サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

果菜類の植えつけと支柱立て

2023-05-03 | 体験農園日記
夏野菜の主役、果菜類の準備、いよいよ始まる。
根菜類や葉物と違い、支柱を立てる必要があるので、
一番「やった気」になる要の作業だ。


まずは肥料を入れて、地道にマルチ張り。ぴったり張らないと風でめくれたり膨らんだりして苗を傷めるので、土台をきっちり作るのがポイント。


手前からナス、キュウリ、トマトの順に植える計画。


最初にナスを植えつけ。支柱を立ててヒモで軽くしばる。


次にキュウリ2種。こちらは先に支柱を立て、ネットを張ってから定植。


トマトは大玉、中玉、ミニトマト2種を定植。支柱を立て、ヒモで誘因。


それぞれの畝にたっぷり水をやったら、あとは当分水いらず!
苗がもう少し成長したら、さらに支柱を増やして補強予定。

ところで、ナスの隣になぜ穴が2つ空いているかというと…。
作付け計画書ではピーマンと甘長唐辛子を植えることになっているのだが、どちらもアレルギーで食べられないので、園主さんの了解を得て別種に変更予定。昨年は矮性トマトを植えたところ、背が低すぎてまんまとカラスにやられてしまったので、今年はどうしようかと思案中。
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スンガリー新宿三丁目店

2023-04-21 | ロシア料理とその仲間たち
昨日は午後4時からビヤホール、ワイン酒場、まだ足りずに三次会。
なりゆきでロシア料理店スンガリー新宿三丁目店になだれこむ。


9ヵ月ぶりの訪問。新宿サブナードの地下迷路で迷ってしまい、すぐたどり着けず。ファミマの真下、と覚えておくとよさそう。


ほどよい薄暗さ、絵になるテーブル席。これぞスンガリー。


サラート・キンザ(グルジア風パクチーサラダ)で口直し。
注*グルジア=ジョージア


ぺリメニ(シベリア風水餃子)が食べたくてやってきたので、迷わず頼む。
つるりとした食感とスメタナ(サワークリーム)の酸味が病みつきに。
家でつくっても、なかなか同じ味は出せない。


大好きなハチャプリ(グルジアのチーズパン)。なんておいしんでしょ!
ここのは表面はパリッとパイ風、中は濃厚なチーズがトロ~リ。


ウズベク・プロフ(ウズベキスタン風、仔羊肉と野菜のピラフ)。
1軒目でたらふく食べてきたのに、なぜなんだ、ペロリと完食。
香辛料が主張しすぎず食べやすくて美味なり~。


ワインはもちろんグルジアの赤ムクザニ。
カへティ州トビルヴィーノ社ディデブリのムクザニ、サべラヴィ100%、
このブランドは初めて。重すぎないフルボディ、飲み口すっきり。

大満足の三次会。スンガリーにして大正解。
昨年訪ねたときは、コロナ禍とそれに追い打ちをかける侵攻の影響で閑散としていたが、今は連日盛況のもよう。次回は予約して、シュクメルリとシャシリクでグルジア祭りだー!
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ロシアのイースターエッグ

2023-04-15 | ロシアコラム


キリスト教の復活祭(イースター)の日は、毎年移動し、「春分の日以降の最初の満月の直後の日曜日」と決まっているのですが、カトリックやプロテスタントはグレゴリオ暦なので今年は4月9日。もう過ぎてしまってますね。でも、ロシア正教など東方正教会はユリウス暦(旧暦)なので、明日4月16日が復活祭。ロシア語でいうところのパスハです。

今年もパスハの卵をつくりました。
といっても、ゆで卵に専用シールを貼っただけ。



このようにいろいろな柄のシールがあり、ゆで卵に巻きつけて熱湯にくぐらせると、一瞬でピタッと貼りつく仕組み。

キリスト教圏では、イースターには卵やウサギの形のチョコレートが出回り、それはそれは可愛らしい。宗教的意味合いはさておいて、クリスマスやハロウィーンをイベント化・商品化してしまう日本人が、なぜイースターチョコに触手をそそられないのか不思議。
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種まきと苗の定植はじまる@2023

2023-04-11 | 体験農園日記
今年もまた畑の季節。こちらの農園をお借りしてから4度目の春です。


きれいに耕されてリセットした畑。園主さん、ご苦労さまです!


