自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「痛くない死に方」 2

2017-12-20 05:58:53 | 推薦図書


P.43 平穏死=枯れて死ぬこと

   延命死=溺れて死ぬこと

   枯れたほうが苦痛が少なく、長生きする。


P.42 人生の最期の10日間に過剰な点滴など延命治療をした人は
   痰や咳で苦しみ、ベッド上で溺死している
   これが日本人の大半なのです。

私の母もそうでしたが、亡くなる3週間くらい前から殆ど食欲がなく、
水分のみになり、当然痩せ細っていきました。
水分も拒否するようになると、看護師さんたちから
「あと1週間くらいかもしれない」と言われました。

昏々と眠り続け、たまに目を開けて、
眼で何かを語るように、
または10年以上まえに逝った父を探すかのように空を見つめ、
そして又眠る・・・・

私達直近の家族は起こり得る状況や症状を聞いていましたから、
あ~、いよいよその時が近づいたんだ……と納得していました。

ところがよくある話が、
<遠い親戚が見舞いに来て、痩せさらばえた親戚をみて激怒>

  「親を飢え死にさせるのか?!??」と一喝。


「そうじゃない」ってば! ちゃんと医学的根拠があって、
良心的なお医者さんから<尊厳ある死に方>を教わってるんだから、
余計なこと、言わないでヨ!!

でも、若い家族は、声の大きい<遠くの、年寄り>の親戚に勝てず、
点滴や経管栄養の措置をされてしまうことが多いそうです。

この時に役立つのがリビングウイル。

「私は痛み無く、平穏な尊厳死を望んでいます」という自筆の書面があれば、
親戚から「常識知らず!」「人でなし!」と罵られても、撃退できるのです。
やらない手はありませんね。
コメント
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