほどにして
あとの半分は、トンカツの具を載せます。
文句なしに、おいしいカツ丼ができます。