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ゴンブリッジ先生の 美術の物語

2022-11-17 09:15:40 | 美術


「美術の物語」という高価で重量級の本については今年7/18に紹介しました。
購入してしまえば、読まずにツンドクになりそうなので、敢えて買わず。
図書館に予約すると、人気の本なので、数カ月に一回だけ廻ってきます。
そして2週間だけ読みます。(その後、また予約)

こんな感じで読み進み、今回は3回目。
毎回、興味深い言葉に遭遇します。例えば今回は
p.165 エジプト人はおもに「知っていること」を描いた。
   ギリシャ人は「見えているもの」を描いた。
   だが、中世の画家は「感じている」ことも表現できるようになったのである。

上記の文章を眺めただけでは意味不明ですが、
原始の洞窟壁画から始まって、現代の実験的な芸術にいたるまで、
著者ゴンブリッジ先生の深い洞察と愛情、豊富な知識で綴られた文章を
読み進めてくれば、上記三文章は「なぁ~るほどねぇ」と思えるのです。

ミュージカルと体操指導の二刀流で満足していた私の生活に美術が加わったのは、
月に1回、シェア奥沢という場所で開かれる美術講座のお陰です。
居並ぶ美術フリークたちの深い知識や審美眼に圧倒されながらも、
「自分なりに楽しめば、それでイイんですよ」という講師のM先生に励まされ、
なるべく休まずに参加するようにしています。

お陰で、こんな重たい小難しい書物まで楽しめるようになったので、大感謝!です。



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美術の物語  エルンスト・ゴンブリッチ 著    2019/7

2022-07-18 08:18:34 | 美術


今年の始め頃、NHK金曜日朝のインタビューコーナーで
原田マハさんが絶賛していた「美術の物語」を読んでいます。

重たくて、両手でも持ち上げては読めないので、テーブルに
台(ピーナッツが入っていた段ボール箱)を置いて支えるほど。
8500円もする立派な装丁です。(私は図書館で借用)

同じ考えの人が多いらしく、人気の本ですから2週間で
返さねばなりません。が、「流し読みして終わり」では
意味がないので、じっくり読んで、今回は5章までで終わり。
(全体では28章まであるので、再度申し込みます。)

私は若いころから音楽とスポーツのみが趣味で、
美術には不調法でした。数年前にシェア奥沢で美術講座に出会い、
解説を聞いて、絵を見る楽しさが分かってきたところです。

ゴンブリッジ氏はとても偉い方らしいですが、文章が平易で、
内容が分かりやすいのが素晴らしいです。
「難しいことを易しく言う!」何につけても重要だと思いました。

この本のネット解説を拾ってみると、
   「ギリシャ、ルネサンス、印象派…などと細切れではなく、
   洞窟壁画から現代アートまで、まるで大河のように美術の流れを
   捉えることができるのが本書の醍醐味(だいごみ)。
   何度読んでも新しい発見がある」と竹下さん。

   著者ゴンブリッチ(1909~2001年)は美術史の泰斗だが、
   語り口は平易で楽しい。分厚い大著は買っただけで満足しがちだけど、
   こちらは夜な夜な開きたくなる。(黒沢綾子)
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