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サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ダーチャな一日

2005-09-09 | ダーチャ本関連
昨日、衝撃のニュース飛び込む。
なんと、ダーチャツアーの飛行機満席につき延期だと。
なんでー!!それじゃ参加者ますます減っちゃうじゃん!

気をとりなおして本日爆泳ののち、担当さんと農文協さんを訪ねる。
昨今はメールだけのやりとりで終始することが多いなか、
じっくり3時間の対面の打ち合わせはそれだけで貴重である。
といっても脇道それまくりでしたが、これがアナログの妙味。
ダーチャを軸にさまざまに興味深い話が広がり、おまけに
黒塗りの車に一同礼するアニさんたちも見られて一興でした。

帰宅すると日本ユーラシア協会さんよりメールあり。
ハバロ帰国交流会と旅行博でのダルゲオさんとの会合のお知らせ。
もう1年たったのか~。出席のお返事を出す。

あちこちで沸々とわきあがるダーチャへの関心を
なんとかひとつに集約できないものだろうか。
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ダーチャツアー決定

2005-09-05 | ダーチャ本関連
9月のウラジオストク・ダーチャツアー催行決定。
本の担当さんが声をかけてくれたおかげで、
マスコミ関係者の方々も参加を表明してくださり、
これはもう自腹でも行くっきゃない!
というわけで、先ほどロシア旅行社さんにその旨連絡。

当面の間はウラジオの下調べと怪しいロシア語の強化(手遅れ?)、
そして毎度悩むカメラとフィルムの選定に
時間を割くこととなりましょう。
そうそう、日本の野菜や花の種も調達しないと。
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JAL機内誌にダーチャ

2005-09-04 | ダーチャ本関連
「雑誌『GQ』のロシアファンドの記事のなかに
ダーチャの本のことが紹介されてましたよ」
と、ロシア旅行社のFさんが教えてくださったので、
旅先の那覇の本屋で立ち読みしてみた。
ファンドからダーチャの話への展開がなかなか面白い。
改めて買ってゆっくり読んでみようっと。

さて那覇からの帰り、JALの機内誌9月号を見たら、
大々的にロシアの夏特集。ここでもダーチャだ。
「ロシアに学ぶ週末術」からの引用も紹介されている。

悲しい哉、紹介されたからって本が売れるわけじゃないが、
どちらの記事にも共通するのは、ロシアの財産は「人」だ
ということに着眼してること。
ロシア人=仏頂面でコワイ人たちという根強い偏見が、
ダーチャを通して一般レベルで氷解しつつあるということか。
ああ!隔世の感あり。
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ダーチャ本の取材を受ける

2005-05-26 | ダーチャ本関連
先日「ロシアに学ぶ週末術」についてM新聞情報誌から取材を受け、
翌日には早くもゲラが送られてきた。
女性記者の方はとてもよく本を読み込んでいて、
伝えたかったことを的確に記事にしてくださって嬉しい。

少し前に出た出版業界誌でも、女性司書の方が
言いたかったことのすべてに言及する書評を
書いてくださっていたし、たくさんの方から共感のメールを頂いた。

やっぱりダーチャは「心」なのだ。

というわけで(どういうわけだ)、本日は土づくりの際に発掘した
甲虫らしきものの幼虫3匹を救出。別の鉢にお移りいただく。
この白くて大きい幼虫たちは、どんな成虫になるんだろう?
前から気になっていたので、変態の過程を見てみたいものである。
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書店の棚の選び方

2005-04-22 | ダーチャ本関連
昨日、ロゴスキーNさんにサイン入り本5冊をお届け。
その場で店の前にチラシ30枚を置かせていただく。

このあと青山ブックセンターを偵察。
入ってすぐの新刊書のコーナー、「ヒョードル」の隣という
願ってもないポジションにダーチャ本2冊。
そして「スローライフ」の棚の前に平積み。
さらに「天然生活」系の雑誌のコーナーにも平積みだっ!

