自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「与命」 団塊世代よ、あなたの晩年は40年間ある

2013-03-30 08:56:00 | 推薦図書
                  2013/2  日野原重明・著  片寄斗史子・聞き書き



「与命」とは、日野原先生の造語です。その意図(メッセージ)は、

P.22 日本は世界一の長寿国として、長らく、その寿命の長さを誇ってきました。
   けれども、もういい加減、寿命の長さだけではなく、

   いかに一人ひとりが最後まで深くじゅうじつして生きているか、
   そういう社会をつくることを実践しなければならない。

   それがあなた方に与えられた使命。


   超高齢社会の日本では、これから高齢者となるあなた方の生き方が
   この国を大きく左右するんですよ、という注意信号でもある。

   「与」命とは、一人ひとりが社会に活力を与えることを
   考えようではないか、という私のメッセージです。


「与」命には上記メッセージとともに3つの意味が込められているそうです。

P.26 1つは、いのちとは与えられたもの、限りある時間であること。

   2つには、いのちの器である体を守ることは、めいめいの義務だということ。

   3つ目は、そのいのちをいま誰もが生きているという現実。
        かけがえのないいのちは、あなたのいのちだけではないのです。

     誰かのため、社会の未来につながるような生き方をしてほしい



私は感銘を受けた本、憶えておきたい言葉を、まずは自分の記録として、
それから教室の生徒さん、ブログを読んでくださっている方々への情報として
書いています。

一冊を読み終えるまでは、気になったところに付箋をつけていき、
読み終えたら、一番心に残ったところを書くのですが、
この本は、付箋だらけで、<どの部分を>ということが無いほど、

素晴らしい言葉と<示唆>に満ち溢れています。
付箋をつけたまま、デスクの脇に置いておきたい本ですが、
私自身が、先生の言葉を反芻しながら入力作業をすることで
さらに「やる気」がおきるので、時間をかけてご紹介していきます。

でも、どうぞ皆さんも、この著書を(先生の素晴らしい写真がたくさん!)
直接お読みになって、自分だけが感じる何かを受け取ってください。



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参考図書 「食べること、やめました」 ③

2013-03-29 21:48:54 | 健康法




P.138~139に「鍼灸治療」の説明があります。

   私たちの体には、「経絡」と呼ばれる
   「気(一種の生命エネルギー)」の通り道が走っています。

   その要所要所にあるのが「ツボ(経穴)」です。


   よく「経絡が”線路”だとすると、

   ツボは”駅”のようなもの」というたとえが使われます。


   
   「線路」の流れが悪くなると、病気や不調が起こります。

   そのとき、「駅」であるツボに働きかけると、

   流れが良くなって病気や不調が改善されます。


   それが鍼灸治療の基本ですが、

   「ツボへの働きかけ方」は流派によって違うのです。



   現在、行われている鍼灸治療の多くは、
   経絡上のツボに、深く長くハリを刺します。
   その刺激によって、滞っていた経絡の流れが、
  
   ムチでたたかれるように目覚めて動き出します。
   つまり「刺激」によって気の流れをよくする方法です。


P.140 この方法は、もともと「気」がある程度以上あって、
   流れだけが滞っている人にはいいのですが、
   「気」そのものが乏しくなっている人には向きません。

   深く刺して患者さんが「痛い!」と感じてしまうと、
   かえって「気」が抜けてしまうからです。

   (中略)私がS先生から教わったやり方は、
   ハリをごく浅く刺しておいて、そこから気を送り込みます。

   ハリは、気を送るための「導入管」のようなもので、
   刺激具ではありません。
   ですから、深く刺す必要ななく、痛みもないのです。


私自身は鍼治療を受けたことがないので、なんとも言えませんが、
「自力整体」ナビゲータとして、東洋医学の実態を垣間見る思いで、
とても参考になる本でした。

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参考図書 「食べること、やめました」 ②

2013-03-27 08:21:15 | 健康法


P.42では、分り易い「宿便」の説明が載っています。

   現代人の大部分は、自分の胃腸の消化吸収能力を超えて、
   食べ過ぎています。そのために、
   消化吸収能力を超えた文は超に停滞してしまいます。

   このことを、甲田先生はよく、交通渋滞にたとえます。

   道路に走れる許容量を超えて車が入ると、交通の流れが悪くなり、
   車は進めなくなって道にあふれてしまいます。

   便が車だとすると、
   そうやってあふれた分が宿便になるというのです。


   あふれて収納できなくなった便を、腸は伸びることで収納します。
   腸が伸びると、ますます働きが衰え、マヒして、
   宿便がたまるという悪循環に陥ってしまいます。


   宿便の中身は常に入れ替わってはいるけれども、
   消化吸収能力を超えた過食が続く限り、
   宿便はなくならないというわけです。

   それを排出する効果的な方法が、断食であり、少食なのです

とは分っても、自己流の断食は危険だし、難しい……
それに比べ、「自力整体」の矢上先生が考案された「18時間断食」
結構やりやすく、効果も早く実感できるので、本当にスグレモノです。

私も癌や難病になったら、この甲田療法に挑戦すると思いますが、
普通の人なら、「自力整体整食法」で充分だと思います。



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参考図書 「食べること、やめました」 ①

2013-03-25 07:32:44 | 生き方
  森美智代・著 2008/4





 著者(1962年生)は21歳の時に「脊髄小脳変性症」という、
治療法のない難病に罹り、「余命5年」と宣告されたのに、
甲田療法(生菜食や断食・超少食で難病を治す・甲田光雄医師の治療法)や
西式健康法に取り組んで、病気を克服した方です。
 
「克服した」とは、<目眩や転倒などの症状を抑えて、鍼灸師として仕事をし、
毎日を楽しく暮らす>生活を手にいれたということです。ところが、
普通の食事をすると症状が悪化するので食事を極端に減らさざるを得ず、
<一日に青汁1杯>しか摂取できない状態だそうです。

驚きは、この13年間、1日1杯60kcalの青汁だけで痩せもせず(むしろ太り気味!)で、
血色も良く、免疫力(インターフェロンαの値)や骨密度も良好だそうです。

 私も含めて、殆どの人は「彼女のような生活を羨ましい」とは思わないはずです。
では何故、ここに紹介するかというと、
①人間の身体の神秘、②甲田療法・西式健康法について知見を得る、
③著者の<経絡とツボの見え方>が面白いからです。

本文から一部抜粋します。
P.145 人は「病気を治す場所」をもって生まれてくる

   一度ツボの場所を教わったら、そこから気が出入りするのが見えるように
   なったのです。「見える」といっても、半ば「感じる」に近い現象です。

   体にある経絡そのものも、川の流れのように感じます。
   その経絡上にあるツボから、色のついていない空気の流れのようなものが、
   息をするように出たり入ったりしているのがわかるのです。 
(中略)
   経絡の流れとともに、ツボからの気の出入りを眺めて(感じて)いると、
   まるで「ここに鍼を打って、打って」というように、激しく上下するように
   激しく上下するように気が出入りしているツボがあります。


   そこにハリを刺し、自分の手から気を送り込みます。(中略)
   ツボが満足するまで気を送ると、
   それまで緩やかに流れていた経絡の気が
   急に速度を速めてビューッと流れるようになります。


P.146(中略) ツボは、すべての人が生まれもっているものです。
   そのことを考えると、
   もともと「人間は病気をするもの、人は失敗するもの」と
   想定されているのだろうという気がします。

   そのために「ツボ」という、
   病気をしたときに治す場所をもって生まれてくるのではないかと思うのです。   



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人生が豊かになる<禅、シンプル片づけ術> ⑤

2013-03-24 05:19:35 | 推薦図書


P.112  「旬の食材」という表現をよく使いますが、

   旬は本来、一週間から10日ぐらいしかありません。

   お客様のために料理を作る際、もてなす側は

   この旬にどれだけ繊細な目配りができるかが問われました。


   献立の8割は、旬の盛りのもの。
 
   そして残りの1割は、旬を少し過ぎた「名残のもの」と、

   旬を先取りした「走りのもの」。

   この3つをそろえることが、最高のおもてなしでした。


なぁ~るほど! 「旬」以外の物はダメ!と思っていた私は、
目からウロコ、の思いでした。



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人生が豊かになる<禅、シンプル片づけ術> ④

2013-03-23 05:52:38 | 推薦図書




P.103 「手を合わせる場所」は、毎日を穏やかにします


   右手は、仏様。また、自分以外の他者を表します。

   左手が自分自身です。

   両者の心をひとつにする行為が、合掌です。



   良きにつけ悪しきにつけ手を合わせ、

   静かに目を閉じて報告し祈る習慣ができると、

   少々のことでは動じない不動心が生まれます。









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人生が豊かになる<禅、シンプル片づけ術> ④

2013-03-22 22:23:39 | 推薦図書


P.61  「自分を律すると、顔つきが変わってきます」

   (雲水のリーダーになると)表情に凛とした雰囲気が加わり、
   立ち居振る舞いに迫力が出てきます。
   自分は皆の代表であるという責任感と気迫が
   身のこなしのひとつひとつににじみ出て、存在感に凄みが増してきます。


