男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

なすとひき肉の中華風

2010年08月02日 | 野菜類
今日8月1日のことを「ほづみ」と言います。これは旧暦の8月1日
(いまの9月上旬)に稲穂を摘んで神にそなえ、台風シーズンを
無事にのり切って豊作をいのった神事に由来します。関東北部に
「8月1日」または8月朔日と書く「ほづみ」姓が多いとききました。

8月は7月と同じ「大」の月で31日あります。そのわけは21年2月
28日のレシピ№162「油揚げを焼く」のメール文でお送りしました.。
ユリウス・カエサル(英語名ジュリアス・シーザー)と、その養子で
ローマの初代皇帝アウグスッスのなせるわざ・・といいます。

7月生まれのカエサルは、ローマ暦で7月を「Quintilis」と言うのを、
誕生月だからと自分の名ジュリアスにちなみ「July」に変えました。
カエサルのあとを継いだアウグスッスも、養父にならい「Sextilis」と
呼んだ8月を自分の名を押し込み「August」に変えます。
おまけに「小」の月30日であった8月を、「小」の月ではまずいとし、
最終月の2月から1日とりあげ8月に移します。2月は28日か29日
(閏年)になりました。それまで2月は29日か30日でした。

ローマ暦は3月が年の第一の月で、2月が1年の最終の月でした。
月の名と本来の数の言葉に2か月のずれがあるのはそのためです。
Sextilisiはsex=ラテン語の6から、QuintilisはQuinque=5からきた
月名で7はラテン語でSeptemと言い、September・9月に繋がります。
Septはフランス語の7ですが月の名は9を意味するのを、フランスの
人たちは「ヘンだ!」とは思わないのでしょうか。


ところで、畑のなすが夏場をむかえ勢いが弱ってきました。毎年8月
初旬に、なすを休ませる意味で剪定・・更新剪定と言う・・を行います。
剪定後に新しい枝が出て実をつける・・・おいしい秋なすです。
レシピは皮にこだわりましたが、未熟ななすの皮はおいしいものです。
ごま和えも皮をおいしく食べる料理法のひとつ・・皮をおなじ大きさに
切って茹で、ごまで和える・・柔らかい皮の部分がとてもおいしいです。
お店で未熟ななすを見つけたら、ぜひおためしください。
  
小ぶりのなすをマーボなす風にしあげ、オイスター味のひき肉炒めをたっぷりかけます。
ひき肉いためにはとろみはつけません。なすとひき肉を一緒に炒め煮にしますが、なすを引き上げた
あとのひき肉を煮汁がなくなるまで煮つめ、しっとり目に仕上げてなすがかくれるくらいにのせました。


材料
なす 8本 240g   8cmくらいのなす・・たてに6つ割りに切る
牛ひき肉 180g   脂身の少ないひき肉をもとめる
しょうが 1かけ 15g   みじん切り
にんにく 1かけ 15g   同
ねぎ 5本 10g   きざんでおく
調味料
日本酒 大さじ 4 40cc
豆板醤 大さじ 1 10cc
豆豉醤 大さじ 1 10cc
オイスターソース 大さじ 2 20cc
さとう 大さじ 2 20g
ごま油 大さじ 4 40cc
味しょうゆ 大さじ 1 10cc

作り方
なすをごま油で炒め蒸し焼きにする
なべを強火にかけごま油大さじ3を入れてなすを炒める。
ざっと炒めたら、酒大さじ2を入れふたをして弱火にする。
ここで蒸し煮にするので、油は少なめでよい。
なすに味醤油を大さじ1をふって下味をつけ、火をとめる。

ひき肉のオイスター炒めをつくりなすとまぜる
ひき肉に酒大さじ2を加え、指先で混ぜ込んでおく
中華なべにごま油大さじ1を入れて、中火にかける。
にんにくとしょうがを入れ、ひき肉を加えて炒める。
肉に火が通ったらきざみねぎを加え、さとう、豆豉醤、豆板醤、
オイスターソースを加え、全体をまぜながら味をなじませる。
ひき肉炒めができたら、蒸し煮のなすを加えざっくりとまぜる。


なすを引き上げて、ひき肉炒めを煮つめる

なすとひき肉を一通りいためてなすを器に取る
強火にしたのこりのひき肉炒めの水分をとばす。
うつわに盛ったなすにひき肉炒めをのせる。
好みで水溶き片栗粉を入れてとろみをつけてもよい。

コメント
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