的を得た配置はさすが復活ABC。眼力のある書店である。
ただし「海外」「ロシア」のところにダーチャ本はない。
そもそもロシアの本なんかないのである。
逆に渋谷のBFでは「海外」の棚にしかなかったので、
できれば「暮らし」の棚の「ヒョードル」の隣にも置いてほしい
と伝えたところ、編集Oさん、早速書店に手をまわしてくれた。

「『ヒョードル』がハバロの本だって知らなかったみたいですよ」
とOさん。え~!あんなに大々的にあちこちに平積みにしてるのに、
中身を読んでいないとは。

かたや大御所K書店では「ロシア・ヨーロッパ」の棚だったり
「編物」(!?)の棚だったり、支店によって
置かれている棚がまちまちだそう。
「ロシア」の棚だと普通の人は足を運ばないし、
「暮らし」の棚だとロシア本から遠ざかる。
訴求対象の広いテーマが裏目に出たか!?
最終的には、一番はける棚に落ち着くんだそうな。

そのK書店の最新データでは、購読者の男女比が逆転し、
女性が増えたもよう。なんとか率(忘れた)は4.9%。
10%こえないと増刷はかからないのだとか。
そして「旅行人」最新号発行。本の最初の告知が載る。
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ダーチャ本の営業活動

2005-04-16 | ダーチャ本関連
急にロゴスキーのN氏からお電話があり
「2時半ごろ店に行きますが、渋谷に出る用時はないの?」

つまり2時半に来い、ってことですね。で、渋谷に直行。
てっきりお店でお茶を飲みながらかと思いきや、
「ちょっと出ましょうか」とわざわざ別の店へ。
そういえば以前も同じ展開でしたなー。

ダーチャの本のお祝いに、とロシアの最新CDをいただく。
さらにPRしていただけそうな方々の連絡先を教えてくださる。
「Nからの紹介といえば断れませんよ」と力強いお言葉。
あとは恒例、ロシア旅物語の数々~。
また近いうちに会いましょう、とロシア式に固い握手を
交わし、マークシティで別れたのでありました。

帰路、ブックファーストを偵察。
地下1階の海外ものコーナーで、ダーチャ本を発見。
なんとロシア本と隣り合わせで両方とも平積みだっ!

ロシア本刊行当時、ここの書店での扱いは
あまり前向きではなかったように記憶しているが、
担当者が変わったのだろうか。よくわかっておられる。

ここで岡尾美代子さんの新刊本「ヒョードル」を購入。
「パン」で「ロシア」ときたら買わないわけにはいかんでしょ。
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某書店での売れ行き情報

2005-04-15 | ダーチャ本関連
さっきからタイトルに1文字入れてエンターキー押すたびに
勝手に記事が投稿されてしまうのはなぜ??

気をとりなおして、もとい。
昨日のOさんの話では、ダーチャ本は4月9日(土)に発売され、
この数日間で全国のK書店で10冊売れたんだそう。
何も宣伝していないのに、この数字はいいほうなんだとか。

で、どんな人が買ってるかというと、7割が男性!
それも20代から50代まで年齢さまざま。
うーん、ターゲットは女性だったんですけど、ま、いいか。
お客さまはみな神様です。

やーしかし、初めて見たけどスゴイなー。
いつどこの店舗で何冊売れたかが、端末で見られるだけでなく
買った人の性別、世代まで円グラフで瞬時に示されるのだ。
レジを打つとき、購入者の情報も打ち込むんだそう。恐るべし。

でも、男女別はひと目でわかるとしても
「このヒト、何歳?」っていう判断は主観ですよね。
帰り道、たまたまK書店で本を買ったので、店員さんの
視線や手元を観察してみたが、よくわからなかった。
どの世代に分類されたんだろう?……って見えたままか。
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知らぬは著者だけ?

2005-04-12 | ダーチャ本関連
おかしいなー、そろそろ本が出てもいいころなのに連絡がない。
そう思って編集のOさんにメールしたのだが……お得意の沈黙。
何の気なしに、「ロシアに学ぶ週末術」を検索してみる。

……ややっ!なぜいくつも出てるんだ!
ええっ!?アマゾンでも楽天でも、もう「売ってる」じゃん!
なんで書いた本人が知らないんだよー。

し、しかし……。
楽天はいいんだけど、アマゾンの表紙写真、
みごとに帯写真をはがされて写ってる。
これじゃ書店で見ても同じ本だと気づかないではないか。
しかもこれがずーっとネット上に残るのか!?

長い帯は洒落てるかもしれんが、「帯はとるもの」
という認識があることも覚えておかねばなるまい。
ああ、またひとつお勉強。
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いつ出るんだ単行本

2005-04-08 | ダーチャ本関連
見本が出てから1週間。
そろそろ取材協力者に配る分も刷り上っていいころだ。
そしたら挨拶まわりで忙しくなるハズである。

しかしもう何百回も通しで読み直したので
目が拒絶して読むことができない。
新たなマチガエを発見したらいやだし……。

いいかげん床に散らばったダーチャ資料の山を片付け、
中断していた「Oさんモスクワへ行く」の続きを書かねば!
ううむ、こっちのほうがリキが入りそうだ。
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単行本刷り上る?

