サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

クルミのとりだし方

2016-11-23 | 食とレシピ
重い腰をあげて、今度はクルミ処理に初挑戦。
そもそもクルミを拾ったのは8月19日。

こんなふうに強風でたたき落とされていたので、
踏みつぶされる前に拾い集めること二度。


クルミの実は、薄緑色の皮をかぶった状態で木になっている、
と知ったのは実は北海道に来てからのこと。
鹿追で初めて乗馬トレッキングをした時に、
インストラクターさんが頭上をかすめる青い実を指差し
クルミの実だと教えてくれたのが最初。
ええっ、そうだったんだー。
クルミ好きのクルミ知らず。

皮が黒くなってきたら中身を取り出すようにと
近所の方に教わり、ギンナンと同じように
ベランダに放置しておいたところ…。

いつの間にか2ヵ月以上たってしまい、このような状態に。
まだ皮が軟らかいうちに処理すればよかったのですが、
乾ききって殻にはりついてしまいました。とほほ。

水につけてふやかし、洗いながら皮を落とす。これがえらく大変。
乾燥しないうちに処理すべきだったー。
で、ようやく見慣れたクルミの殻が中から現れる。

北海道に自生しているのはオニグルミ。
色が赤っぽいのはフラッシュが出てしまったから。
実際の色とは異なります。

*クルミの種類については、樹の散歩道さんの記事が参考になります。

いわゆる西洋クルミと違って、和クルミは小さめで殻が硬く、
ちょっとやそっとのことでは割れません。
一晩水につけておき、カラ煎りすると割れてくるので
割れ目にマイナスドライバーを差し込んでこじ開ける…
という記述をネットで見つけたので試してみました。



確かに、カラ煎りするとうっすらと口を開けてくるものあり。
ドライバーを差し込むとパカッと開き、しかも実が割れない。
ゆっくり指で引っ張り出すと、市販されているクルミ同様
きれいな形のままにゅるっと取り出せました。
でも、口を開けてきたのはごく一部だし、
そのうちに火が入りすぎたのか実が固くなり、
取り出すときにどうしても割れてしまう。

ううむ、難しい。しかもすぐ食べてなくなってしまったぞ。
きれいにむけた証拠写真を撮っておけばよかった~。

形がきれいなのにこしたことはありませんが、
とにかく早く食べたいので、ついに文明の利器を購入。
和クルミ割り器、ほじくるみん付き!

45度の角度に傾けてクルミの割れ目に歯をあて、
ペンチではさめばバリンと割れます。


真っ二つ~。隙間にほじくるみんを差し込んで
ぽろんと取り出します。
取りきれないものは、ほじってかきだす。


形は悪いですが、売るわけではなし、
どのみち食べてしまうので初回はこれでよしとします。
崩れてしまったものは、カボチャサラダに投入。
悲しいかな、苦労したわりにはあっというまになくなったけど。

ちなみに北海道の古老のお話では、昔は石炭ストーブの
火の中にクルミを入れ、はじけるのを待って
釘でほじくりながらアツアツのうちに食べたそうです。
子どもたちの貴重なおやつだったのでしょう。
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2 Comments

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まさにギンナンと一緒! (kot)
2016-11-26 13:25:39
choraさま
ギンナン処理とまったく同じですね!
代々木でギンナン修行を積んだおかげで、
根気のいる作業も苦にならなくなりましたが…。

小豆はちょうど頂きものあり。
全部おしるこにするのも芸がないので、
水ようかんもいいかも!

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クルミのまま生ってないのですね⁉ (chora)
2016-11-25 14:03:39
そっかぁ、何年生きていても知らないことはあるものですね。
まさか、ギンナン形式で、「採取」→「一時保存」→「実の取り出し」→「調理」が行われるとは!
せっかくですから、十勝さんの小豆で水ようかんを作っては⁉
お正月に、最適ですよ!
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