KoMarian CATｓ ⑮

昨日の曲は、やはりオペラからの本格的合唱です。

驚くべきは、これが50年近く前の、
私の高校用音楽の本に収録されていたことです。
（昭和39年12月印刷　教育芸術社　154円）

しかもその本を今も手元において、しばしば眺めている私！
ボイトレのM先生も良い曲の多さにビックリされていました。

先日、「オペラ合唱曲集」CDで原曲を聴いてみましたが
高校生用の編曲でも原曲と殆ど違わず、歌えるのです。

若い時に良い音楽に触れる機会を持つことの素晴らしさに
改めて感謝！です。

KoMarian CATｓ ⑭

Song　8　兵士の合唱　　　
　　　　　歌劇「ファウスト」（グノー）より「兵士の合唱」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/替え歌KoMaria

　　　僕は子ネコだから　元気に戦えるさ　　
　　　喧嘩は嫌いだけど　平和のためなら　勇気モリモリ

　　　ツメをガリガリ尖らせて　顔をペロペロ　身づくろい
　　　準備体操　ホニャラーラー　
　　　足腰も　柔らかく　グニャ～ングニャニャ～ン

　　　僕ら子ネコたちは　正義の旗のもとに　
　　　雄々しく進んでいく　平和を　守るために！

　　　　　　故郷は　唄声と笑顔があふれて　
　　　　　　野山には　光輝く木々の色
　　　　　　猫たちと　鳥や　ネズミや　金魚も　犬も　
　　　　　　楽しく暮らせれば　世界中　悲しみの涙もなくて
　　　　　　暖かい　唄があふれる街を　みんなでつくれるはず　
　　　　　　僕らは　目指すよ　平和な世界を

　Coda:ラララ・・・・・・故郷を　ラララ・・・・・・守るんだ　……故郷を！

KoMarian CATｓ ⑬

Narrator:鳥たちの騒ぎで目が覚めた子猫達はビックリ仰天。

トニー：僕は何にもしてないよ～！　
　　　　なんでここに攻めて来るんだよ～～～！！

雀１：うるさい！　猫たちは皆、凶暴で横暴な動物だ！

雀２：長い間、苦しめられてきた側の痛みを思い知れ～！

トニー：わかったヨ！　悪かったヨ！　
　　　　もうしないから、攻撃は止めてヨ！

鳥たち：問答無用！　戦争だ～！

トニー：仕方ない。僕たちも家族や家を守るために戦わなくちゃ！
兄弟たち～、みんな、立ち上がって、戦闘準備だ～～！！


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解説：

黒猫トニーは、白猫マリアと平和な生活を楽しんでいたのに
それは誰かの犠牲の上に成り立っていたのでしょうか？
直接の利害関係が無くても、歴史的な積み重ねは仕方ない？

KoMarian CATｓ ⑪

今日は解説です。

私が主宰するミュージカル研究会は
＜観客参加型＞Performanceを目指しています。

素人ゆえの集中力喚起作戦とも言えますが、
途中で＜健康体操＞を入れると
客席とステージが一体感を増すような気がします。

前作「希望」では、被災地の瓦礫を片付ける作業の前に
準備運動と称して＜叩動功＞という体操をしました。

＜叩動功＞というのは、気功の一種で、
両手を拳骨にして打ち合わせたり、
「ガッテンだ」と手の平を左右交互に叩いたり、
両手を横に振ったり、縦に振ったりします。

曲はオペラでもOldiesでも何でもOK。
馴染みのあるメロディーを大声で口ずさめる曲がベター。

KoMarian CATｓ ⑩

だいぶ寄り道をしましたが、シナリオに戻ります。

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第四部：＜抗　争＞

Narrator:黒猫トニーと白猫のマリアは目出度くゴールインして、
　　　トニーの夢はハッピーエンド？　と思ったら大間違い。
　　　無邪気な二人を見つめる、
　　　氷のように冷たい視線があるんですよ。

雀１：フクロウ小父さ～ん！　
　　　今日も野良猫ドディーが道路にドテ～っと寝そべっていて、
　　　僕たち食べ物を拾うことができないんだよ～～・・・・・・

雀２：私のパパなんか去年、三丁目の野良猫に追っかけられて
　　　羽が折れちゃったのよ。

雀３：猫たちは横暴だヨ！　残酷で勝手な連中だ！！

雀たち全員：力を合わせて猫たちをやっつけよう！　
　　　　　　みんなで小石や枯れ木を集めて武器にしよう！

梟：確かに、鳥たちは猫に苦しめられてきたが・・・・・、
　　果たして、こんな戦争に意味があるのだろうか？？
（Screen:小鳥たちの乱舞：曲はカンカン：全員で健康体操）

KoMarian CATｓ ⑨

昨日ご紹介したのは＜さだまさし＞さんの曲、
「天までとどけ」でした。

彼の曲は、美しいメロディーとメッセージが溢れる詩が多く、
歌い甲斐があります。が、楽譜を入手しても、
私の音域と全く合わないので、困っていました。

ところが「春に」と同じく、中学校の課題曲集の中に
ピアノ伴奏のこの編曲を見つけ、
現在は素晴らしいハーモニーを堪能しています。

KoMarian CATｓ ⑧

Narrator:お～っと危ない！　
　　　　飛び出してきて衝突しそうになったこの白猫ちゃんは
　　　　隣町のマリアです。散歩と冒険が大好きで、綺麗な声の
　　　　器量良しです。トニーが、はにかみながら歌います。


Song　7　天まで届け　　　　
　　　　　　　　さだまさし　作詞作曲

　　　出逢いは何時でも　偶然の風の中　　
　　　きらめく君　僕の前に　ゆるやかに立ち止まる

　　　懐かしい風景に　再び巡り会えた　
　　　そんな気がする　君の胸に　遥かな故郷の風


　　　　＜Refrain＞　舞い上がれ　風船の　憧れのように　
　　　　　　　　二人の明日　天までとどけ　　
　　　　　　　2番＜二人の愛　天までとどけ＞

　　　　　　　　ようこそ　ようこそ　ようこそ　僕の街へ　
　　　　　　　　　　　　　ようこそ　この愛へ


　　　ふれ合いのかけらが　人生を変えてゆく　　
　　　言葉でなく　ものでもない　一つの出逢いから
　　　君さえ許せば　僕の愛する街が　　
　　　胸ときめかせ　君の故郷になりたがっている

　　　　＜Refrain＞　

KoMarian CATｓ ⑦

さ～て、物語はいよいよ中盤です。
美しい四季を過ごした子猫たちは、もの心がついて、
冒険の旅に出ようとします。

6曲目は私の三男が、中学の合唱大会で歌った曲。
ISASの合唱部は何となく衰退していき、
私は＜中島みゆき＞調の曲ばかり歌っていたのですが、
この曲により、混声三部に目覚めます。


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第三部：＜大人の世界へ＞

Narrator:二度目の春、子ネコのトニーが何かを予感して歌います。

Song　6　春に　　　　　
　　　　　　　　谷川俊太郎・作詞/木下牧子・作曲

　　　この気持ちは何だろう？　この気持ちは何だろう？　
　　　目に見えないエネルギーの流れが　
　　　大地から足の裏を伝わって

　　　この気持ちは何だろう？　この気持ちは何だろう？　
　　　僕の腹へ　胸へ　そうして喉へ　声にならない叫びとなって
　　　こみあげる　この気持ちは　何だろう？？

　　　枝の先の膨らんだ　新芽が心をつつく　　
　　　喜びだ　しかし悲しみでもある　
　　　苛立ちだ　しかも安らぎがある　　
　　　憧れだ　そして怒りが　隠れている

　　　心のダムに堰き止められ　淀み、渦巻き、せめぎ合い　
　　　今、溢れようとする
　　　この気持ちは何だろう？　この気持ちは何だろう？　

　　　あの空の、あの青に　手を浸したい
　　　未だ会ったことのない全ての人と　
　　　会ってみたい　話してみたい　
　　　明日と明後日が一度に来るとイイ

　　　地平線の彼方へと　歩き続けたい　
　　　この草の上でじっとしていたい
　　　声にならない　叫びとなって　こみあげる　　
　　　この気持ちは何だろう？？？

KoMarian CATｓ ⑥

Narrator:冬が来ました。外では冷たい雪が降っていますが、
　　　子ネコたちはパパとママに守られて、ぐっすり眠っています。

Song　5　雪の夜の思い出　　
　　　　　　　　　湯山　昭 作曲/中村千栄子 作詩　

　　　雪の夜に　そっと直す　花の布団　子らの寝顔　
　　　じっと見つめて　雪の夜に　優しく歌う　母の幸せ

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魔笛からのアリアの後2曲は、日本の有名な抒情歌でした。
今日のこの曲は、合唱をやる人にはポピュラーな曲ですが、
一般にはあまり知られていないかも。

CATｓのミュージカルの中では、曲数が多いので
3番しか歌いません。が、素晴らしい詩なので、
1～2番もご紹介しましょう。

　　１．雪の夜に　いつもねだる　昔話　母の訛り
　　　　遠い思い出　雪の夜に　つもる　あの日の母の面影
　　
　　２．雪の夜に　編んだ手袋　赤い毛糸　部屋を転げ
　　　　子猫あそぶ　雪の夜の　こたつの温み　外は粉雪


高校入学直後からフォークソング漬けだった私が
ISASに就職して初めて触れた、全く新しいジャンルの曲たち。
それが混声4部合唱の世界でした。

その中で一番のお気に入りだったのがこの曲です。

KoMarian CATｓ ⑤

Narrator:秋。緑だった木々の葉っぱが　赤く変わって、
　　　　子供たちはビックリです。


Song　4　小さい秋　見つけた
　　　　　　　　　 サトウ八チロー・作詞/中田喜直・作曲

　　　誰かさんが　誰かさんが　誰かさんが見つけた　　
　　　小さい秋　小さい秋　小さい秋　見つけた

　　　昔の昔の　風見の鶏の　ぼやけた鶏冠に　ハゼの葉　一つ　　
　　　ハゼの葉　紅くて　入日色

　　　　　小さい秋　小さい秋　小さい秋　見つけた