自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

今年の十大ニュース

2017-12-31 10:36:08 | 生き方


毎年、マスコミでは社会を騒がせたニュースが選ばれます。
私は、自分自身の十大ニュースを考えて、エクセルに記録し始めて35年です。
非常に個人的なものなので、他人が読んでも面白くはないと思いますが、
ご参考まで。

1.断捨離進展

  勝間和代さんの本に刺激されて発奮。
  ピアノを白い電子ピアノに買い替え、白い引き出しも購入。
 

2.自力整体がInternationalに発展

  バルセロナやトロントから「里帰り期間だけ習いたい」という方々が。
  このご縁で、スペイン旅行が実現しました。
  シェア奥沢教室も軌道に乗りつつあります。
 

3.「猫達の芝居小屋」シナリオ完成 立ち稽古開始

  長年温めてきた<カルメン>素材のミュージカルです。
  素敵な曲をたくさん歌い、バレエにも夢が!
   

4.オペラ歌手で整体師・富澤先生との出会い  

  身体を整えていただきながら、発声法やオペラの話も聞けて、
  音楽会のチケットも割引でお世話いただき、ハッピー!


5.ミュー研仲間の80歳を祝う会 「トマトのお味は……」を上演 (5月)  

6.Spain/3月, Norway/7月, Singapore/10月 

7.「3分間ホネナビ体操」との出会い 

8..Elevartの楽譜発見! プロのお手本CD付楽譜購入でレベルアップ

9.卓球ギブアップ

10.大田区芸術フェスティバルで歌詞間違え、情けないステージ
   風邪による練習不足で初めての大失敗。

こうやって毎年まとめておくと、
「あれ、何年前のことだっけ?」という疑問に、サッと答えがでます。
2017年という、今年の出来事が、手塩にかけた作品のように
思い出の小箱に収まってくれるのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「痛くない死に方」 12 転倒 → 骨折 → 寝たきりを予防

2017-12-30 11:47:32 | 推薦図書


最後に、長尾医師が勧める「痛くない大往生」の方法を。
P.139に色々出て来ます。

   ロコチェック:運動器症候群予防のためのチェックや運動

   コグニサイズ:「100から3を引く計算をしながら歩く」など、
          体と頭を同時に働かせるプログラム


上記は比較的新しい健康法ですが、
昔から和洋中選り取り見取りで、健康法は山のようにあります。
問題は、どれでも良いから、各自日課として取り入れ、
長年続けながら、どんな効果が上がっているかをチェックできるか?

私は自力整体を始めて12年ですが、年々体調が良くなり、
動きも体重も軽くなってきています。
多分、体重と筋肉のバランスが程よく保たれて、巡りが良いからでしょう。
  
私が個人的に感じている健康の指標は、
①行きたい場所に、自由に行ける。(体力・脚力・筋力がある)

②行きたい場所・やりたいことがある。(チャレンジ精神)

③体調や気力がダウンしても、感謝をもって受け入れられる。

こういうことを可能にしてくれる健康法を全ての人が見つけて、
医療費を無駄遣いしない社会をつくるのが願いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「痛くない死に方」 11  救急車を呼ぶ意味

2017-12-29 05:20:40 | 推薦図書


P.150 「救急車を呼ぶ」ということは、

   蘇生、それに続く延命治療への意思表示です。



P.151 高齢の女性がある日の夕食の最中に、おかずを喉に詰まらせて
   目を白黒させながら呼吸停止しました。
   家族は慌てて救急車を呼びました。

   心臓マッサージでなんとか心拍は再会しましたが
   人工呼吸器を付けられました。
   2週間目には気管切開が施され、1か月後には胃ろうが造られました。

   ご家族はおばあちゃんのそんな姿を全く想定していませんでした。
   「穏やかな最期を迎えさせたい」と漠然とイメージしていましたが、
   その逆。「こんなはずじゃなかった」と後悔しながら
   私のところへ相談に来られます。
   