3月上旬、いよいよ畑開き。1区画3×10mのマイ畑を軽く耕し、隣の区画との間に歩き道をつくり、掘った土を畑に上げていく。(後日注:投稿時に区画面積の桁を間違えていたので訂正しました。あーびっくりした!)


作付け計画書を見ながら寸法を測り、畝の幅に割りばしを立てていく。この作業を我が家では「ぼっこ立て」と呼ぶ。「ぼっこ」とは北海道弁で「棒」のこと。彼の地で畑をやっていたときに、よく耳にした言葉。アイスバーのことも「ぼっこのアイス」と言ったりなどして微笑ましい。


3月末日、ぼっこを目印にして畝の形を整え、肥料をすきこみ、再度成形。今年は畑開き前後に雨が多かったので、土が乾くのを待つうちに、どんどんほかの区画利用者に追い抜かれてしまった~。みなさんいつの間に⁉


雨続きで作業が例年より遅れたため、今年は種より苗を先行したほうがよいとのお達し。苗を植えつける畝に、一番最初にビニールマルチを張る。


4月1日、キャベツとブロッコリーの苗を定植。この苗は1か月前にみんなで種まきし、ハウス内で育成させたもの。苗の管理は園主さんがやってくださるのだが、温度調節と水やりが大変そう。


防虫対策としてサンサンネットをかぶせたら完了。続いて、その奥の大根とカブの畝、ほうれん草と小松菜の畝をやっつける。

これでようやく3分の1。ほかの利用者の方は、土日に集中して作業していらっしゃるようだが、当方はとにかく天気の許す限り毎朝訪ね、ちょっとずつちょっとずつ作業を進める作戦。なにしろ腰にきますから!
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今年も開催、ロシア文化フェスティバル2023

2023-03-15 | ロシア系イベント
まさかの「ロシア文化フェスティバル2023」公式カタログが届く。



長引くコロナの影響で、フェス関連行事がたびたび延期・中止となり、
そこへもってきてロシアによるウクライナ侵攻が始まり、
ロシアの文化芸術にまで風当たりが強まる昨今。
てっきり今年はもうないと思っていたロシア文化フェス、
開催が決まったことに正直驚いてます。



上は2023年のプログラム一覧。
例年より小規模なイベントが多いものの、全35本のラインナップ。
このなかでぜひ見てみたいのは、ルジマトフの舞踏劇『信長SAMURAI』、
ソクーロフの映画『独裁者たちのとき』、ゴーゴリ作の映画『ヴィイー』
あたりでしょうか。

  

こんな時期だからこそ、文化交流の灯をともし続けたいもの。
今年こそ滞りなく開催され、関係者の皆様のご苦労が報われますよう。
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エゾ鹿のステーキには自然派ワイン

2023-02-20 | 食とレシピ
帯広のアイヌ料理のお店の方から、家人がもらい受けたエゾ鹿肉。
最初はステーキ、次にジャルコ―エ、再度ステーキと3度にわたって堪能。


ステーキが一番簡単。塩コショウした鹿肉を焼くだけ。
オリーブオイルとハーブでマリネし、1日寝かせてから焼いてもよし。


鹿肉に合うのは、マーマレードやブルーベリージャムのソース。
今回は夏に作り置きしたナスジャムを使ってみた。これが大正解!

もうひとつのレシピ、ジャルコ―エとはロシア風の蒸し煮のことで、
普通は豚肉か鶏肉を使うところを鹿肉で試してみたら、これまた大正解!
スライスした玉ねぎ、ひと口大に切った鹿肉とジャガイモ、
お好みでキノコ類やズッキーニ、千切り人参などを加え、
ローズマリーやローリエを散らして蒸し煮にするだけ。
フライパンひとつでできるお手軽だけど見栄えするひと品。
なのに写真を撮るのを忘れて、あっというまに完食!

北海道でエゾ鹿肉といえば、お店で買うものではなく、
ツテのある猟師さんから回ってくるもの。
鹿肉は癖があって食べにくいと思われがちだが、
射止めてすぐに処理するので新鮮で臭みはまったくなく、
それどころか実にノーブルなお味。
濃厚な赤ワインに合うこと合うこと!

 
鹿肉におすすめの赤はジョージア(グルジア)のムクザニ(左)、
もしくはサぺラヴィ。いずれもクヴェヴリ製法であるべし。
最近ダントツに気に入っているイタリアの自然派ワイン、
ルナリア・モンテプルチアーノ・ダブルッツオ(右)
こちらもめちゃめちゃジビエに合う!
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吉祥寺カフェロシアで久々ランチ

2023-02-06 | ロシア料理とその仲間たち
吉祥寺のカフェロシアさんで、久々のランチ。
平日のお昼過ぎ、夜と違ってほぼシニア客で満席。


カフェロシアといえば、このザクロカラー。
いつもと違うソファ席に案内されたので、
この角度から店内を眺めるのは新鮮。


まずはザクースカ(前菜)の盛り合わせ(980円)。
毛皮のコートを着たニシン、ジョージア(グルジア)のラタトゥユ、
白身魚のトマトソース煮、酢漬けキャベツ、ローストポークの5品。
組み合わせは日替わりなので、飽きることなく毎度注文。


これまた毎度注文せずにはいられないハチャプリ(1000円)絶品!
ボルシチ(700円)は素直でやさしい味。
ここまでは、モルドバの白ワインと共に。
残念ながらジョージアのツィナンダリはもう置いていないそうだが、
モルドバの白もキリリとして美味でした。


そしてメインは、ジョージアのひな鳥料理タバカ(1200円)。
こちらはジョージアの赤ワイン、ムクザニと共に。

ウン十年前、元ロゴスキー店長、今は亡き長屋晃氏と来店した際、
「ここのタバカはおいしいからぜひ食べるといいですよ」
と勧められ、ご一緒に食したのが、タバカとの最初の出会い。
いや、もしかしたらグルジア料理との最初の出会いだったかも。
旧ソ連圏の食文化に詳しい氏が絶賛するだけあって、
カリっとした皮、ジューシーな肉、スパイシーな香り、
何度食べてもやっぱり美味しい!


デザートのシャルロットカ(りんごケーキ)は
ランチタイム限定のサービス。
あっさりした紅茶のクリーム添え。


ケーキを出される前からラストはアイスと決めていたので
はちみつのマロージェナエ(450円)を注文。


さらにピロシキ2種(1個250円)をお持ち帰り用に注文し、
自宅で温めなおして夕食のお供に。肉入りと野菜入り。

結局いつも同じものばかり頼んでしまい、冒険がないですねぇ。
そういえば、しばらく行かないうちに、以前は裏メニューだった
シュクメルリや卵入りハチャプリが表メニューに昇格していた。
じわじわとジョージア料理が増え、ロシアものが減っている印象。
経済制裁の影響でロシアのウォッカやビールが入ってこないこともあり、
仕方のないことではありますが…。
Comments (3)
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畑じまい

2023-02-04 | 体験農園日記
今年もまた畑じまいの季節がめぐってきました。
この農園で迎える畑じまいは、早くも3度目。


例年1月末までにすべてを撤収するのがこの農園のルール。
昨年11月頃からぼちぼち片付け始め、やっとここまできました。
手前に見えるのは、長さ40㎝以上に育ったルッコラ。
その2つ向こうの畝には、冬越しの大根が埋まってます。


長ネギは抜くだけなので、あっというまに作業終了。
次いで、まだまだ小さな実をつけているブロッコリーを
泣く泣く引っこ抜き、実だけかき集めて茎を処分。
長ネギ脇に植えたパクチーも抜きまくります。


埋めておいた大根を掘り返し、残りのルッコラも収穫。
ざっと耕し、雑草やゴミを拾って、片付け完了!

このあとしばらく畑を休ませ、2月になったら次年度の申込手続き。
3月末には振り出しに戻って、再び畑作業開始。
それまでしばし運動不足で体がなまりそう。
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冬野菜の収穫終盤に

2023-01-14 | 体験農園日記
今期の体験農園も残すところあと3週間。
冬野菜の収穫、佳境にさしかかっております。


大きく育った大根、わさび菜、ルッコラ、ブロッコリーなどなど。


こちらは別の日の収穫。聖護院大根、水菜、小松菜、人参など。


手前はカブ。今年はまばらにしか発芽しなかったので残り少な。
左奥、こんもりした4つの緑のかたまりは、巨大化した白菜。
冬越しのため、今年初めて麻縄でしばってみました。

