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サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ルジマトフ『信長』からロシア風レストラン浅草マノスへ

2023-11-03 | ロシア料理とその仲間たち
10月26日「日本舞踏の可能性vol.5~信長SAMURAI」を見に浅草公会堂へ。
バレエ界のレジェンド、ファルフ・ルジマトフ目当てだったのだが、日舞とバレエのコラボが想像以上に素晴らしく、踊りの奥深さを再認識する。






第一部は日舞の藤間蘭黄、元ボリショイの第一ソリスト岩田守弘、そしてルジマトフによるソロ。第二部は3者共演の「信長」という贅沢なプログラム。日舞をちゃんと見るのは初めてだったので、日本の様式美と蘭黄氏の豊かな表現力に感服。また、岩田氏はこれが表舞台に立つのは最後の公演とのことで、ダイナミックでキレのよい跳躍と回転をしかと目に焼き付ける。


カーテンコールのみ撮影可。鳴りやまない拍手に答えるルジマトフ。しなやかな筋肉の美しさと張りつめた繊細な動きは、初めて見た30年前と変わらず、とても還暦とは思えない。後ろに控える女性たちは演奏家の方々。「信長」の音楽がまた素晴らしく、前衛的でかっこよかった。


公演が終わったのは午後5時半。路地の向こうにスカイツリーと満月。


賑わいが戻り、外国人観光客でごった返す雷門周辺。

さて、浅草まで来たのなら、かねてから行きたかった「浅草マノス」へ。
念のため前日に予約を入れての初来店。


雷門の斜め向かいのブロック、裏通りに面して佇む可愛らしいお店。
昭和44年(1969年)創業、浅草で一番古いロシア料理店。


店頭のメニューボード。ボルシチ、ビーフストロガノフ、キノコの壺焼きなど定番ロシア料理のほか、かにコロッケや帆立グラタンなどもあり。本格的ロシア料理の店というより、伝統と大衆文化の街、浅草で独自の発展を遂げたロシアテイストの洋食屋さんといった感。


レトロで居心地のいい空間。気取りがないのが下町浅草のよさ。




お店のロゴも昭和感たっぷり。


何はともあれボルシチを注文。スプーンがやけに大きく見えるのは、ボルシチがミニサイズだから。1人分を2人で取り分けたいと申し出たところ、わざわざハーフポーションを2人分つくってくださった。食べ盛りをとうに過ぎた世代には、ありがたい心遣い。やさしい味にハーブの香りがアクセント。


ぺリメニ(シベリア風水餃子)は小ぶりながら10個も!
皮がもっちりしていて食べごたえあり。
パンはふわふわでやわらかく、クミン入り。


こちらはポテトを衣にしたエビフライ、その名もケセラン。ロシア料理ではなく、このお店のオリジナルなのだが、気になって頼んでみたところ、これがおいしい! シュレッドしたポテトの食感がよく、プリプリのエビ1尾丸ごと頭から尻尾までサクサク食べられる。


ラストはこのお店の看板メニュー、キャベツロール。ロシアのロールキャベツ「ガルブツィ」をベースにしつつ、トロトロに煮込んであるのが特徴。ナイフを入れるとあら不思議、まるで抵抗なくスーッと切れるのに崩れない。肉汁とソースの相性もよく、日本人の口に合う懐かしい味。

ちなみに浅草にはロシア料理店が4軒あるのだが、どこも「キャベツロール」を看板メニューにしているもよう。なぜ浅草ではロールキャベツではなくキャベツロールなのか?という言われは、観光経済新聞の記事【竹内美樹の口福のおすそわけ 350】に詳しいので、興味のある方はぜひご一読を。
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銀座ロゴスキーでロシア料理のランチコース

2023-10-27 | ロシア料理とその仲間たち
ロシア語の師匠サブリナ先生のお誘いで、週末の銀座へ。北川翔さんのバラライカリサイタルでお会いする予定が、ちょっとしたアクシデントがあってお会いできなかったので、リベンジのお食事会と相成りました。


久々の銀座はコロナ禍の3年間の反動か、外国人観光客で大混雑。


先生のご提案でやってきたのは、銀座ロゴスキー。1951年創業、言わずと知れた日本初のロシア料理店。渋谷時代は何度もお邪魔しましたが、銀座に移転してからは縁遠くなってしまい、これが初めての訪問。ランチのピークをはずして午後1時半頃お邪魔したにもかかわらず、10人くらい並んでいて大盛況でしたが、席数が多いのでさほど待たずに入店できました。


注文したのはランチコース・カチューシャ。まずは前菜盛り合わせから。セリョトカ(ニシンの酢漬け)、ヴィネグレット(ビーツとポテトのサラダ)、キノコのマリネ、にんじんサラダなど6点盛りでお得感あり。


手作りの揚げピロシキは肉入り、野菜入り、卵と肉入りの3種から選べます。ロシア人スタッフの方のアドバイスで、メインとの兼ね合いで野菜以外のものがお薦めとのことだったので、卵と肉入りをチョイス。


ウクライナボルシチは、あっさりとしたやさしい味ながらもコクあり。我が家ではボルシチといえば家で作るものなので、お店で食べるのは何年ぶりでしょう。さすがに家でこの深い味わいは出せません。


メイン料理は5種類から選べます。一番人気だというエビとキングサーモンのパイ包み焼きをチョイス。パイの中には、シーフードと野菜がたっぷり入っていて、クリーミーで食べごたえあり。ピロシキとボルシチですでにお腹いっぱいだったにもかかわらず、サクサクしたパイの食感につられて完食。


デザートのリンゴタルトとロシア紅茶。ロゴスキーさんのチャイはジャム入りで供されるので甘やか。タルト脇のピンクのゼリーはサブリナ先生からのおすそ分けなので、タルトについているわけではありません!念のため。


こちらが先生オーダーのデザート、桃のキセーリ(ゼリー)、アイスつき。
全6品のカチューシャコース税込3520円。本日は先生のおごりでした。

渋谷時代より価格はお高めですが、質量ともに大満足のランチコース。うっかり黒パンも追加で頼んでしまったので、ピロシキ半分食べきれず、お持ち帰りをお願いしたところ、丁重に包んでいただけました。それも、テイクアウトのピロシキ用の可愛い紙包みに入れて、「卵と肉入り」だとわかるよう印をつけてくださるという細やかな心配り。

気になったのはウォッカ事情。経済制裁によってロシア製品の輸入が禁止されているので、その影響をスタッフの方にお尋ねしたところ、ロシアビールはもうないけれど、ウォッカに関しては十分なストックを確保しておられるとのこと。次回はぜひディナーでお邪魔し、ウォッカで乾杯したいもの。

ところで、以前からテイクアウトやオンライン販売に注力しているロゴスキーさんですが、チラシを見ると冷凍シュクメルリもあるもよう。それを先生にお話ししたところ、「何それ!?」と怪訝な顔。日本では人気のシュクメルリなれど、ロシアではあまり知られていないのか??…意外でした。


銀座4丁目交差点から徒歩1分、イグジットメルサ7階
渋谷プラザ店の面影を残しつつも、銀座らしい高級感のある店内。

銀座ロゴスキー公式サイトはこちら
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スンガリーでロシア&ジョージア料理

2023-10-25 | ロシア料理とその仲間たち
海外在住の友人が来日し、スンガリー新宿三丁目店で会食。半年前にほぼ同じメンバーで来店したときは、3次会の席だったのであまり多く頼めなかったこともあり、今回は腹をすかせて食べる気満々で、午後5時半スタート!


歌手・加藤登紀子さんのご両親が1957年に創業したロシア料理の老舗スンガリー。新宿三丁目店は、靖国通りに面した「クスリの龍生堂」の入っているビル地下1階にあり、歌舞伎町にある本店とはまた違った趣あり。


照明を落とした店内、壁には1980年モスクワオリンピックのマスコット、ミーシャのポスター、その下にはホフロマ塗りの器とサモワール。

ロシア料理店といっても、ロシアのみならず旧ソ連諸国の料理が食べられるのが、ソ連時代から続く老舗の魅力。特にスンガリー新宿三丁目店は、本店よりジョージア(グルジア)料理が充実しているとのことなので、ジョージア料理を中心に迷いなく頼みまくりました。


乾杯は、もちろんジョージアワイン。まずは白のツィナンダリから。


ジョージアでおなじみの前菜のひとつ、ルレット・イズ・バクラジャン(フェタチーズとクルミを巻いたナスの冷製グルジア風)。「ルレット」は「ロール」の意味。ジョージア風クルミペーストはあっさり味。


サラート・キンザ(パクチーサラダ)。こちらもジョージアの定番サラダ。
ちなみにロシア語では生のパクチーは「キンザ」、料理のスパイスとして使われる種(たね)は「コリアンドル」と呼び分けます。