   蘇生処置で息を吹き返した後は、やがて延命治療に入ります。
   しかし一度開始された延命治療は、
   現在の社会状況では誰も中止できません。

   過去に家族の要望で延命治療を中止した医師が
   殺人罪で逮捕されたという歴史があるからです。


P.153 では、どうすればいいのか。

   末期がんや難病の終末期や老衰になったら、
   大きな病院に主治医がいても、
   往診してくれる「かかりつけ医」を別に持つことです。

   「病院の専門医」と「地域のかかりつけ医」の二刀流です。

   これが高齢化社会での医療の基本型となりつつあります。
   どんなことでもまず「かかりつけ医」にご相談を。

   救急車を呼ぶ際も、
   できるだけ「かかりつけ医」に相談してからにしましょう。


   (中略)呼ぶか呼ばないかは、最終的にはご家族の判断によります。
   もし呼ぶなら、それがどういう意味を持つのか、
   しっかりシミュレーションしてから呼んでください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「痛くない死に方」 10 平穏死させてくれる施設・病院

2017-12-28 05:33:44 | 推薦図書


P.132 平穏死のための第4の条件は、

   施設を終の棲家と決めた場合、病院に搬送せずに、
   平穏死を迎えさせてくれる施設を選ぶことです。


私の母は、ラッキーなことに、手厚い介護を受け、家族も協力し、
私と夫は施設のロビーでコンサートを行ったりして喜ばれました。
最期は職員全員の見送りのもと、正面玄関から出発しました。
そのようになるために絶対に必要なのは、
「不要な延命措置を拒否する」という文書です。

参考例として、尊厳死協会の宣言書を、そのまま書き写しておきます。

P.133 リビングウイル(Living Will)

   ~尊厳死の宣言書~ 出典:日本尊厳死協会

   私は、私の傷病が不治であり、かつ死が迫っていたり、
   生命維持装置なしでは生存できない状態に陥った場合に
   備えて、私の家族、縁者ならびに私の医療に携わってい
   る方々に次の要望を宣言いたします。この宣言は、私の
   精神が健全な状態にある時に私自身が破棄するか、また
   は撤回する旨の文書を作成しない限り、有効であります。

   ①私の傷病が、現代の医学では不治の状態であり、
    既に死が迫っていると診断された場合には、ただ単に
    死期を引き延ばすためだけの延命措置はお断りいたします。

   ②ただしこの場合、私の苦痛を和らげるためには、
    麻薬などの適切な使用により十分な緩和医療を行ってください。

   ③私が回復不能な蔓延性意識障害(持続的植物状態)に
    陥った時は生命維持装置を取りやめてください。

   
    以上、私の宣言による要望を忠実に果たしてくださった方々に
    深く感謝申し上げるとともに、その方々が私の要望に従って
    くださった行為一切の責任は私自身にあることを付記いたします。

これと同じ文章で、本人が書名・捺印できる用紙がpdfでネット上にあります。
https://square.umin.ac.jp/endoflife/shiryo/pdf/shiryo03/01/301.pdf
ここまで用意しておいても、医療機関によっては、または家族の誰かが、
叶えてくれない場合があるかもしれません。

でも、無いよりは、ず~~っと良いと思います。
もちろん、私も作成済み。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「痛くない死に方」 9 葬儀屋さんと話してみる

2017-12-27 05:59:28 | 推薦図書


P.122 勇気を出して葬儀屋さんと話してみよう

   平穏死とは、旅立っていく当人だけのものではありません。
   それを見守るご家族の気持ちも含めての平穏死だと思います。

   旅立つ人も、残された人も、お互いが「これで良かった」
   と思える形がいちばんだと思います。

   平穏死は、死ぬ瞬間のことではなく、
   「生」と「死後」を含めた一連のプロセスを指すのでしょう。


私の母の場合は、最期を過ごした老健のケアマネさんから
「あと1カ月くらいかもしれない」という時期に、
<〇〇、▲□などの現象が起こる可能性がたかい>
<そのときは、このようにしてあげると、本人が喜ばれる>
<本当に最期が近づいたら、家族のみ、傍らで寝泊まりできる>
<臨終後は、介護士さんと一緒に清拭を行うことができる>
などなど、細かく説明を受けました。

実際に私は姉と交代で数日間、母のベッドの横の簡易ベッドで寝て、
もう何も言わず、寝てばかりの母との時間を過ごしました。
色々説明をきいていて、本当に良かったと思うし、
最大限の親孝行ができたと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「痛くない死に方」 8  看取りの実績がある在宅医を探す