2005-04-02 | ダーチャ本関連
今さっきOさんより電話あり。今夜6時ごろ刷り上るとのこと。
「いいカンジですよ~!」と興奮した声。
配本はまだだが、来週にはMはじめ協力者に送る分も用意できそう。

さあ、次は挨拶まわりと宣伝だっ!

とりあえずロゴスキーN氏は訪ねないとね。
帰りにまた映画でも見るか。

そして「ベランダ・ダーチャ」大作戦も昨日から本格始動~!
いよいよこれからが裏ダーチャ本番である。
ダーチャは見たり訪ねたり憧れたりするものにあらず。
「私のダーチャ」計画も順次募集しますよん。
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単行本のできるまで④

2005-04-01 | ダーチャ本関連
<その4・いつになったら本になるんだ編>

12月24日 もしもーし。その後どうなりました?と出版社にメール。
即、電話かかってくる。どうやら1ヵ月近く寝かされていたもよう。
編集部内の反応は「面白い」というものもあれば、
「ロシ通の面白いところだけなくなった」(そりゃそうだ)
「憧れ心をそそられない」(憧れ…って)などいろいろ。
後日、ご意見ご感想の書かれたメモ(日付は12月6日!)
とともにタイプアップされた原稿が送られてくる。

2005年に突入!

1月4日 正月早々原稿なおし。
ディテールを書き込むため写真データをモニターで見直す。
写真を拡大すると新たな発見が続々。取材からはや4ヵ月、
薄らいだ記憶とがた落ちのテンションを取り戻す。

*欄外に写真とキャプが入ることを想定し、ディテールは
本文に入れない「ロシ通」式で書いていた点をつつかれた。
フツーの単行本じゃそれは通用しないってことかー。

1月11日 手直しした原稿を宅急便(もち着払い)で送り出す。
さあいよいよ腕の見せどころ、写真選びと脚注書きだっ! 
と思ったら……。このあとまたしてもブキミな沈黙が。

1月22日 催促メール。

1月25日 ようやく応答。初校日確認します、
デザイナーは料理写真を撮影してくれたMさんです、
とのメール。そしてまた沈黙。

2月4日 突如ユーラシア協会さんからお電話。
夏のダーチャツアーを合同で企画しないかとのお話舞い込む。
「本はいつ出るんですか?」とも。私が聞きたい。

2月11日 社内でゲラを回し終わったので、
写真選びいつにしましょうか、と編集者Oさんからメール。
悠長である。ここからが大変なんだってば。

2月16日 午後2時半からデザイナーをまじえて写真セレクト。
が、なかなか決まらん。なにせこの時点で初めて台割登場~。
台割埋めつつ4色ページの入れ場所を決めるので手いっぱい。
しかも編集陣は用事が入ってるということで6時でお開き。

2月17日 昼12時から写真セレクト再開。
が、またしても「漏れ」を残したまま散会。
この冬最後のロシア語教室に間に合わず!

2月23日 ゲラ戻し。←とメモがあるけど記憶がない。

2月25日 ツアーの件でユーラシア協会Iさんと出版社で会合。
その後、残りの写真セレクト。Oさん自ら縮小写真を貼り付けた
手作りの(←これはダーチャ的)ゲラ前半をもらって帰る。

3月2日 朝いちの歯医者帰り、出版社にゲラ前半戻す。
帰宅後、脚注とキャプションのデータを完成させ送信。

3月9日 午後3時、出版社へ。再校戻し。
選んだ写真を見直し、トップの4色何点かさしかえる。
Oさんが撮った横位置写真をタテにしてもらったら存外よくなる。

*あとで気づいたら、Oさんの写真はすべて横位置!だった。

3月14日 料理ページの写真あがる。三校受け取る。
まだ文字が統一されてない。なんでだよ~?
それによく読むとまだポカがある。これは自分のミス。
流しの長文は頭から読んでると途中で必ずダレるのだ。

3月15日 あとがきと協力者リストを送信。
リスト作成にあたりロシア旅行社に連絡すると、
「モスクワの皆も私も首を長くして待っておりました!」
とFさん。私もです!

