自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「痛くない死に方」 3

2017-12-21 11:54:45 | 推薦図書


とても分かり易い説明なので、そのまま書き写します。

P.44 人は生まれたとき、体重の約8割が水分です。
   それが成人したときには約6割に減少しています。
   そして高齢者になると半分以下となっていきます。

   終末期を迎え平穏死される時には、
   (これは在宅医としての私の実感ですが)
   4割といったところでしょうか。


   しかし終末期以降も過剰な延命治療を続ければ、
   それは無理に肥料や水をやりすぎて根腐れをした木と同じようなもの。
   最後まで1日あたり2Lもの輸液を行うと、心臓や肺に過剰な負担がかかり、
   心不全と肺気腫でもがき苦しむことになるのです。

   つまりベッドの上で溺れているのと同じ状態です。


この後、生々しい<一般的な病院の処置>が紹介されています。
内実を知って、終末期を病院で過ごすかどうかを決めたいものです。
   
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「痛くない死に方」 2

2017-12-20 05:58:53 | 推薦図書


P.43 平穏死=枯れて死ぬこと

   延命死=溺れて死ぬこと

   枯れたほうが苦痛が少なく、長生きする。


P.42 人生の最期の10日間に過剰な点滴など延命治療をした人は
   痰や咳で苦しみ、ベッド上で溺死している
   これが日本人の大半なのです。

私の母もそうでしたが、亡くなる3週間くらい前から殆ど食欲がなく、
水分のみになり、当然痩せ細っていきました。
水分も拒否するようになると、看護師さんたちから
「あと1週間くらいかもしれない」と言われました。

昏々と眠り続け、たまに目を開けて、
眼で何かを語るように、
または10年以上まえに逝った父を探すかのように空を見つめ、
そして又眠る・・・・

私達直近の家族は起こり得る状況や症状を聞いていましたから、
あ~、いよいよその時が近づいたんだ……と納得していました。

ところがよくある話が、
<遠い親戚が見舞いに来て、痩せさらばえた親戚をみて激怒>

  「親を飢え死にさせるのか?!??」と一喝。


「そうじゃない」ってば! ちゃんと医学的根拠があって、
良心的なお医者さんから<尊厳ある死に方>を教わってるんだから、
余計なこと、言わないでヨ!!

でも、若い家族は、声の大きい<遠くの、年寄り>の親戚に勝てず、
点滴や経管栄養の措置をされてしまうことが多いそうです。

この時に役立つのがリビングウイル。

「私は痛み無く、平穏な尊厳死を望んでいます」という自筆の書面があれば、
親戚から「常識知らず!」「人でなし!」と罵られても、撃退できるのです。
やらない手はありませんね。
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「痛くない死に方」 長尾和弘・著 2016/12

2017-12-19 05:47:39 | 推薦図書


この本の原型は『「平穏死」10の条件』(2012/7)だそうです。
ベストセラーになったそうですが、私は不勉強で知りませんでした。

誰もが「生を全うして、安らかに死にたい」と願う時代ですが、
色々な理由で、それが叶わない時代のようです。
そういった不本意な死に方をしないために、
このような本を読んでおくことは、とても大切だと思いました。


まずは言葉の定義から。
P.35  日本では法律がない
      「尊厳死」

   不治かつ末期の状態において、本人が望んだ場合、
   不要な延命治療をせずに、自然な最期を迎えること。


    日本では違法(犯罪)
      「安楽死」

   人生の最終章に近づいた時に、本人が望んだ場合、
   医師が処方した薬物によって、意図的に死期を早めること



P.36 日本語の尊厳死=自然死=平穏死

   日本語の尊厳死=欧米では当たり前のことなので該当する言葉はない


   日本語の安楽死=英語の「尊厳ある」死

   欧米の安楽死=日本では、殺人罪

 
   リビングウイル=尊厳死(平穏死)を希望する文書

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「食のリテラシー」 3 よく噛みたいなら・・・・

2017-12-18 05:47:25 | 図書メモ


P.128 ヒトの体は
   よく噛んで食物を細かくする、消化しやすいようにすると、
   ご褒美として「おいしい♡」味をプレゼントしてくれるように
   プログラムされていると思うんです。

   だから「よく噛んで食べるようにしたい」のでしたら
   噛み応えのある食べ物であるのと同時に、
   よく噛まなきゃ味がわからんような味付けをした食べ物を
   摂るようにすること。


P.129 いくら噛み応えがある食べ物でも、
   濃い味だと噛んでいるうちに唾液が食品に働いて旨みを
   増してきますから、

   濃い味付け + 唾液が働いた本来の味がお口の中に広がって
   「くどい味」が生まれちゃう。

   くどすぎて噛んでいられなくなり、噛まずにゴックン・・・・

つまり、味付けは薄くして、噛むほどに旨みを感じるように!ということです。
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「食のリテラシー」 2 マヨネーズ考