2017-12-26 05:56:45 | 推薦図書


P.114 独居の末期がんでも在宅療養は可能です。

   まず「訪問診療」だけではなく「往診」のどちらにも対応してくれる、
   そして看取りの実績のある在宅医を探すことが大切です。

   (中略)「訪問診療」は、あらかじめ申し合わせたある曜日の
   ある時間に医師が訪問すること。

   それ以外の時間に患者さんの求めに応じて診察に向かうことを
   「往診」と言います。

国が2006年に創設した「在宅療養支援診療所制度」に登録すると、
医師は高い診療報酬が保証されるそうです。それにつられて
「とりあえず登録」という診療所が多かったらしく、
P.116 いざふたをあけてみるとその半数以上が
   「在宅看取り数が年間0人」の診療所でした。

現在は、その反省を受けて、
   病院を含む複数の医療機関がしっかり連携して24時間365日
   カバーすれば「3名の常勤医」という条件を満たしていなくても
   構わないことになっています。


P.117 新聞、書籍、インターネット、クチコミ、患者会、
   ケアマネジャーからの情報を大いに活用してください。
   病院の地域連携室や市町村医師会に直接電話して尋ねるのもいいでしょう。

私が住む世田谷区は、「あんしんすこやかセンター」(地域包括支援センター)
という組織があって、地域ごとに担当者が決まっているそうです。
私は未だ<看取り対象年齢>ではありませんが、
もし、そうなったらどこへ?と聞いてみました。
答えは、「今のところ、瀬田の界隈で活動している<〇〇グループ>が
あるようです。」とのこと。

独居老人が増えるにつれて、対応してくれる医師や医療機関は
増えていくことでしょう。それらについて、
「知らなかった! 悔しい」とならないよう、情報収集は必須です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「痛くない死に方」 7  平穏死できない現実

2017-12-25 05:53:54 | 推薦図書


P.110 「8割の人が平穏死を望んでいるにもかかわらず、
   8割の人が平穏死できない」のが現実です。
   これは「平穏死」という言葉の生みの親である石飛幸三先生の言葉。

私の母も含めて、私も友人たちも「平穏に逝きたい」と望み、望んでいました。
でも現実は??
私は昨年3月、母の看取りをして、その現実を垣間見ました。
母は、早くから尊厳死協会に入り、家族にも日常的にその話をし、
在宅では不安となった時、老健への住み替えも自分で判断し、
痛みはあったものの、不要な延命措置は免れました。

何故か?
それは母が、「尊厳死(平穏死)」を望む、と文章にしていたからです。
そして、私達家族がそれを叶えてくれる場所を必死で探したからです。
役に立ったのは小笠原文雄医師と上野千鶴子さんの対談本とか、
田中奈保美さんの「枯れるように死にたい」、石飛医師など数人のお医者さんの本で、
それらを読み、終末期の病院の扱いを勉強していたからです。

今、身近な友人たちが在宅医療の何たるかをあまり知らず、
「不要な延命措置だけは、しないつもりだよ」という現実がもどかしいです。

この本の著者・長尾医師が言うように、
平穏死の条件・その1 「平穏死できない現実を知ろう」
そのためには、この本を買って、読まねば始まりません。

私は自分のメモのために要点だけをブログに書いています。
それは自分のためであって、ブログの読者の皆さんが
「本を買わないでも、まとめてくれてるからラッキー」と思われては
困ります。

介護をしている人は、なるべく<悲惨そうな未来>を見たくないでしょう。
でも、最後はいつか来ます。1年後か10年後か分かりませんが、
その逝き方(逝かせ方?)は介護されているご本人と、介護者と、
看取りグループが協力し合うことで達成されるのです。

是非、是非、現実を学んでください。

   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「痛くない死に方」 6  お餅を喉に詰まらせたとき

2017-12-24 05:53:00 | 推薦図書


100歳の在宅患者さんが「お餅を喉に詰まらせて、窒息状態」
こんなとき、私だってきっと、救急車を呼んで、
「とにかく、詰まってるお餅を取り出してください!」と叫ぶでしょう。

しかし、、、長尾医師は、
P.60 「今、救急車を呼ぶということは、蘇生処置をお願いすることです。
   蘇生に成功したら、延命処置に移るかもしれません。
   そこまで考えてから決断してください」