*この頃から突如巻きが入り始め、FAXと確認電話が相次ぐ。

3月16日 旅行人Oさんに挨拶メールをしたところ、
プレゼント本告知に掲載してくださるという。
月内締切りとのことで絶妙のタイミング!

3月19日 著者紹介文を送信。結局、著者名は個人名のみに
なったので、身内しかわからぬささやかな小ネタ仕込む。

3月24日 カバー案出る。当初から候補にのぼっていた
「レーナさんのアルバム」に文句なく決まる。

3月23日 朝10時より出版社で四校チェック。
やっと文字が統一されてる!

3月24日 旅行人にプレゼント告知の原稿送る。PR第一弾!

3月25日 午後6時すぎ、出版社で色校チェック。
デジカメ写真は黄色がかり、ポジ写真は沈んでいる。
見ようによっちゃ、いかにもロシアだが。
知らぬまに料理ページに入れ替えがあったのでページを確認。

*さあ、あとはもう刷り上がりを待つだけ!
予定日は「来週の金曜」すなわち今日4月1日である。
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単行本のできるまで③

2005-03-27 | ダーチャ本関連
<その3・ダーチャ執筆&追加取材編>

*ロシア取材を終えて、あとはひたすら原稿を書くだけ。
だが、ロシアは変わった→ダーチャも変わった→野菜づくりは
もうしない→だけど変わらないのは「心」である→でもやっぱ
ロシアは変わった!……の堂々めぐりで展開が決まらない。
いちおうの締切りは10月末、年内発刊をめざす。

この頃はむしろ裏ネタ「Oさんモスクワへ行く!」の執筆に邁進。

8月12日 ロシア旅行社へ取材報告とお礼参り。
このあと編集者Oさんと神保町のロシア料理店「ろしあ亭」で夕食。
店長さんに取材写真をお見せしたところ、大層興味をもたれ
ロシア専門誌の人に会ってみてはとの助言受ける。

9月 9日 Oさんをまじえて神奈川県日本ユーラシア協会再訪。
互いのダーチャツアーを報告しあう。後日「ツアー事後報告会」が
あるのでそれに参加しては?とお誘い受ける。

9月11日 田舎暮らしを実践する知人H氏を訪ねる。
が、取材依頼してから何ヵ月もたった今「日本編」の先行きが読めず
いつものとおり食べて飲んだだけで帰ってくる。

*あとから「あれで取材になったの?」と電話が。ヤバっ。

9月15日 大久保で「スカパン」を見たあと屋台村でMに相談。
構成や展開に迷いが生じていたためであるが、結局思うとおりに
やるしかあるめぇ、との結論に。

9月16日 ロシア専門誌の編集者に取材。
ダーチャについて丹念な取材をしておられたので周辺事情をうかがう。
残念ながら本文の部分的引用は不可とのこと。

取材後Oさんと御茶ノ水のロシア料理店「サラファン」で会食。
進行状況と予定枚数を伝える。予定の120ページを軽く越えそう。

9月19日 Mとユーラシア協会へ。ツアーの事後報告会に参加。
シャシリクやブテルブロートを食べ、参加者のコメントを拾い、
ダーチャの写真やビデオを見せていただく。
Oさん途中から合流するも、ロシア愛好家特有の昭和なノリが
肌に合わなかったのかしらん、早々に退散。

9月26日 MとOさんとでビッグサイトで開催中の旅行博へ。
ユーラシア協会の計らいで、ハバロのダリゲオ・ツアーズの
社長さんにダーチャツアーについてうかがう。

*この時の取材はまとめやすかった!しっかりテーブルについての
対面取材だったので、ロシア語を聞き取る余裕があったせい。
ひるがえって、モスクワでは歩き回りながら同時通訳状態の取材。
なので本人の語調がつかめず、すべて通訳さんの訳語どおりに。
これはいかん!と原稿見直し、引用した話し言葉の文体を
それぞれのキャラを思い出しながら改めることにする。

10月22日 Mにチェックしてもらったのち
第1章「ダーチャとは何か」のテキストデータを送信。

10月23日 同様に第2章「モスクワ取材編」を送信。
問題はこのあと。「日本編」をどうするかで迷いがあったが、
今まで取材してきて引き下がるわけにはいかないので、
グリーンツーリズム系の話も必要と判断する。