2017-12-17 06:09:22 | 健康料理


p.81 白味噌にヨーグルトを混ぜただけでもかなりマヨっぽいし、
   少ーし油を垂らせば十分マヨになります

私も昔はセオリー通りの酢・油・卵で作っていました。
その後、トシと共に和風の味を好むようになり、
①味噌を味醂で溶いて、摺りゴマを混ぜたり、(←ゴマダレ)

②玉ねぎドレッシングを作ったり、(←ためしてガッテンの作り方)

そして現在凝っているのは
③粕梅にんにく

   自己流で酒粕と梅肉、黒砂糖などを混ぜてペースト状にし、
   8分ほど蒸したにんにくを3日漬け込むだけ。
   梅干しのしょっぱさと酒粕の香で生野菜を美味しく食べられます。
   もちろんニンニクも一緒に食べます。


④炒りたて、摺りたてのゴマは、それだけで上等なトッピングだし、
 高価だけどアーモンドやクルミをローストしておくと上品な風味。

長年の習慣となっているのは、
⑤味噌作り、 ⑥万能酵母液、 ⑦なっとう水
⑧昆布と煮干しのダシ汁

⑥~⑧は調味料とは言えないけれど、私の健康の素です。
自力整体教室生徒さんから要望があれば、
適宜、料理教室を開いています。
       

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「食のリテラシー」 魚柄仁之助・著 2017/4

2017-12-16 05:45:05 | つぶやき




いつも辛口で、私好みの情報(?)を発信してくれる魚柄仁之助氏。
実家が<北九州市の料理屋>で、現在のタイトルは<食文化研究家>だそうです。

私にとって目新しい情報のみメモします。

P.70 玄米の定義

   「籾殻のみを取り除き、米粒には胚芽と糠が残っている米」

   この「胚芽と糠が全量米粒に残っている状態の米」が作れるようになったのは、
   1916年に「衝撃式籾剝き機」が発明されたり、
   1923年にゴムロール型の脱穀機が発明されて以降のことだそうです。


つまり、「昔の人は玄米を食べていたから、健康だったんだ」という言葉は、
<いつ頃の昔?><本当の玄米?>
それとも、<元禄時代に中国から土臼が輸入された後の、5~7分くらい搗いた米?>

なぁるほど、ねぇ~。
確かに、圧力鍋が無い時代に、よくまぁね~・・・・と思っていたのですが、
実際は分搗き米だったようです。

だから玄米より分搗き米が良いとか、白米でも同じとか、
「色々な人が色々言っているのは、基本的情報が違っているのじゃよ~」ということ。

因みに最近の私は<ゆるゆる糖質制限>ですから、
玄米は<身体のお掃除モード>のための非常食です。
普段はキヌア、押し麦、キビなどを大きめの製氷皿で凍らせ、
スープの具にしたり、サラダのトッピングにしています。

玄米を食べるときは、殆ど単品扱いで <よ~~~く噛む>
まさにマイインドフルネス玄米! 月に1~2回かなぁ?




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「その歩き方は いけません」 7

2017-12-15 05:47:22 | 図書メモ




P.170 浮き指にならないような靴選び

   足に良い靴を選びましょう
   
     ブカブカのサイズで履きやすく、脱ぎやすい靴

     足にあまりよくありません。


私、恥ずかしながら街歩きは、このスタイルでした。
しかも、安くてカワイイ、、ビニール製みたいな・・・
理由は、

   歩きやすい・濡れても平気(プールサイドでも浜辺でもOK)
   手入れ不要(泥汚れがついた時だけ束子で擦る)
   298~798円など、滅茶安い!

しかしながら、今年、吉永桃子さんの本を読んで(→ 6/24~7/  で紹介)

 家の中では9900円のビルケンシュトック・サンダルを履くようになり、
 ラジオ体操や散歩には、無印スニーカーや誂え中敷きを使い、
 かなりグレードアップしました。

そのせいかどうかは、よく分かりませんが、
右足外反母趾の進行は止まり、左の膝痛も収まっています。
でも、ホネナビ体操や歩き方の影響もあると思います。
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「その歩き方は いけません」 6 コアトレは・・・

2017-12-14 05:52:10 | 推薦図書




P.138 今までのスポーツ界は、大きな筋肉ばかりを特化させて、
   パワーばかりを意識していたように思います。

   ゴールドメダリストたちは、力が抜けている部分と、
   入っている部分にメリハリが付いています。

   インナーマッスル系はしっかりと動いているんですけど、
   大きなアウターの筋肉というのは、それほど邪魔をしない程度なんです。


P.139 僕(著者)は、コアは固めるのではなく、保持だと思います。
   保持というのは、バランスが崩れた時に、元に戻そうとする。
   インナーマッスルですよね。