と、言われるそうです。


P.61 日常のおしゃべりの中でいくら「私は自然にポックリ、
   痛みに苦しむことなく逝きたい」と本人が話をしていても、
   いよいよ、という時に、ご家族はそんな会話は忘れ、

   「やれる延命治療は全部やって欲しい。何が何でも助けてほしい」
   と真逆の希望を出してくることが多々あります。
   それが愛だと思っているのです。

   しかし、愛とエゴイズムは紙一重であることを忘れないでほしいと思います。
   ご本人の痛みや気持ちを想像もせずに、理想を押し付けることは、
   少なくとも愛情ではありません。


だって~~、目の前で<窒息死しそうな状態>が展開したら、、、、
言われてみりゃあ、長尾先生の言われることが、すぐ納得できますが、
何の予見も出来ない状態では、<蘇生処置をお願いする>のが人情です。

あ~、気を付けなくっちゃ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「痛くない死に方」 5 胸水・腹水は抜かない

2017-12-23 05:47:39 | 推薦図書


P.57 病院では胸水や腹水があると条件反射のようにお腹に針を
   刺して抜いて、アルブミンを補給することを繰り返しています。

   もしくは、抜いた後で「脱水症状にならないように」と
   1~2Lの点滴をすることもよくあります。

   しかし、これを繰り返すことは患者さんにとって
   苦痛を増すことにしかなりません。


P.59 そもそも胸水や腹水が溜まるのには、必ず理由があります。
   がん、心不全、肝硬変など病態が何であれ、

   水分を体内に溜めることで、崩れかけた身体のバランスを保って、
   なんとか生き延びようとしているのです。

   つまりは、自然な氏、苦痛少なき市に向かうための過程であると
   いえましょう。

   もしも、胸水や腹水が苦しくて食べられない、呼吸もままならない
   という状態であっても、終末期であれば「待つ」ことが
   痛くない死につながります。

   (中略)痛くない死に方、それには「待つ」ことが
   終末期以降は重要であると覚えておいてください。

こういう大事なこと(←患者側にとって)を、
ごく一部のお医者さんしか知らないのか?
知っていてもわざと無視しているのか?(と、勘繰りたくなるほど)
悲しい現実があるようです。

私達は、「痛くない、望ましい死」を目指すなら、
た~くさん勉強しなければならないようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「痛くない死に方」 4 ハッピーな胃ろう

2017-12-22 05:59:14 | 推薦図書


「胃ろう」と聞いたら、「不要な延命治療」を思い浮かべるほど
悪いイメージがあります。
でも、長尾医師は「ハッピーな胃ろうもある」と書いています。

P.53 いったん胃ろうを造ったら、もう二度と口からは食べられないと
   思っている方が実に多いのですが、そんなことはありません。

   口から半分、胃ろうから半分、という方はいくらでもいます。
   まあ、両者の割合は人それぞれ。
   また病気の時期でもそれぞれです。

   細かく刻んだり、”とろみ”を付けるなどの工夫をして、
   できるだけ口から食べていただき、
   それでも足りない分を胃ろうから補うという考え方です。

   いったんは完全胃ろうになっても、その後見違えるように元気になり、
   やがては胃ろうが不要になった人を何人か経験しました。

   私はそんな胃ろうを「休眠口座」ならぬ「休眠胃ろう」と
   勝手に呼んでいます。これらの例のように、
   「生きて楽しむための胃ろう」がたくさんあります。


しかし、、、、現実は厳しいようです。
P.54 「ハッピーな胃ろう」もいつかは「アンハッピーな胃ろう」に移行する
   可能性が高い・・・
   両者は連続しているのです。

   最初は「生きて楽しむための胃ろう」だったのが、
   時間の経過とともに老衰や認知症が進行して食べられなくなり、
   延命手段としての胃ろうとしか言えない状態になります。

   ここに至り、もしご家族が胃ろうを中止したいと申し出ても、
   中止してくれる医師は少ないでしょう。


P.55 2012年、日本老年医学会から人口栄養の中止に関するガイドラインが
   出ました。患者さんの不利益が利益を上回ると考えられる時は
   「撤退」も選択肢だと、立場表明されました。

   画期的なガイドラインだと評価されています。
   このガイドラインを臨床現場にどう取り入れていくのかが、
   今後の大きな課題だと思います。

   

   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする