自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

魔女トレ  9  食事との関係

2022-06-30 05:52:52 | 操体法


え~~っ? やっぱり???
と思ったのが、著者が紹介する「身体の達人」の食べ方です。

p.80 多くの人の足指に触れて身体を分析してきて、
   ナンバーワンをあげるとしたら、
   男性は競泳の元日本代表(運動選手)、
   女性は一般人ですが、10キロのランニングを日課とする
   運動愛好家。

p.81 両者に共通するのは、食事にとても気を遣っていること。
   男性は揚げ物(質の低い油を使った料理)を数十年食べていない。
   女性はフードコーディネーターで、ヴィーガン(菜食主義者)。

   (中略)その二人に出会ったあと、(別の)身体の状態が
   良さそうな方に食事について聴くと、やはり
   添加物や化学調味料を避けた食事をされている方が9割という印象。
   (残り1割はもともと胃腸が強いタイプ)

   また足指に関連して、爪の専門家にお話を伺ったところ、
   巻き爪や霜焼けといった足先の問題も、腸内環境と関連が深い
   とのことでした。どんなに爪の治療をしても、
   腸内環境を意識した食生活などの改善を行わなければ、
   根本的解決につながっていかないそうです。

   摂っている栄養の種類に違いはあっても、
   消化吸収能力が高く腸内環境が良いことが、
   身体の状態に大きく関わっているのは間違いないように思います。

うぅ~ん、やっぱり、というより、
当ったり前に、、、食事も大事だということです。
そして、運動選手はいざ知らず、一般人は、構わな過ぎ!!

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魔女トレ  8  丹田について

2022-06-29 05:49:36 | 推薦図書


丹田は東洋医学や武道、呼吸法、体操の世界で重要視されています。
私でさえ、
「常に意識せよ!」「鍛えろ!」「練るのだ」と言われ続けてきました。

今回、著者・西園氏の視点は上記かなり違います。
p.67 丹田とは、臍下三寸(おへその下9㎝)のあたりです。
   そこに頑張って力を入れるのではなく
   身体全体が適切なところ(関節位置)にあると
   自然に丹田に力が入るのです。

   立っている状態で股関節を適切なところに収めるには、
   身体を下から積み直す必要があります。
   
   つまり、ここでも足が適切に地面を押せているかどうかが
   要となります。

   丹田とは、
   筋肉や臓器のように物質的な器官があるわけではなく、概念です。

p.68 (中略)バレエ教室で身体がよく動き、柔軟性があり、
   ジャンプも跳べる人の下腹はふんわりふっくらしていました。
   それがずっと疑問だったのですが、
   おそらく丹田が機能している証拠だったのでしょう。

   (中略)このふんわりふっくら感は、ただ体幹のない
   だらしないだけの状態と見分けがつきにくいかもしれません。
   しかし丹田に力を入れることができるかどうかで
   判別することができます。

   丹田のワークの後で立ってみると、身体が安定する感覚、
   肩をはじめ全身が軽くなったような感覚、足裏で地面を押して
   いるような感覚、身体の外側は軽いのに中身は密度が濃く
   なったような感覚が起こるでしょう。

なんとなく、想像して動いてみることはできますが、ここはやはり
著者のセミナーを受けなければ、実感は難しそうです。
   
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魔女トレ  7  「やわらかさ」と「しなやかさ」

2022-06-28 19:04:02 | 操体法


p.62  (著者の感覚では)
   「しなやかさ」とは「強さと柔らかさが共存していること」
   強い芯でも融通の利かない頑固な芯ではなく「しなる」ことが
   できること。