マリノーブナヤ・グリヴィ(キノコのマリネ)。こちらはキノコ大国ロシアのザクースカ(前菜)としておなじみ。


ぺリメニ(シベリア風水餃子)もロシアを代表する家庭料理。ちゅるっとした皮の食感とサワークリームのやさしい味がやみつきになります。


毎度テンションが上がるジョージアのハチャプリ!
スルグニチーズのもちもち感とあつあつ感がたまりませぬ。


ウズベックプロフ(仔羊と野菜のウズベキスタン風ピラフ)。
これがまた絶品。前回頼んでおいしかったので迷わずリピート。


このあたりからジョージアの赤ワイン、ムクザニにシフト。
そろそろメインの肉料理に突入します。


初オーダーのシュクメルリ(鶏肉のニンニククリーム煮込み)。今や日本で一番有名なジョージア料理。そのおかげであちこちのロシア料理店で食べられるようになったのは嬉しい限り。今回は5人で少量ずつ取り分け、ニンニクソースをあまり堪能できなかったので、次回はガッツリ食べてみたい!


シャシリク(肉の串焼き)もジョージアをはじめとするコーカサス地方の定番料理。このお店では香味野菜とハーブに漬け込んだ仔羊のロース肉を使っているもよう。ダーチャで食べるようなワイルド系ではなく、上品なお味。


宴もたけなわ。酒飲み組はまだ飲み足りなくて白ワインをデキャンタで追加し、シメのつまみにセリョトカ(生ニシンのオイル漬け)を注文。


ノンアルコール組はデザートタイムに突入。こちらは洋ナシのタルト。


こちらはオレンジのスフレグラッセ。


ロシアンティーにはホフロマ塗りの器に入った3種の自家製ジャムつき。

いやいや、よく食べよく飲みましたー。予約は時間制で午後8時までと決まっていたので、ここでお開きとなりましたが、そうでなければまだまだ飲み食いし続けていたかも。それほど美味しく楽しい夜でした。


あとから知ったことには、新宿三丁目店の前身は新宿西口スバルビル店。スバルビル解体に伴い、2017年にこちらに移転したのだそう。スバルビル店でニコライ学院のロシア語仲間とランチして、お店のマッチをいただいて帰ったのはいつのことだったか。マッチ文化のあった懐かしき時代!

スンガリー公式サイトはこちら
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三鷹のウクライナカフェ「クラヤヌィ」再訪

2023-10-18 | ロシア料理とその仲間たち
過日、友人たちと武蔵野ふるさと歴史館に「戦争と武蔵野Ⅸ」展を見に行ったついでに、武蔵境駅から鷹30番のバスに乗って、またまた三鷹のウクライナカフェ「クラヤヌィ」へ。保健所前がすっかり馴染みのバス停に。


ランチタイムをはずして午後3時半すぎに訪問。先客は1組だけ。


メニュー写真のセンスがよく、見るからにおいしそう。


今回はティータイムでお邪魔したのでスイーツ狙い…。のはずだったのですが、メニューを見るとやっぱり頼みたくなる「ほうれん草のムリンツィ」。開店から半年たったからか、オープニング価格800円改め通常価格1000円(税抜き)になってましたが、それでも十分リーズナブル。


ムリンツィとは、ウクライナのクレープのこと。
ブリヌイと同じく、具によって食事系だけでなくスイーツにも変身。
「カッテージチーズのムリンツィ」を初オーダーしてみました。


取り分けてサワークリーム&ブルーベリージャムをかけていただきます。
想像以上に濃厚な甘さ。一切れで幸せ♡♡


メニューの説明によれば、ハチミツとレーズンも入っているもよう。
右ページの「果物のムリンツィ」もいずれ試したい!


ドリンクはグリーンスムージー、キュウリのジンジャエール、紅茶を各自注文。グリーンスムージーは、リンゴ、バナナ、ほうれん草、キウイ、レモン、ハチミツ、豆乳入り。飲みやすくて甘やか。

17時閉店なので、それまでに出ようと思っていたところ、閉店15分前くらいに2人連れの女性客が入店。お店のスタッフはとがめることもなくオーダーを受け、閉店時刻過ぎても営業を続けておられましたが、さすがに長居はためらわれたので、適当なところでおしゃべりを切り上げて清算。3人でシェアして、テイクアウトも込みで1人2000円弱。本日も大満足でした。


テイクアウトしたのは、ブルーベリージャム入りの焼き菓子「ぺリグ」。
後日自宅で切り分けていただきました。甘さ控えめで食べごたえあり。

寒くなってきたら、まだ試していない赤いボルシチやチキンキーウを食べにうかがいたいもの。微力ながら避難民の方々の支援になることを願って…。
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カフェロシアでランチ&ジョージアのオレンジワイン

