健康になるためには?という問いに対しては、無数の切り口があります。
どれも真理かもしれないけれど、難解・苦痛(行動が伴わない)・お金がかかるなど、、、
そして、単なる「向き・不向き」(好みの問題)もあって、
万人共通でないところが面白いです。
以前、身体を達磨ストーブに例えて、
「石炭をギュウギュウに詰めたらダメでしょ?」という解説があり、
分かり易い!と思ったものです。
この本で著者は身体を車に例え、
P.161 1.構造にあわせ正しく使う (構造)
2.正しくガソリンを入れる (循環・栄養)
3.穏やかな運転手が運転する (心)
つまり、自力整体でいうところの、
1.整体法 2.整食法 3.整心法
このように言うのは易く、実行は結構難しいのが健康法です。
片平氏の導入は、
治すのではなく「勝手に治る」とイメージする
P.109 手に切り傷ができたとき、あなたは「さあ、これから治すぞ」とは思わない
P.110 治療家が行っていることは、
痛みを消すことでもなく、苦痛を和らげることでもなく、
ただ
解剖学的に正しい位置に落ち着くように施術するだけ
それは、体には、治る力があるから
自分で治れる位置まで誘導してあげれば、勝手によくなり始めます。
その治る力を引き出すために施術家がいるだけのことです。
自力整体では、自分が施術家です。
だから体の構造を熟知して、<良い時の感触><不調のときの感触>を見極め、
少しずつ動かして(微振動)、良い方向へ導く作業なので、大変なのです。
痛みが起きる直前のスレスレの体勢で、少しだけ動かすと、ほぐれてきます。
これはナビゲーターが行う格好と、生徒さんの恰好が違う場合もあり、
自分で模索する・・・・
なので、「痛みが辛くて、何とかして、それから抜け出したい人」は、一生懸命やるし、
「何となく形だけ真似している人には、その良さが、あまり分からない」のです。