男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

ハモのフライ・タルタルソース添え

2012年07月26日 | 魚介類

ハモがおいしい時季になりましたが、魚屋さんでは、活けハモの値段が高止まり
していて手が出ません。市場関係の方に聞くと、大阪の天神祭(7/25)を過ぎると、
安くなる・・というので、もう少し待つことにします。

ハモはウナギ目ハモ科ハモ属・・ウロコがないのが特徴です。タチオウと言うハモ
に似た銀色で細長いさかな・・や、アンコウ・オコゼなどもうろこがありません。
ところが、ウナギやドジョウにはうろこがある・・皮の下に埋もれているというから、
さかなのうろこもややこしいです。

うろこと言えば「目から鱗がおちる」という言葉を連想します。あることをきっかけ
に、物事の真相や本質がわかることを言います。レシピ№412でズッキーニの花
の料理
を知り「目から鱗」と書きましたが、本来からは、外れた言い方です。

目から鱗・・は、新約聖書「使徒の働き」第9章18・19節に出てきます。キリスト教徒
を迫害するサウロ・・後のパウロは、イエスに出会い目が見えなくなります。
アナニアというキリスト教徒が神のお告げにより、サウロのためにお祈りをすると、
サウロの目から鱗のようなものが落ちて目がみえるようになった・・こうしてサウロ
はキリスト教徒になり、名前をパウロと改めます。このことから、物事の真相が
わかることを「目から鱗がおちる」というようになった・・というお話です。

ハモのレシピから、聖書のパウロに至る三題噺めいたものになりました。
フライも天ぷらごはんも、活けハモをつかわなくても、十分においしいです。
これからの出盛り期に、ぜひおためしください。


注.聖書「使徒の働き」は、新約聖書目次の5番目です。「使徒言行録」「使徒行伝」
「初代教会の働き」などの表題で目次されていますが、内容は一緒です。

瀬戸内の水が梅雨の雨を含むとハモがおいしくなるといいます。京都の祇園祭・大阪の天神祭にはハモが一番の
ご馳走です。旬のハモは何をつくってもおいしい・・わたし一番の好みは照り焼きですが、落としハモも大好きです。
レシピのフライも好きで良くつくります。ソースはタルタルが定番ですが、レモンと味塩もさっぱりしておいしいです。


はものフライ
材 料 ハモの切り身 200gのもの2枚
たまご 1こ
牛乳 大さじ 2
小麦粉 適宜
パン粉 1パック
オイル 2リットル
しお 少々

作り方 はもの切り身に衣をつける
1.骨切りしたハモを、10cm巾に切り分ける。
2.ハモに小麦粉をまぶし、余分な粉を落とす。
3.溶き玉子にくぐらせて、パン粉をまぶす。

衣をつけたハモをフライに揚げる
・・オイルは、新しいのでなくてもよい・・
たっぷりのオイルを180度に熱しハモを揚げる。
一度に多量に揚げると、オイルの温度が下がり、
ベタツキのもとになります。オイルの温度を保ち、
少しずつ揚げると、きれいに揚がる。

揚がったら、すのこかペーパーにとり油を切る。
熱いうちに器に盛り、好みの味でいただきます。

タルタルソースをつくる
材 料 マヨネーズ 大さじ 3
ワインビネガー  大さじ 1
パセリ 少々
エシャロットか玉ねぎ  25g
きゅうりのピクルス 少々 ・・生のきゅうりでもよい

作り方 1. パセリ、エシャロット、きゅうりは細かく刻んでおく。
2. ボールにマヨネーズとワインビネガーを入れ良く混ぜる。 
3.1と2を一緒にして混ぜると、できあがりです。

コメント
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