2023-10-04 | ロシア料理とその仲間たち
先週、上京した友人と吉祥寺で会うことになり、半年ぶりにカフェロシアへ。
日曜のランチタイムは混みそうだったので、予約しておいて正解でした。
次々に女性客が来店し、あっというまに満席に。


吉祥寺北口のバス通りをはさんでパルコの向かい、ファミリーマート脇の階段をトントンと降りると、ザクロカラーが迎えてくれます。


軽めランチということで、食事は控えめに。
ワインはジョージア(グルジア)のオレンジをグラスで注文。

近年人気のオレンジワインですが、ワイン8000年の歴史をもつジョージアでは、もともと白ワインも赤と同じように皮や種も使って長期間漬け込む製法が主流で、ブドウ品種によっては得も言われぬ琥珀色に。そのため「アンバーワイン」とも呼ばれますが、どういうわけか西洋では「オレンジワイン」という名称が定着。

そもそも西洋がジョージアワインを「発見」したのはソ連崩壊後のことで、昨今の自然派ワインブームにのって、一躍有名に。日本でも手に入りやすくなって嬉しい反面、どんどん価格が上がっていくのが辛いところ。


前菜盛り合わせは、上から時計回りに、ジョージアのラタトゥイユ、毛皮のコートを着たニシン、白身魚のトマトソース煮、キャベツのマリネ、ローストポーク。前回訪問時と同じ取り合わせですが、希望すればメニューにある別の前菜を組み合わせることもできるもよう。


そして毎度頼まずにはいられないジョージアのハチャプリ!

たまには別メニューを頼みたいところですが、ジョージア料理初めての友人にぜひともご賞味いただきたく……と言いつつ自分が食べたいだけだったりして(笑)。とまれ、自分で作ろうと思っても、このもっちり感と濃厚なチーズの味わいは再現できないので、つい頼んでしまいます。


ロシアのリンゴケーキ、シャルロットカは食後のサービス。
ほどよい量で、しっとりした軽い食感。ワインにも合います。
これが出てきたら、そろそろ退席の合図。


友人が乗る空港リムジンの出発時刻まで、井の頭公園で時間つぶし。
園内に入るのは、何十年ぶり!?
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畑のスベリヒユの食べ方

2023-09-20 | 食とレシピ
ただいま秋作に移行中につき、最後に残った夏野菜はナスのみ。
これが例年大豊作で、今年はすでに200本以上収穫し、日々ナス料理。
ナスしかないのかい!というほど毎食食べてます。
そこに変化をつけてくれるのが、畑に自生するスベリヒユ!


食べられる野草のなかでも断トツの優等生スベリヒユ。
ビタミン類、オメガ3脂肪酸など栄養価の高さでも群を抜く。

食べられる野草に興味をもったのは、20年以上前(今調べたらなんと2001年!)、当時国立市で活動していらしたRIKI TRIBALさんのプランターズコテージで開かれた「古代食を楽しむ1日」がきっかけ。すぐに野草の本を買って近所を探索し、何種か試したなかで一番気に入ったのがスベリヒユ。


草むしりを怠ると、あっというまに畑に群生するのをいいことに
例年あえて抜かずにスベリヒユ園を確保。


園芸種ポーチュラカでおなじみの葉の形が可愛らしいので、生のままサラダに散らしてもよし。ただしこれだと一度に少量しか消費できないのが難点。


そこでたくさん摘んだら、きれいに洗って、まずはゆでる。
熱湯に30秒~1分くらいくぐらせる程度でOK。


すぐに水にとって、粗熱をとります。


キュッとしぼるとあら不思議。ぬめりが出てきます。
このネバネバ感が、スベリヒユ最大の特徴。
ほかの野草のような葉っぱ感がなく、この時点でもう副菜。


うちでは1~2㎝に切ってタッパーに入れて常備。
このまま冷ややっこなどにトッピングするだけでもOK。


焼きナスにもスベリヒユのトッピング♪


冷やし中華にもトッピング♪ これが一番のお気に入り。
畑でとれた野菜とともに、この夏何度食べたことか。


単品で食べるなら、辛子醤油、酢醤油、わさび醤油などで。
うちでは辛子強めの辛子醤油あえが一番人気。


辛子醤油あえスベリヒユを納豆にまぜてもよし、
ちくわやカニカマとあえてもよし。


ゆでただけのスベリヒユを、山形のだしにもまぜてみました。
写真ではわかりにくいですが、ガゴメ昆布×スベリヒユでネバネバ感倍増。

スベリヒユは山形では「ひょう」と呼ばれ、干して保存し、お正月に煮物にしていただくのだそう。ヨーロッパでも食材として使われるようですが、レシピ豊富なのはトルコや中央アジア。トルコでは「セミズオトゥ」と呼ばれ、ニンニク入りヨーグルトであえたり、酢漬けにしたりするそうです。


アゼルバイジャンのレシピ動画を参考に、スベリヒユのオムレツ風に挑戦。ゆでたスベリヒユと玉ねぎをいため、塩、スパイスを加え、卵を回し入れて形を整えるだけ。これがけっこういけます! ただし卵をケチって薄っぺらになってしまったので、最低3個は入れたほうがよさそう。ちなみにレシピ動画では、鶏小屋からとってきたばかりの卵を5、6個入れてました!


採っても採っても生えてくるスベリヒユ。人参畑もこのとおり。
でも、盛夏の植物なので、楽しめるのは今月いっぱいでしょうか。
スベリヒユが終わると、いよいよ秋作本番です。
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三鷹のウクライナカフェでランチ&ワイン

2023-08-31 | ロシア料理とその仲間たち
またまた三鷹のウクライナカフェ「クラヤヌィ」へ。
今回は初ランチ。といってもランチセットがあるわけではないので、
まだ試したことのないメニューを中心に選んで、友人とシェア。


テイクアウトした時に頼まなかったロールキャベツ「ゴルブツィ」700円。
普通のロールキャベツに比べ、ふんわりやわらかくて優しい味。
お皿が白くてわかりづらいですが、右側にサワークリームあり。


こちらは2度目。ほうれん草の「ムリンツィ」800円。
キノコたっぷりでおいしくて見た目もきれいで大好き!
自分ではつくれないので、来るたびに頼んでしまいそう。


キノコをのせたポテトパンケーキ「デルヌィ」700円。
焼きたてでホクホクおいしい!

さてこちらのお店、ビールを置いているのは知っていたのですが、
てっきりほかにアルコールはないと思っていたら、ありました!
ドリンクメニューには、ハイボール、ジントニック、白ワイン、スパークリングワイン、ビールとあり。猛暑日だったので、とりあえずビール!


次に白ワインを頼んだら、大きなグラスになみなみと注がれてきました~。
ウクライナではなくイタリアワインですが、これで650円は超お得。


デザートまでいく気満々だったので、最後に「ぺリグ」500円を注文。
ジャムをはさんだ素朴な焼き菓子.。2人で分けてちょうどいいボリューム。


訪問時のメニューには、赤いボルシチにバツがついてましたが、
9月4日から赤いボルシチが復活し、緑のボルシチは終了だそう。
残念、緑のボルシチもう一度食べたかった!
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三鷹のウクライナカフェ「クラヤヌィ」でテイクアウト

2023-08-10 | ロシア料理とその仲間たち
今年2月にオープンした三鷹のウクライナカフェ「クラヤヌィ」初訪問。
バス停保健所前から徒歩2分、青と黄色のウクライナカラーが目印です。

ウクライナカフェ・クラヤヌィ公式 X(旧ツイッター)
東京都武蔵野市西久保3-2-5
営業時間10時~17時、日曜定休


NPO法人日本ウクライナ友好協会KRAIANY(クラヤヌィ)の運営。
店名でもある「クラヤヌィ」はウクライナ語で「同胞」の意味だそう。


フードメニューは全品テイクアウトOK、と事前情報を得ていたので
この日は最初からテイクアウト目的でやってきました。


ウクライナの布や置物が飾られた可愛らしい店内。
こちらではテイクアウト用につくりおきしているわけではないので、
注文すると3人のウクライナ女性が、いっせいにお料理スタート。


ウクライナの絵本や料理本などが並ぶコーナー。
お水も自由にいただけるので、待ち時間もゆっくり過ごせます。


サジーティー500円とあるのがおおいに気になる!!
サジーは栄養価の高いベリーで、別名シーベリー、オブレピーハとも。
このほかにもグリーンスムージーやビーツスムージーなどなど
色がきれいなヘルシードリンクがいろいろあるようなので
次回はぜひ試してみたいもの。


壁にはウクライナの最新地図。


その一部を拡大したのがこちら。侵攻から1年たった2023年2月末時点で、人口の5分の1にあたる800万人以上が国外に逃れたとあります。ちなみにこれまでに日本に避難してきた方は約2500人だそう。カフェのスタッフさん始め、全員が早く祖国に戻れる日が来ることを願わずにはいられません。

たくさん注文してしまったので30分ほど待ちましたが、まだ17時前。
友人宅に場所を移して、いざウクライナ料理とワインのゆうべ開催!