10月25日 渋谷ロゴスキーにて日本クラインガルテン研究会の
事務局長氏に取材。穏やかでとても話しやすい方であったが、
「なぜ(ドイツではなく)ロシアなのか?」という疑問と、
「すでにダーチャ(のようなもの)は日本にある」
との2点をのっけに強調。うーん、なんか違うんだな。
これにより改めてダーチャの特異性を痛感す。

取材後、ロゴスキーの黒パンを買って帰る。

11月11日 どうしても「ダーチャ料理」を入れたくて、
ユーラシア料理研究家のOさんに追加取材。
ハラいっぱいロシア料理をくらう。おいしかった!
いくらなんでもこれ以上取材してるわけにいかないので、
これを最後の取材にすると宣言。
なにしろ10月締切りとっくに過ぎてますから。

11月12日 かなりMにダメ出しを受けたのち第3章を送信。

*第3章の精神論は、企画の段階で骨子はかたまっていた。
なのに、いざ書くと書けそうで書けない!
なんか章によって文体違ってるんですけど。

11月20日 第4章を送信。Mと「ボツになるかもしれないから、
長いあとがきのつもりで」と話していた懸案の日本編である。
これで第1稿はすべて終了。

*第4章つまり結論は、かなり早い段階から書き始めていた。
っていうか、すべてはこの「結論」にたどりつくために書いていた
といったほうがいいかも。たとえボツになっても、
編集者より的確なMの検閲はパスできたので、個人的には満足。
この後1ヵ月のブキミな沈黙が……。(つづく)
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単行本のできるまで②

2005-03-18 | ダーチャ本関連
<その2・ダーチャ取材編>

5月28日 早朝。初の取材は練馬区の区民農園。
O.Kさんの畑を拝見。帰りに野菜の直売所で野菜を買いまくる。
いいなー、練馬!

夕方、ロシア女性S先生にダーチャについてヒアリングしたところ、
とんでもない罵詈雑言の嵐を浴びる。
なんでこんなにボロクソなのっ!? ロシア人面白すぎ。

*この「ダーチャ批判」裏ネタとしてしまっておくつもりだったが、
「妙に説得力がある」とのことで結局第1章の目玉となることに。

6月2日 ロシア仲間MとR集いて目次案の打ち合わせ。
「ダーチャ」の拡大解釈をめぐって議論沸騰。というか、
我々のなかでは「ダーチャ」は「形」ではなく「心」だ、
という点で最初から一致していたので話はどんどん脇道へ。

*この時ドミノピザと一緒に食べた練馬の野菜はうまかった!
特にルッコラ。ルッコラってなんでこんなにおいしいんだろう。
うちでもつくらねば。

6月8日 国立に手づくりの家をもつK夫妻に取材。
「ダーチャの心」に通じる意義深いお話。
ウンウンとうなづくことばかり。

*この時点で、もう本の結論は固まった。ダーチャは「心」なのだ!
この頃からグリーンツーリズム系のサイトを見あさる。

6月9日 モスクワ在住のSさんにメール。協力を仰ぐ。

6月14日 渋谷ロゴスキーにてN氏に取材。ダーチャは未見
とのことだが、周辺事情を得意の自慢話とともにうかがう。
後日、ダーチャについての記事も送ってくださった。ありがたい。

*このあとMと「下妻物語」を見に行ったっけ。面白かった~!
深キョンも可愛いが土屋アンナ、ハマりすぎ。

6月16日 出版社にてMとともに打ち合わせ。
ここにきて当方と出版社との意向が真っ向から衝突! 
「ロシア取材なしでできないか」「文章メインで考えてほしい」
「日本編はいらない」「帝政時代の話は3行でいい」などなど、
こちらの出した構成案はことごとく覆される。が、
Mと茶を飲みながら再考した結果、このままでいいのだ、
との思いを新たにしたのであった。

*いくらなんでも「ロシア取材なし」は説得力ないので、
自腹でも行くことを表明。がその後も手配先をめぐって二転三転。

6月28日 別件でお世話になっているロシア文化史の大家N先生に
メール。さっそくダーチャについてのお言葉いただく。
後日、ダーチャについて書かれた本の一部も送ってくださった。
えらい方なのに本当に謙虚で頭がさがる。

7月6日 出版社近くのロシア旅行社に取材手配を正式依頼。
担当のFさんはロシア本を読んでくれていたもよう。
日程を決め、希望する取材内容を後日メールすることに。

7月15日 再び旅行社へ。「カンペキ」とF氏が胸をはる日程を
渡される。それによると相当の強行スケジュール。
土曜1日だけで何軒ものダーチャをめぐるとな。
雨が降ったらどーすんですか~。

