自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

母衣(ほろ)って何?

2007-08-27 18:43:54 | 登山&Trekking
 昨日、敦盛草の命名の由来を書きました。けれど、日本人の私でさえ、<ほろ:後からの矢を防ぐための膨らんだ布>という説明を見ても、全然イメージがわかないのでWikipediaからもう少し詳しい情報を。

<元来は平安時代末期に生まれた懸保侶(かけぼろ)という補助防具である。背中に長い布をたわませたもので、馬を駆けると風をはらんでふくらみ、背後に長く引いて背面からの流れ矢を防ぐ役割を果たすので、大鎧とともに馬を駆り弓を主武器とする当時の武士の戦闘法に適した>

それでも、植物の敦盛草の形にはなかなか結びつかないですね。
「熊谷情報ブログ」に【参考資料】として
一の谷合戦図屏風・絵画(熊谷市立図書館所蔵)が載っています。
http://image.blog.livedoor.jp/cpiblog01867/imgs/2/4/2494386f.jpg
平敦盛と熊谷直実、両者とも母衣を背負っている絵です。

敦盛草と熊谷草については、歴史と文学が入り混じって、
たくさんのブログやHPに記述があるけれど、パッと分かるイラストは見当たりません。
読み始めると面白いけれど、限りなく時間がかかるので、今日はここまで。

ホームページのアドレス http://home.a01.itscom.net/komaria/index.html



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カムチャッカで見たアツモリソウ

2007-08-26 15:07:46 | 登山&Trekking
初めて見ました。

ホームページのアドレス http://home.a01.itscom.net/komaria/index.html
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高山植物の名前

2007-08-26 13:51:04 | 登山&Trekking
 8/8カムチャツカ・アバチャ山トレッキングでキバナノアツモリソウを見ました。日本では既に殆ど見られないと云われている稀少植物です。若い女性ガイドのリュバさんが「ここにキバ、ナノア、ツモリソウがありま~す!」と叫んでいるけれど、この発音で「黄花の敦盛草」という言葉を連想するのは難しそう。もう一人のベテラン男性ガイドのパーシャさんはさすがに「黄花の、敦盛草で~す!」とフォロウしています。彼はとても綺麗な日本語を話すし、植物についても良く勉強している好青年。ロシア語名はもちろん、日本名も把握しているけれど、「それぞれの名前の持つ意味までは分からない」そう。
 私達、日本人だって植物の名前の由来まで知っている人は少数です。少なくとも漢字で表記されていれば、ある程度の想像はつくけれど、図鑑を見なければカタカナしか分からないことが多くてイライラ。とにかく植物の名前は、命名者の、とんでもない想像力と発想法で決めて良いらしく、驚いたりいぶかることが少なくない。それ故、解説書で写真と見比べながら、命名の由来を調べるのは楽しいことなのです。
 パーシャさんや若いガイドさんたちの勉強の一助になることを願い、少しずつ紹介していきたいと思います。それで今日は、
黄花の敦盛草:花の袋状の部分を、平敦盛が背負った母衣(ほろ:後からの矢を防ぐための膨らんだ布)に見立てた。<Cypripedium macranthum ラン科アツモリソウ属>
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