右上から時計回りに、緑のボルシチ、グレチャヌィキ(そばの実と肉と野菜のハンバーグ)のトマトソース添え、その付け合わせのビーツサラダ、ほうれん草のムリンツィ(2人前)、ボルシチとセットの黒パンとサーロ(豚の脂身)、ワレヌィキ(2人前)。今回は甘ものを外し、食事系をひととおりオーダー。頼まなかったのは、普通のボルシチとロールキャベツくらい。


ひときわ目をひくほうれん草のムリンツィ。これがおいしい! 
ロシアでいうブリヌィですが、ほうれん草を生地に練りこみ、キノコ、玉ねぎ、クリームチーズの具を包むという手の凝んだお料理。サワークリームを添えていただくのですが、そのサワークリームもおそらく手作りでは?


こちら夏限定の緑のボルシチ。こちらもサワークリームを添えて。
緑のボルシチはウクライナ女性のダーチャでいただいたことがあり、本場では野草を使って緑色と酸味を引き出すのですが、こちらのお店では、ほうれん草とレモンで代用。これが優しい味で、冷めてもおいしい!

とにかくどれもこれも、見た目にも味にも素材にもこだわりが感じられ、家庭料理の域を超えてしっかりカフェメニューとして成立しています。ワレヌィキ(サワークリームでいただく水餃子)の具は今回はポテトとチキンでしたが、今後いろいろな具が登場するもよう。ほかにも新メニュー続々の予感で目が離せません!


料理のお供にいただいた山形の金渓ワイン。これがキリリとした個性派!
このあとさらにジョージア(グルジア)のムツヴァネを飲みましたが、あれこれ飲んだくれて写真撮り忘れ。

カフェは17時まででワインなどは出していないので、(注:8月30日訪問時にはワインあり。別レポートいたします!)辛党にはテイクアウトがおすすめ。今回は3人でシェアして1人2000円強。ウクライナ支援はもちろんですが、純粋にお料理レベルが高いので、ぜひまたお邪魔します!

(以下8月13日付記)

初訪問の4日後、近くに用事があって、またまたお邪魔!
お盆休みのせいか大盛況で忙しそうだったので、
ネットで見て気になっていたドリンクだけオーダー。


ビーツとストロベリーの「びっくりスムージー」700円。
この色合いのきれいなこと! 見た目より味はさわやか。
最初にベリーの甘味がきて、あとから野菜っぽさが追いかけてきます。


こちらはキュウリとレモンのバジル添え。600円。
ベースはジンジャエール、香りよく夏にぴったりの涼感。
そして、こちらも計算された見た目のよさ!

こうなったら全メニュー制覇したくなってきます。
そうそう、テイクアウトはDMで予約可だそうです。
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猛暑で夏野菜大ピンチ@2023

2023-08-08 | 体験農園日記
7月頭頃までは順調だった野菜の収穫。ナスもキュウリもズッキーニも、ちょっと目を離すとあっというまに巨大化してしまうので、畑に日参。


日々とれたて野菜を満喫し、もらい手探しに奔走していたくらい。


枝豆も味がのったところで一気に収穫、一気に塩ゆでして冷凍保存。


オプションのジャガイモも、少々大味ながらも大豊作でした。

ところが!!…7月10日から始まった猛暑で状況一変。
キュウリはあっというまに弱ってしまい、収穫本数たったの40本で終了。
次々実をつけていたナスも生育速度がガックリ落ちて、ツヤなく形いびつ。


トマトにいたっては廃棄続出!


暑さのあまりブヨブヨに。しかも黄色いアイコばかりが被害に。


何日も雨が降らず、カラッカラの畑。まばらに生えているのはスベリヒユ。


ほかの区画の方々は雑草として処分しておられますが、スベリヒユは食べられる野草のなかでも優等生。ゆでるとジュンサイのように粘り気が出て、我が家では冷ややっこや冷やし中華のトッピングとして大活躍。トルコでは生のままニンニク入りヨーグルトソースであえて食べるそう。


早くも秋作の準備開始の時期なのですが、作業は雨待ち。幸い長ネギの畝には、以前雨が降った直後にマルチをかけて水分温存していたので、7月17日に苗を定植。奥のニンジンは、雷雨の翌日、8月2日にようやく種まき。


とにかく今年はツルものの生育が悪く、例年見事なカーテンをつくってくれる庭のゴーヤもこのありさま。いつもなら、ツルがわっしわっしと手をのばすようにして元気よくのぼっていくのに、ヘロヘロです。


そんななかで、妙に元気なのはカボチャ。なんと、庭に埋めた生ごみから生えてきて、植木をよじのぼって実までつけました。しょせんF1(一代限り)なので、食べられる大きさに育つことは期待できませんが!
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春作の収穫はじまる

2023-06-13 | 体験農園日記
4月からぼちぼち始まった野菜の収穫、ただいま佳境なり。
ただし今年は雨が多いので、例年より少々遅れてます。


例年、春作の収穫第1弾はラディッシュ、小松菜、ほうれん草。
なのに今年はラディッシュとほうれん草の一部が全然育たず。
園主さんに見ていただいたところ、根切り虫にやられたもよう。
難を逃れた苗は立派に育ち、毎日食卓に上がっています。


ブロッコリー結実。このくらいのうちに収穫しておくべきだった!
このあと雨続きで収穫できず、ぼやぼやしてたら巨大化。
花が咲きそうなので、あわててゆでたり焼いたり冷凍したり…。


ズッキーニもちょっと見ていないうちに巨大化。
農園のほかの区画の方は、巨大モノは捨てているようですが
うちは一度も捨てたことなし。何が何でも食べ切るのだ。


大根、カブ、キャベツ、ナスもガンガン育ってます。
カブは漬物、キャベツは酢漬けにしてビン詰めに。
これからは収穫と追いかけっこ。保存食つくりまくりますぞ。


今年初めて区画の空きスペースでつくってみたビーツ。
ボルシチにするのが楽しみ!


ビーツの種は、家人が飯能の種屋さんで買い求めたもの。
知る人ぞ知る「野口のタネ」。家庭菜園には固定種を!
●野口のタネ https://noguchiseed.com/
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果菜類の植えつけと支柱立て

2023-05-03 | 体験農園日記
夏野菜の主役、果菜類の準備、いよいよ始まる。
根菜類や葉物と違い、支柱を立てる必要があるので、
一番「やった気」になる要の作業だ。


まずは肥料を入れて、地道にマルチ張り。ぴったり張らないと風でめくれたり膨らんだりして苗を傷めるので、土台をきっちり作るのがポイント。


手前からナス、キュウリ、トマトの順に植える計画。


最初にナスを植えつけ。支柱を立ててヒモで軽くしばる。


次にキュウリ2種。こちらは先に支柱を立て、ネットを張ってから定植。


トマトは大玉、中玉、ミニトマト2種を定植。支柱を立て、ヒモで誘因。


それぞれの畝にたっぷり水をやったら、あとは当分水いらず!
苗がもう少し成長したら、さらに支柱を増やして補強予定。

ところで、ナスの隣になぜ穴が2つ空いているかというと…。
作付け計画書ではピーマンと甘長唐辛子を植えることになっているのだが、どちらもアレルギーで食べられないので、園主さんの了解を得て別種に変更予定。昨年は矮性トマトを植えたところ、背が低すぎてまんまとカラスにやられてしまったので、今年はどうしようかと思案中。
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スンガリー新宿三丁目店

2023-04-21 | ロシア料理とその仲間たち
昨日は午後4時からビヤホール、ワイン酒場、まだ足りずに三次会。
なりゆきでロシア料理店スンガリー新宿三丁目店になだれこむ。


9ヵ月ぶりの訪問。新宿サブナードの地下迷路で迷ってしまい、すぐたどり着けず。ファミマの真下、と覚えておくとよさそう。


ほどよい薄暗さ、絵になるテーブル席。これぞスンガリー。


サラート・キンザ(グルジア風パクチーサラダ)で口直し。
注*グルジア=ジョージア


ぺリメニ(シベリア風水餃子)が食べたくてやってきたので、迷わず頼む。
つるりとした食感とスメタナ(サワークリーム)の酸味が病みつきに。
家でつくっても、なかなか同じ味は出せない。


大好きなハチャプリ(グルジアのチーズパン)。なんておいしんでしょ!
ここのは表面はパリッとパイ風、中は濃厚なチーズがトロ~リ。


ウズベク・プロフ(ウズベキスタン風、仔羊肉と野菜のピラフ)。
1軒目でたらふく食べてきたのに、なぜなんだ、ペロリと完食。
香辛料が主張しすぎず食べやすくて美味なり~。