   時には、自分で自分のお手本になるつもりで生活し、
   掃除に取り組んでみてはどうでしょう。

   あなたの人生のリーダーは、他でもないあなた自身です







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人生が豊かになる<禅、シンプル片づけ術> ③

2013-03-21 05:05:21 | 推薦図書


P.49 「無心になって、体を動かしましょう」

   「今、自分の心を拭いている」
   「心のゴミや塵をはらっている」

   そう考えると、面倒な掃除の時間が変わってきます。


   ただ、そのことだけに没頭してみるのです。
   そのものひとつになりきってみるのです。

   そうすれば、おのずと心が静まり、掃除に専念できるはずです。


<以前に書きましたが、
ページ数の後にインデントで下げて記入してある文章は
著書からの書き写しで、私が忘れたくない言葉です。>







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人生が豊かになる<禅、シンプル片づけ術> ②

2013-03-20 05:38:47 | 推薦図書


というわけで一念発起、片付けを始めたら、
別の問題があることも分りました。それが、

P.27 本当の<もったいない>に気づきましょう 

   不要な物を捨てずに持っていたとしても、
   それは、物が本来果たすべき役目を果たさず、眠っている状態。
   デッドストックです。命を与えられ生まれたはずなのに、

   その命を生かせず死蔵されている状況こそ、
   本当の「もったいない」ではないでしょうか。

**************************************
私は一応、「健康オタク」ですから、
ちょいと変わった健康グッズを色々持っています。

その中で、一番「場所取り」で使う当てのなかったものが
浴槽に沈めるタイプの「気泡風呂装置」です。
結構高価だったし、買ったときは大喜びで頻繁に使っていました。

ところが、温泉の大浴場のように広い場所なら気にならない<音の大きさ>が、
家庭の狭い浴室では結構うるさくて、<ゆったりのんびり>できないのです。
そのため、だんだん使わなくなって、棚に死蔵。
最後に使ったのは、孫達をお風呂で遊ばせた数年前なのです。

これは「健康オタクの女性なら、一度は使ってみたいモノ」の筈なので、
知り合いのバザーに出すことにしました。1000~3000円なら、
買って、使ってみて、飽きたらまたバザーに出せば良いのです。

その装置も、死蔵されているよりは、実際に使用される方が幸せでしょう。

極めつけは、

P.28  人が暮らす場所と心の有りようは、密接なかかわりを持っています。

    必要のない物に囲まれた部屋でくらせば、

    心の中にも必要のない感情や疲れが溜まっていくのです




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人生が豊かになる<禅、シンプル片づけ術>

2013-03-19 11:52:35 | 推薦図書
   増野俊明・著 2011/5



世の中には<整理整頓の極意>から<カリスマ収納アドバイザー>など、
収納に関する著書や情報が溢れています。が、この本の著者は

  「仏教的な見地」から「なぜ掃除するのか?」
  「なぜ不要なモノを持たないのか」を説いてくれるので、

私の執着が解き放たれて、かなりのモノの処分に繋がりました。

2/21のブログでご紹介しましたが、著者は僧侶(お寺の住職)でありながら、
世界中から依頼が来る造園(日本庭園)設計デザイナーでもあり、
多摩美大教授として教育にも携わる、素敵な方です。



私自身の部屋は、ミュージカルを主宰しているせいか、何でもかんでも
「これ、小道具に使えるかも!」という調子で溜め込んできたので、
頻繁に使うもの、未使用のモノなどが棚や箱にギュー詰めです。

それ自体は悪くない筈ですが、忙しさにかまけて「モノの管理」が
おろそかになってしまったのが反省点です。

  本当に必要なモノなら、置き場所を決めて、
  いつでも使えるようにすべきなのです


が、「今、忙しいから、とりあえずここに」という事が積み重なり、
似たような山があちこちに出来、埃が溜まり、たまに崩れ落ち、
探し物も頻繁になってきました。そんな私にガ~~ん!と響いた言葉は、

P.72 「今この瞬間を精一杯生き切る。どんな小さなことでもおろそかにせず、
    その時にきちんと処理を完了させる。」
    それが悔いのない生き方につながります。

******************************************

20代で死ぬような交通事故にあった私は、
「人間、いつ死ぬか分らないんだから、悔いのないように、
何にでも挑戦しよう!」と、その時に決心し、実行してきました。

それが登山やミュージカルに繋がり、
やり過ぎで膝痛になり、自力整体の道に繋がったので、
悔いのない人生ではありました。

が、それぞれの処理(道具の収納や書類の整理)については、御座なりだったので、
心が曇ってきているのだと悟りました。













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