7月20日 前から気になっていた神奈川県日本ユーラシア協会へ、
Mと二人だけで訪ねる。8月にダーチャツアーを企画しており、
情報や写真を提供してくれるとのこと。
とても気のいいおじさまたちと、すっかり意気投合。
グルジアワインを買い求め、ウホウホと帰ってくる。

7月21日 第1章の原稿サンプルを送付。

*出版社からの反応は
「文中に出てくるロシアの家づくり本を見たい」
それだけだった。超不安。

7月22日 出版社にてモスクワから一時帰国中のSさんと会う。
ダーチャやモスクワの最新情報を教えていただき、彼女が主催する
「チュルリョニス」コンサートのチケットを受け取る。

7月23日 Sさんに紹介していただいたモスクワのロシア人記者
Aさんにメール。現地で会えないか打診するが
「英語はできないので通訳を用意せよ」
と流暢な英語メール。なんとかなるんでない?

7月27日 ロシア旅行社で最終打ち合わせ。
日程表、バウチャーなどを受け取り、説明を受ける。
出発2日前である。

7月29日~8月4日 編集者Oさんと、いざモスクワ取材へ。
結局2ヵ所7軒のダーチャを拝見。市内では書店をめぐり、
日本センターのA氏に取材。ホンモノのダーチャ暮らしと、
モスクワの変わりように圧倒される。
ロシア人記者Aさんとは結局会うことを断念。
(通信社の場所を尋ねると「○○駅から15分くらい」
と、あまりにアバウトでたどりつく自信がなかった)
最後の夜はSさんに教えてもらったレストラン「シノック」で
いい気になって注文しまくり、勘定書を見て絶句する。

*帰国すると入院中だった友人の訃報が届いていた。
その足で斎場へ。暑い暑い日。(つづく)
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単行本のできるまで①

2005-03-15 | ダーチャ本関連
単行本「ロシアに学ぶ週末術~ダーチャのある暮らし」(仮題)も
ようやく終盤戦にさしかかる。ほぼ1年がかり。
ホンはほんとに時間がかかる。
手帳やメールをさかのぼって気が遠くなった!

<その1・企画がとおるまで>

2003年12月 「SPOON」誌が「スイート・ロシア」特集。

がびーん!ロシア雑貨が女の子の目にとまる日がついに来たか。
サイトを見まくると、いつのまにやらロシアサイトがうじゃうじゃ。
でも結局のところ、一般的に面白いと思われてるものは
「ロシア本」でとりあげたものばかり。要するに得意ジャンルである。

需要があるなら今がチャ~ンス! 
女の子寄りロシア本の企画をたて始める。

2004年

3月17日 W出版のOさんにロシア企画をメールで打診。
ちょうど別件で用事があるとのこと、即会うことに。

3月18日 出版社に企画もちこむ。この段階では
「ロシア雑貨」企画しか考えていなかったが、
編集者Oさんの「ダーチャってなんですか?」
のひと言で急遽「ダーチャ」企画が浮上。

*この日は雨が降ってて、千鳥ヶ淵に桜の花が咲いていた。
まだ花冷えの季節だったのかー。

3月22日 「ダーチャ」についてはすでに某サイトで
連載コラムを書いていたことがあったので、元原稿と
当時の「野望メモ」を企画書がわりにメールする。

4月16日 雑貨とダーチャの企画提出。

4月23日 追加で「ロシア絵本」企画も出してみる。
雑貨は写真メインになるので難しいといわれたし
いくつか企画が並ぶとどれかが選ばれる余地ありかも。

5月8日 「ダーチャ企画とおりました!」との連絡あり。
意外にあっさり、拍子抜けする。

5月12日 出版社で打ち合わせ。ここで判明したことにゃ、
あとから送った正式な企画書が担当者の目に触れてなかった!
つまり、最初の「書きなぐり野望メモ」だけで
企画がとおってしまったということだ。ひぇ~!

出版社としては、「南仏プロヴァンスの12ヵ月」や
「スローライフ宣言」の流れとして位置づけたいとのこと。
早速、図書館で似た傾向の本を借りて斜め読みする。
この段階ではロシア編と日本編、半々で進めるつもりだったので、
さっそく取材先に打診し始める。

*これがあとあとまで迷いのタネになるとも知らずに……。
                             (つづく)

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