   ただ柔らかいだけで惰性に流れやすい状態ではなく、
   広がりながらまとまる能力、縮む力と戻る力を備えた伸びる能力
   があること。

   この強さと柔らかさが共存するしなやかさを生むためには、
   体幹の筋肉がまんべんなく動く必要があります。


p.64 「体がつながっている状態」とは、次の三つのすべてが
   そろっている時のことをさします。

   感覚として:自分の身体が末端から末端まで知覚できている状態

   構造として:アライメントが整っている状態

   機能として:動員される筋肉に偏りが少なくバランスが整っていて
         神経が通っている状態

   これらの条件がそろうことで、身体は思ったとおりに動いてくれます。

とても専門的な解説が続くので、この辺にしておきますが、
興味がわいた方は、是非、直接本をご覧ください。
動けない悩みがある方なら、何かと得るものがあると思います。
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魔女トレ  6  後頭部から見る

2022-06-27 20:07:02 | 推薦図書


表現の世界では、目の使い方がかなり重要なようです。
私はミュージカルの指導者から「劇場の一番奥の非常口」または
その上の天井付近を見て歌うように教わりました。
バレリーナはステージを縦横無尽に動き回るので、特別な
観点があるらしいです。

p.60  目の表面で見るようにすると現実的な目と身体になり、
   後頭部から見ると夢の世界にいるような、
   表現者の身体になるような感覚が起こる

p.61(中略)正しくできた時には「丹田に気が集まる」
   「下腹部が靄ッと/きゅーっと/ストンと落ちる
   感覚がくる」「足裏の踵の骨で押す感覚が出てくる」
   といった反応が起きます。

この後、写真入りで詳しい練習法が出てきます。
ステージに立つ機会のある方々には、とても参考になると思います。
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魔女トレ  5  美しさの定義

2022-06-26 05:44:43 | 操体法


このブログは私の図書ノート(忘備録)でもあるので、
とにかく覚えておきたいことを一生懸命書き写しています。

p.34 「美しさ」とは、
   その人の意識が外に放たれた様
   見た人が感じること

   全身に常に意識(見られる意識、使う意識、
   つながっている意識)があることが
   すなわち全身を網羅できているということであり、
   繊細で綿密に感じる感性と
   コントロールできる範囲の広さもまた
   美しさを生み出す一因です。

   普通の人が片足立ちになると、手足を無意識に
   揺り動かしてバランスをとるでしょう。しかし
   バレエではどんな瞬間も優雅な見た目を保つために、
   筋肉を感じ、制御し、余計な力を抜いていかなければ
   なりません。

   つまり筋肉の感覚、バランス、骨の向きや位置を感じて
   細かくコントロールする必要があるのです。これは
   身体を「感じる」力があってこそ可能になります。

p.35 「感じる」ことは、自身の身体と信頼関係を築く行為。
   ダンサーたちはそれを当然のこととして無意識的にも
   意識的にも使いながら、常に姿勢(形)と動きに
   磨きをかけています。

   これはバレエだけでなくあらゆるダンスや表現の世界に
   不可欠な能力なのですが、スポーツの世界では
   そうでもないようです。

最後に、一般人に分かりやすいアドバイス。
p.40 常に全身に意識を張り巡らせなさい。
   日常でもバレエを習う身として、
   見られていることを意識して過ごしなさい。
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魔女トレ 4  バレエの三原則

2022-06-25 06:04:32 | 唄と踊り
湿原の木道脇に咲いたクリンソウ。




p.32 バレエの三原則
   ①アンドゥオール【En dehors】(外旋)

   ②エレバシオン【Elevation】(上昇・引き上げ)

   ③アプロム【Aplomb】(優雅さと正確さが両立した状態)

上記3つが常にある状態を維持して踊るのがバレエだそうです。
知らなかった・・・・・ 特に③について。
以下は、バレエについて特別分かりやすく解説されているので、
そのまま書き写しておきます。

p.33 バレエは形式からくる機能美の美しさの追究が大前提。
   (中略)バレエの身体づくりやトレーニングは、
   あらゆるスポーツ競技者にとって
   動きをより合理的で確実なものにするに活かせます。

   正しい立ち方と正しい姿勢の維持は、
   身体各部の機能性を高め、協調性を維持し、
   動きの滑らかさを生み出します。

   それによりあらゆる方向への運動を可能にする
   動的な安定性が生まれます。
   その安定性が優雅さを生み、人々を魅了するのです。

p.34 ゆえに始まりは、正しい立ち方と姿勢です。
   バレエでは常に正しい立ち方と姿勢を保ちながら
   様々な動きを習得していく練習をします。

   一度その姿勢が崩れてしまえば、いくら高く跳べて
   たくさん回れたとしても、美しくありません。
   そのうえ怪我をしてしまう可能性も高くなります。

   大変な努力の積み重ねが必要で、誰にでもできる
   ことではありません。しかしバレエに触れ、
   その美しさに向き合うだけでも、
   計り知れない恩恵が得られるでしょう。

なるほど、なるほど、、、
私は正に、その入り口をウロウロしていて、立ち方と姿勢で
四苦八苦しているわけです。

現在習っている先生は、40代らしいけれど、本当に美しく、
顔も体も性格も、全てが素晴らしい! 1%でもイイから
その優雅さに近づきたい!! そう思って、真似しています。

現実派の夫は「近づける筈がないんだから、無駄な努力!」
と言いますが、無駄ではありません。芸術品のような先生を
観て、うっとりしていると、何故か自分の脊柱管が伸びて、
骨盤底筋群が締まります。

自力整体教室でも、このような刺激を生徒さんに届けたい!
だから勉強する気が起きるし、生徒さんたちも認めてくれて
お友達を誘ってきてくれるのです。
      
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魔女トレ 3  真っ直ぐ上にのびる  

2022-06-24 05:48:54 | 操体法


p.14 身体を上へと引き上げるための力、伸ばす能力は、
   足裏で地面を押すことで得られます
   それができていないから、
   すっと伸びることができないのです。

p.15 「上へ引き上げる」が可能になるには、
   地面からの反力(地面反力)が身体のセンターを
   通っていることと、それをキャッチする身体感覚が
   あるという前提条件が必要です。

   それが備わった身体の時に、はじめて利用できる
   というものなのです。相互作用で起こる現象とも
   いえます。

著者の分析は、
   筋肉だけにフォーカスされている現状が
   「地面を押せない」人々をつくってしまっている
   天に向けて真っ直ぐ立つということは、
   地面から順に骨を積み上げるということ。

   そうすることで全身の骨と筋肉をバランス良く、
   まんべんなく使うことができます。

このことはアスリートやバレリーナだけの問題でなく、
普通の生活者にも言えると思っています。ところが
男性ばかりの体操教室などでは、
「バレエなんて踊る気はないし」
「スタイルだって悪くてOK。生活に関係ないもんね。」
という方が大多数です。

でも、それは大間違い。(と思います。)
スタイル悪く、猫背で丸腰、ガニ股で暮らしていると、
肺活量は減り、腰痛・膝痛が出てくるし、怪我の可能性も。

バレエは身体の使い方を研究し尽された、究極の操体法です。
踊らなくたって、これを学ばない手はありません。
幸い、私は踊ることが好きだったためにバレエに挑戦し、
勉強する機会を得ることができて本当にラッキーでした。

美しいバレエは踊れなくても、その仕草を真似して
姿勢を保つ知恵は90歳くらいまではキープできそうです。
それを確かめたくて、「早くトシをとりたい!」と思うほど。
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魔女トレ 2  

2022-06-23 05:43:45 | 推薦図書
今日から写真は初夏の入笠山(6/13)の思い出です。
湿原の高山植物は少ないけれど、桜に似たズミの花が綺麗!