ワインはもちろんグルジアの赤ムクザニ。
カへティ州トビルヴィーノ社ディデブリのムクザニ、サべラヴィ100%、
このブランドは初めて。重すぎないフルボディ、飲み口すっきり。

大満足の三次会。スンガリーにして大正解。
昨年訪ねたときは、コロナ禍とそれに追い打ちをかける侵攻の影響で閑散としていたが、今は連日盛況のもよう。次回は予約して、シュクメルリとシャシリクでグルジア祭りだー!
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ロシアのイースターエッグ

2023-04-15 | ロシアコラム


キリスト教の復活祭(イースター)の日は、毎年移動し、「春分の日以降の最初の満月の直後の日曜日」と決まっているのですが、カトリックやプロテスタントはグレゴリオ暦なので今年は4月9日。もう過ぎてしまってますね。でも、ロシア正教など東方正教会はユリウス暦(旧暦)なので、明日4月16日が復活祭。ロシア語でいうところのパスハです。

今年もパスハの卵をつくりました。
といっても、ゆで卵に専用シールを貼っただけ。



このようにいろいろな柄のシールがあり、ゆで卵に巻きつけて熱湯にくぐらせると、一瞬でピタッと貼りつく仕組み。

キリスト教圏では、イースターには卵やウサギの形のチョコレートが出回り、それはそれは可愛らしい。宗教的意味合いはさておいて、クリスマスやハロウィーンをイベント化・商品化してしまう日本人が、なぜイースターチョコに触手をそそられないのか不思議。
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種まきと苗の定植はじまる@2023

2023-04-11 | 体験農園日記
今年もまた畑の季節。こちらの農園をお借りしてから4度目の春です。


きれいに耕されてリセットした畑。園主さん、ご苦労さまです!


3月上旬、いよいよ畑開き。1区画3×10mのマイ畑を軽く耕し、隣の区画との間に歩き道をつくり、掘った土を畑に上げていく。(後日注:投稿時に区画面積の桁を間違えていたので訂正しました。あーびっくりした!)


作付け計画書を見ながら寸法を測り、畝の幅に割りばしを立てていく。この作業を我が家では「ぼっこ立て」と呼ぶ。「ぼっこ」とは北海道弁で「棒」のこと。彼の地で畑をやっていたときに、よく耳にした言葉。アイスバーのことも「ぼっこのアイス」と言ったりなどして微笑ましい。


3月末日、ぼっこを目印にして畝の形を整え、肥料をすきこみ、再度成形。今年は畑開き前後に雨が多かったので、土が乾くのを待つうちに、どんどんほかの区画利用者に追い抜かれてしまった~。みなさんいつの間に⁉


雨続きで作業が例年より遅れたため、今年は種より苗を先行したほうがよいとのお達し。苗を植えつける畝に、一番最初にビニールマルチを張る。


4月1日、キャベツとブロッコリーの苗を定植。この苗は1か月前にみんなで種まきし、ハウス内で育成させたもの。苗の管理は園主さんがやってくださるのだが、温度調節と水やりが大変そう。


防虫対策としてサンサンネットをかぶせたら完了。続いて、その奥の大根とカブの畝、ほうれん草と小松菜の畝をやっつける。

これでようやく3分の1。ほかの利用者の方は、土日に集中して作業していらっしゃるようだが、当方はとにかく天気の許す限り毎朝訪ね、ちょっとずつちょっとずつ作業を進める作戦。なにしろ腰にきますから!
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今年も開催、ロシア文化フェスティバル2023

2023-03-15 | ロシア系イベント
まさかの「ロシア文化フェスティバル2023」公式カタログが届く。



長引くコロナの影響で、フェス関連行事がたびたび延期・中止となり、
そこへもってきてロシアによるウクライナ侵攻が始まり、
ロシアの文化芸術にまで風当たりが強まる昨今。
てっきり今年はもうないと思っていたロシア文化フェス、
開催が決まったことに正直驚いてます。



上は2023年のプログラム一覧。
例年より小規模なイベントが多いものの、全35本のラインナップ。
このなかでぜひ見てみたいのは、ルジマトフの舞踏劇『信長SAMURAI』、
ソクーロフの映画『独裁者たちのとき』、ゴーゴリ作の映画『ヴィイー』
あたりでしょうか。

  

こんな時期だからこそ、文化交流の灯をともし続けたいもの。
今年こそ滞りなく開催され、関係者の皆様のご苦労が報われますよう。
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