朝は霜が降りて凍りつき、昼になると解凍。
その繰り返しなので、どんどん鮮度が落ちそうですが、
需要が供給に追いつかないので、毎度嬉しい悲鳴。
はたして無駄なく食べきれるか!?
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ロシアのオブレピーハ・グッズ

2023-01-12 | ロシアコラム


サハリンで買ったオブレピーハ・グッズを今頃使用。
緑色のチューブは顔用クリーム、オレンジ色はハンドクリーム。
日本では手に入らないので、もったいなくてとっておいたら
猫にいたずらされてビニール袋から転げ落ちていたので、
これはいかんと使い始めたしだいです。

オブレピーハは、別名サジー、シーベリー、シーバックソーン。
ユーラシア各地で古くから薬効のある果実として知られ、
日本でも近年、高価なジュースなどがネットで販売されていますが、
ロシアではダーチャで苗木から育て、ジュースはお手製が基本。

ロシアで商品化されているオブレピーハ製品といえば
上のクリーム類のほか、シャンプー、オイル、石鹸、
そしてそしてこんなにきれいで美味しそうなお菓子類も…。


*左下ボタンでスライドショーの再生・停止ができます。

以下、商品データは自分メモにつき順不同。
Фруктовая пастила Облепиха
Пастила ОБЛЕПИХОВАЯ без сахара ягодная
Кедровый марципан с облепихой 720г Сибирский кедр / 18 батончиков / конфеты шоколадные в коробках
Облепиха в йогуртовой глазури 170 г BossBerry - ягоды в шоколаде
Конфеты ОБЛЕПИХА НАТУРАЛЬНАЯ / Облепиховые конфетки, 500 г, в коробке
Чай ароматизированный Облепиха с имбирем, 50 г
Мармелад натуральный "Облепиха", 140гр.
Леденцы без сахара с живицей и облепихой от боли в горле на изомальте / Абисорганик / для повышения иммунитета, 1 шт
этикетка на настойку из облепихи 300р
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謹賀新年@2023

2023-01-03 | ロシアコラム


あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ウサギの置物は、帝政ロシア時代に皇室御用達だったロモノーソフ陶磁器を扱うインペリアル・ポーセリンのモスクワ店で、2010年11月に購入。
ロシアにも干支があり、ちょうど翌年が卯年だったので、取材の合間に自分へのおみやげとして買い求めたのですが、あれからもう干支が一回りしてしまったとは!

公式サイトによると、人参を持つウサギ像は手描きで彩色されたもので、
作者はチャルーシン・E.N 、制作年1950年、
1951年が卯年なので、それに合わせて作られたと思われます。
Скульптура Заяц с морковкой изготовлена на Императорском фарфоровом заводе из твердого фарфора в технике ручной подглазурной росписи.Автор формы - Чарушин Е.Н. Скульптура "Заяц с морковкой" создана в 1950 году.

ちなみに後ろは、左からグルジア(ジョージア)のルカツィテリ(クヴェヴリ使用のオレンジワイン)、イタリアのオーガニック赤ワイン、越後の純米吟醸。クリスマスから延々飲みまくっていていいのだろうか(笑)。
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全国旅行支援で1年ぶりに帯広へ

2022-12-14 | 『勝手に帯広通信』
11月下旬、1年ぶりに帯広へ。

逆光で見えませんが、眼下には懐かしいパッチワークの畑。

今回ラッキーなことに、全国旅行支援適用のパックツアーの予約がとれ、
航空券・ホテル代込み3泊4日3万円ちょいという破格のお値段。
遊びではなく、高齢親族支援のための来帯なので、大助かり!


