朝起きて素足で廊下などの板張りを歩くと、足裏から冷気が伝わるように
なりました。日中は25度以上もあって、汗ばむほどなのに、朝夕・・とくに
朝は気温が低く、寒さを感じるようになりました。日中の寒暖差が大きいと、
「風邪」を引きやすくなります。
「風邪」は、日ごろ健康な人でも年間3~6回引くと言われ、軽視されがちで
すが、こじらせると合併症や二次感染など厄介なことになります。
私たちが、一般に「風邪」と呼んでいる病気は、医学的には「風邪症候群」
といい、鼻からのどまでの上気道を中心とする部分に、ウィルスや細菌が
感染して、急激に発症する炎症の総称です。
風邪のウィルスや細菌から身を守るのは、第一のバリアが鼻毛や皮膚で、
第二のバリアがのどと言います。風邪の予防には、乾布摩擦をして皮膚を
強くする、口呼吸をせずに鼻呼吸する・・ということが大切です。
食事にも栄養バランスが良い食材を摂るように心がける・・とくにビタミンC
とAを多くふくむ食べものを積極的に摂るようにします。また、寒さを感じる
ときは、温かいものを食べて、からだを内から温めることも大切です。
レシピは「けんちんうどん・・みそ味」です。寒い日のお昼にこれを食べると、
からだの芯から温まります。みそ味が苦手なときは、トロミをつけた醤油味
にします。これも芯から温まる・・・寒い日におすすめの「うどん」です。
けんちん料理は、「とうふと大根のけんちん風」でおおくりしました。そのときけんちん料理の
ことを調べ、けんちんうどんやけんちんそばがあることを知り、レシピスケジュールにくわえました。
精進の材料でつくるうどんは、若いかたにもの足りないかも知れませんが、年寄りには充分でした。
材 料 冷凍うどん 2パック 400g
2人分 だいこん 5センチ 80g 皮むきして5ミリ厚さの半月に切る
にんじん 4センチ 40g 同
ごぼう 1/3本 30g 皮つきのまま5ミリ厚さの斜め切り
こんにゃく 1/5パック 80g 1センチ巾に千切る
油揚げ 1枚 20g 2センチ角に切る
さといも 2こ 80g 皮むきして1cm厚さの筒切り
生椎茸 2こ 30g 二つに切る
とうふ 1/4パック 100g 2センチ角のサイコロに切る
青ネギ 2本 30g 4センチ長さに切る
うどんつゆ 鰹まる 大さじ 1 10cc
日本酒 大さじ 2 20cc
赤味噌 大さじ 2 20g
水 3カップ弱 500cc
作り方 なべに、分量の水と鰹まる・日本酒を入れて強火にかける。
だいこん、にんじん、ごぼうは、はじめから加える。
ふっとうしたらこんにゃくを加え、2~3分煮て中火にする。
油揚げとさといもを加え、中火のまま5~6分煮る。
さといもにつまようじを刺してみて、煮え加減をみる。
すこし芯がのこっている・・ていどならあとの時間で煮える。
さといもの中には、煮えにくいものがあるので、確認します。
生椎茸とトウフを加えて1~2分経ったら、ごく弱火にする。
味噌を溶きいれたあと、青ネギをいれしんなりさせる。
青ネギはきざんだ、なまのものでもよい。
冷凍うどんは、あらかじめ解凍しておき、湯とおしして水気を切る。
温めた丼に、うどんを入れ、うどんつゆと具をいれてできあがり。
1人分の栄養指数はつぎのとおり
摂取熱量 640㎉
カリウム 630mg
食物繊維 8.7g
食塩相当量 2.2g ・・うどん1食分0.5g(パックの表示)として算出