   インナーマッスルは、力を抜いた状態で維持を続けることができないと
   意味がないと思います。

   まずは理想の姿勢がキープできないとインナーマッスルは鍛えられない   
   のではないでしょうか

これらの言葉は、去年あたりから良く耳にします。
「無駄に大きな大腿四頭筋とか、上腕二頭筋などは、かえって邪魔」
だからボディビルダーが魅せようとするムキムキ筋肉は不要で、
体幹こそが重要なのだ!と。

幸い、自力整体は<自分の体重を負荷にして><ツボを踏んだり>
<輪っかタオルにぶら下がったり><バランスを取ったり>して
各種筋肉を使います。そして一番多いのが体幹筋肉です。

やっぱり、自力整体をやっていて、本当に良かったと思います。
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「その歩き方は いけません」 5  真理に辿り着く道は無数にある

2017-12-13 05:52:06 | 推薦図書






P.130 「真理は一つだけ。
   でも真理に辿り着く道は無数にある」
   「楽をしたいんだったら、楽をするな」

   力を抜いて、だらーっとするのも楽。
   その力を抜いてだらーっとしている瞬間は楽かもしれないのですが、
   体の構造は崩れていきます。

   そこから次、何かをしようと思った時に、痛みを感じるわけです。


   (中略)クラシックバレエやモダンバレエは徹底的に
   基礎ばかりをやります。
   「体の構造的にリスクを負わない使い方をしましょう」
   「体を支える筋肉をしっかり目覚めさせましょう」というトレーニングです。
   だから、体の構造が崩れることを嫌がります。

   でも、一般の方々は、
   効率的な動作が頭にも体にも叩き込まれていないから、
   体の構造を崩す行為を楽だと思ったり、楽だと感じてしまう。

P.131 つまり、たいていの方々が、

   機能性を考えずに、自分の体に害を与え続ける歩き方で歩いています。

   だから必然的に痛みや慢性的な疲れが生まれてしまうということ
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「その歩き方は いけません」 4 痛みと歩き方

2017-12-12 05:55:24 | 図書メモ




庭にトランポリンがある家


P.112 痛みと歩き方

ここには重要な考え方が示されているので、以下、丸写しにします。

   (例えば)足首が痛いと言っても、足首の内側なのか外側なのか、
   前側なのk後ろ側なのか。骨なのか靭帯なのか、
   どこに痛みを感じているのかによって対処が変わるからです。

   ですから「足首が痛いなら、このように歩いた方が良い」とは
   一概に言えません。ただ、「足首が痛い」という人の多くは、
   「足首を伸ばせない」という傾向があるように思います。

   かかとや拇指球から地面に着地する歩き方を続けていると、
   足指が浮いてしまいます。足指が浮いたままの状態で運動を繰り返すと、
   足のアーチが崩れることで、足首がダメージを受けやすくなり、
   足首周辺に炎症が起きてしまうから伸ばせないのです。


P.113 このように足のアーチが崩れている方は、「膝も痛い」と言うでしょう。
   アーチが崩れている方の中には、腓骨の位置やくるぶし、アキレス腱が
   正常な位置とは違う所に動いてしまっている状態を多く見かけます。

   内果と外果が変位してしまっているのです。
   脛骨が後方へ、腓骨が前方に変位してしまい、膝が内側に傾き、
   膝関節の位置にズレが生じて膝の痛みとなるわけです。

   ただし、全ての膝痛を同列には語れません。
   箇所によっても違いますし、打撲で痛めたのか、捻ってしまったのか、
   様々な原因が考えられます。


私は登山の下りで膝が痛み始めたとき、
まずは整形外科に行って<骨の異常がないか検査してもらい>
「骨は意外に傷んでいないから、きっと使い過ぎですね。
  登山は暫く休んだ方が良いですよ。」というアドバイスのみ。

暫く休んで、久しぶりに山に行くと、元の木阿弥なので、
整体治療院などに行くと、
「わぁ、骨盤が歪んでますね。まずは、これを治して、
  カラダの歪みがとれれば、痛みはとれますよ。」というアドバイス。
歪みを取る治療(施術)は一回7000位~9000円でした。

最終的には、これらの「他人にやってもらう整体」では治らず、
自力整体に出逢ってから、自分で治せたのですが、
この本の著者・夏嶋氏のような方に出逢っていたら、
どうなっていたのかなぁ?と、感慨深く思います。



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