北海道の全国旅行支援事業の名称は「HOKKAIDO LOVE!割」。
地元紙・北海道新聞には、チームナックス起用の全面広告が。


「平日」に3泊したので3000×3=9000円分の地域応援クーポン獲得。
「休日」だと1泊あたりもらえるクーポンは1000円だそう。
でもこの「平日」「休日」の定義がちょっとわかりにくい。
旅行初日は、実際には祝日だったので「休日」に当たるのかと思いきや、
「宿泊日とその翌日が土曜・日曜・祝日の場合」が「休日」扱い。
つまり、連休初日(ほぼ「土曜」のこと)だけが1000円となるもよう。

余談ながら、全国旅行支援の適用を受けるには、コロナワクチンの
3回目接種済証明かPCR検査などの陰性証明の提示が必要なのですが、
それを知らずに手ぶらで来た若いカップルが、ホテル受付ではじかれ、
どうなるかと見ていたら、マイナンバーカードとスマホを駆使して
あっさり接種証明を取得してました。なるほどー。紐づいてますね。


濃霧に包まれた早朝の大通り。ここはまだ信号があるからよいものの、
信号も横断歩道もない道は、走ってくる車が霧で見えず、渡るのが怖い!


昼間は一転して十勝晴れ。ナナカマドの赤い実が青空に映えます。


エゾリスくん、いたー! おめもじするのは実に4年ぶり。


東京より日が短いはずなのに明るく感じるのは、空が広いせい?


いつものことですが、まだ午後5時前ながら商店街に人影なし。
街の中心地の空洞化が顕著なのは、地方都市の宿命か。
3頭の雌鹿たちの視線の先には、立派な角をもつ雄鹿像が立ち、
その背後にある六花亭本店だけがいつも賑わってます。


帯広唯一のデパート「藤丸」も、ついに来年1月末に閉店とのこと。
一足先にデパートがなくなった釧路から、わざわざ藤丸まで
バスツアーで買物に来るお客さんもいたのに、惜しまれる限り。
ますます札幌一極集中化が進みそう。

毎時の時報代わりに流れるドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」も、
エレベーター利用時の注意を促す「あぶのうございますので…」という
十勝離れした上品なアナウンスも、これが最後かと思うと名残惜しく、
つい長居して何度も聞いてしまいました。

そんなわけで地方応援クーポンのほとんどを藤丸で利用。


クーポン9000円プラスアルファのお買い物がこちら。
十勝産チーズ、玉ねぎスープ、六花亭のドレッシング、音更の豆類、
セール品のバッグ。以上は藤丸、その他はセイコーマートで。


自分のお金ではまず買わないであろうものこそクーポンで!
と初日から目をつけていた「セイコーマートFANBOOK」2580円。
ボックスに入っていて中身がよくわからぬまま買ったところ、
シャケのイラスト入り、A4サイズのバッグが入ってました。


特別付録のバッグの裏地には、ホッカイドウな可愛いイラスト。
でもこれがお目当てで買ったわけではなく、期待していたのは本体。


ファンブックというからには、北海道が誇るローカルコンビニ、
セコマにまつわるコアな情報満載だと思っていたのに、
書籍部分の本体は、たった15ページの浅い情報でガックリ。
クーポン利用なら2580円も惜しくないと思って買ったのに、
2580円あればセコマでサッポロクラシック350ml缶が12本買えた!
と気づいてしまったが最後、クーポンでも惜しいぞー。
発行元は宝島社。これを先に見るべきでした。

今回は、滞在中ずっと親族の手伝いに明け暮れていたうえ、
帯広は病院、高齢者施設、学校と、コロナのクラスターだらけで
うかつに動けないので、知人にもいっさい会わず、
十勝のうまいもんを食べに出かけることもせず。


唯一の「外食」は、六花亭と並ぶ十勝帯広の菓子どころ、
柳月のイートインで食べたチーズケーキ、172円ぽっきり!
コーヒーは無料、北海道新聞と十勝毎日新聞が読み放題。

まだ雪が降る前の中途半端な季節だったこともあり、
実に味気なく、行った気のしない残念な旅でした。

  
藤丸地下の「トカチク」で買った「風土火水」と「コルバ」のパン、
柳月のお菓子、帰りのエアドゥ機内販売で買った馬油セット。
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映画『百姓の百の声』

2022-12-13 | 映画
ドキュメンタリー映画『百姓の百の声』柴田昌平 監督作品



全国各地のお百姓さんを訪ね、培ってきた技や創意工夫、
さらにはその人の生き方にも迫った農業ドキュメンタリー。
農の問題、食の問題は、情報として知っていたつもりでも、
現場の生の声は、想像以上に前向きで柔軟なことに驚かされます。
何よりも登場するどの農家さんも、人として魅力的!