昨日のブログに載せた、著者・西園氏の言葉。

   (セッションには)   
   その場でしか生まれない空気があり、一種のアート活動の
   ようですらあります。身体への感動によって一つになる
   人たちを見て、なんとも言えない幸せな気持ちになる・・・・・

レベルは全然違いますが、自力整体教室で私も頻繁に感じます。
何年も共に勉強し、向上してきた仲間(生徒さん)との対話で、
私の意図を的確に汲んでくれていることが分かるやりとり。
身体の反応、健康になれたことへの歓びと感謝、等々。

生徒さんが私を信頼してくれ、成果が上がっている喜びをシェア
できていることの感動です。小さな規模の教室なので、
パーソナルレッスンのような、きめ細かな指導ができているせい?
この感覚を大事にしていきたいと思っています。
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魔女トレ   西園美彌・著   2021/12

2022-06-21 05:52:42 | 推薦図書


結構、衝撃的な出会いのような気のする偉大な本。
自力整体よりは、ボディワーク・舞踏関係者にお勧めします。

私にとっては、バレエはもちろん、テニス・卓球などとも繋がり、
高齢者の健康体操指導にも役立ちそうな有用情報満載でした。
それは著者の宮園氏が、いわゆるバレエダンサーの枠に収まらず、
多くのジャンルの人々に身体の本質を伝えようとしているからです。

p.152 (著者が)中学生の頃、考えていたこと
   「身体の仕組みを知れば、老若男女を問わず、人種問わず、
   みんな健康で幸せになれるにちがいない。だからもっと
   みんな身体に興味を持てば良いのに」と。

上記は、私も同じです。本当に強くそう思ったのは最近ですが、
身体に関する感覚を研ぎ澄まし、実感し、動かして確認すれば、
痛みを和らげることも、パフォーマンスを上げることもできるのです。
でも、多くの人が辿り着けず、お手上げ状態になって、
「トシのせい」にして、諦めてしまって、さらに余計な医療費を使い、
社会のお荷物(=健康産業界の餌食)になっていることが、
歯がゆくて、腹立たしいです。

この状況を打破するべく、著者が考えていることは、
p.153 身体に興味を持つ人たちが老若男女を問わず集まれる場所を
   つくりたい。年齢も経験も環境も違う人たちがお味空間で
   一緒に学んでいる場。触れ合ったり、悲鳴をあげたり、
   驚いたりカッコいいところを見せられたりする場。

   その場でしか生まれない空気があり、一種のアート活動の
   ようですらあります。身体への感動によって一つになる
   人たちを見て、なんとも言えない幸せな気持ちになる・・・・・

   (中略)今後は医師や研究機関との実験や検証を行い、
   科学的な根拠を背景に身体と足のメカニズムをもっと
   説明できればと思います。

私自身は、そこまで高い位置にいませんが、彼女の検証を
心待ちにして、自分の教室や体操グループでの指導に役立て、
ともに学んでいきたいと思っています。
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Google 翻訳

2022-06-18 05:51:22 | 生き方


リタイア後、英語を使う機会が激減していました。
でも最近、ラジオ体操仲間の紹介で国際交流会に入り、
突然、忙しくなりました。

6月のゲスト、素敵な音楽指揮者(英国人)に出会い、
ミュージカルの発声ついてアドバイスを求めたり、質問したり、
久しぶりに畏まった長文を書く必要が生じたのです。

相手は「若くて気さくな方」でも「著名な音楽家」ですから
気楽な文章はダメだなぁ~と思って長考していました。
でも、「Google 翻訳って、どうなんだろう?」と思い、
使ってみたら、なんとお利巧なこと!

日本語の欄にタイプすれば、丁寧語でも友達調でも
何でも、その通りの感覚で英語に翻訳してくれます。
あ~~、もっと昔にこんなソフトがあればねぇ~~

今の人たちは本当に気楽に英語の勉強ができて羨ましい・・・・・
でも、「たら・れば」を言っても始まらないし、
今現在、これを活用していない<多くの日本人?>の方々に
お伝えしたいです。

ん?とおもったら、すぐにGoogle 翻訳で調べましょう。
英単語も政治用語も、体操・医学用語も何でも翻訳され、
詳細はそれらのホームページや関連記事をみることも可能。

それらの説明が完璧に正しいかどうかは、各自の判断ですが、
少なくとも、図書館で探しまくるよりはずっと効率的に
色々な勉強ができるのです。
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