また、制作協力の農文協さん(出版社「農山漁村文化協会)が
日本の農において大きな役割を果たしていることを
再認識させられる映画でもありました。
農や食に関心のある方にはお薦めの一作です。

東京での上映は、ポレポレ東中野にて2022年12月16日(金)まで、
シネマ・チャプタ・タバタにて2023年1月19日(木)~31日(火)。
その他、全国で順次上映予定。
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秋作ぼちぼち収穫

2022-11-03 | 体験農園日記
今年もまた富士山が見える季節到来。

こちらは今借りている畑とは反対方向にある農家さんの畑から見える風景。
どのアングルから撮っても写ってしまう無粋な電線がじつに残念。


この時期になると秋作の作物がぼちぼち収穫を迎えます。
手前からブロッコリーとカリフラワー、キャベツ、長ネギ、ニンジン、
大根、小松菜などの葉物類…。


キャベツは押して固いようなら収穫OKのしるし。
パリパリの葉がみっちり詰まった大玉に育ちました。
去年は食べきれなくて収穫が遅れ、鮮度が落ちてしまったので
今年は早めに次々収穫して保存食づくりに邁進中。


ブロッコリーも順調に結実。カリフラワーはまだこれから。


長ネギの溝から生えてきたトウモロコシ、雨風で倒れる。
どのみちこの気候ではこれ以上大きくなりそうにないので、
ヤングコーンとして収穫してしまうことに。


葉つきニンジンとヒゲつきヤングコーン。
ヤングコーンはグリルしてあつあつのうちにいただき、
ヒゲはスープに散らして青い香りと甘みを楽しませてもらいました。

今月は秋作の順次収穫に加え、オプショナルで申し込んだ
里芋の収穫、タマネギの間引きも控えているので、大忙し!
ただひとつ懸念されるのは、今年は雨が多かったので、
葉物やカブ類の種まきが遅れたこと。
発芽した頃には寒くなってしまい、例年より生育が悪いような…。
なんとか持ち直していただきたいもの!
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モイセーエフバレエ2022ついに来日!

2022-10-19 | ロシア系イベント
コロナで再々延期になっていたモイセーエフバレエ日本公演、ついに開幕!
この日を待つこと2年、いや、1994年の前回公演から数えるとじつに28年!


2022年10月17日、初日の新宿文化センター大ホールへ。


開場17:30のはずが遅れたらしく、ロビーは大混雑。
ロシア系イベントはえてして年配客が多いが、この日は比較的若い層も。


モイセーエフバレエ日本公演プログラム。

全14演目2部構成で休憩をはさみ約2時間。素晴らしい!の一言でした。
民族舞踊特有の複雑な足さばき、驚異の跳躍と屈伸、華麗なる高速輪舞、
クラシックバレエの素養に裏打ちされたダンサーの技術は無論のこと、
色とりどりの民族衣装の得も言われぬ美しさと愛らしさ、
そして緩急巧みにして一時も飽きさせない振付の見事さ。

とりわけ静から動への転換は素晴らしく、炸裂する祝祭感に
こちらまで胸躍り、自然に手拍子が沸き、会場は一体感に包まれる。
まるで各地の村祭りに居合わせたかのような高揚感。
何よりも、問答無用に楽しいのだ。
これぞエンターテイメントを知り尽くした巨匠モイセーエフの置き土産。

1曲踊り終わるたびに鳴りやまない拍手は、もちろん第一には
一級の演技に対してのものではあるけれど、それだけではないだろう。
コロナ禍に耐えに耐え、待ちに待ったがゆえの歓喜の爆発。
そして、ウクライナ侵攻によってロシアの文化芸術までが
排斥される風潮に対するアンチテーゼを、声高には叫べないかわりに、
せめてもの喝采で罪なき芸術に称賛の意を表したいという思い。
さまざまな感情が入り混じった雄弁な拍手のように思えた。

今回の来日公演に反対する声も少なくなかったと聞く。
85年前にこのバレエ団を設立し、2007年に101歳で逝去した
振付師イーゴリ・モイセーエフ氏は、ウクライナ出身でもある。
さまざまな意見があってしかるべきだが、
モイセーエフバレエ団が超一流のエンターテイナー集団であり、
素晴らしい踊りを見せてくれたことは紛うことなき事実である。


3度目の正直。2020年版から3枚たまったチラシも捨てがたく。
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