自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

腹筋革命 「そる」だけでやせる  中村尚人・著 2019/4

2019-05-31 05:02:51 | 推薦図書
写真はヤスール火山入口。お祈りの儀式。




著者は「身体と心の運動に取り組み、予防医学の実現を目指すヨガ・ピラティス講師」
ヨガ・インストラクター&理学療法士として医療・介護分野にて臨床経験を積む中で、
病気になってからよりも病気にならないようにする事の重要性に気付いたそうです。

私はヨガを正式に習ったことはありませんが、本や映像を見て、結構取り入れています。
もちろんバレエのバーレッスンにも似たようなエクササイズが登場します。
なので、いつかちゃんとした理論を知りたいと思っていました。

著者は本書の中で、結構アクロバティックな写真を載せていますが、
この本で伝えたいことは、<難しげなヨガは、サッパリ忘れて?!>
ただ、
   「足の指を持ち上げて立ち、身体を反らせるだけ!」

たったそれだけで、ドローインやら臍覗きやら、Sit upなどの苦しいエクササイズより
効果的な運動になる!のだそうです。

私も実際にやってみて、「これは結構<革命的>なモノかも!」と思いました。
何が?というと、とにかく簡単で、
身体を反らせた結果の<お腹がへっこんだ状態>の形状記憶が優秀だからです。

ま、ウエスト69cmの私が65ぐらいにならなければ、効果的とは言えませんので、
しばらく続けてみて、ご報告いたしましょう。
読者の皆さんも、是非、読んで、やってみてください。





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「こんな夜更けにバナナ   その3   産婆さんの役目

2019-05-30 05:50:07 | 推薦図書


P.154 「産婆さんがいなくても子どもっていうのは生まれるものなんです。
    ただ産婆さんがいると、安全に生まれやすいというだけのことです。」

上記は北海道リハビリー(企業型授産施設)の指導部長だった西村秀夫氏の言葉。
終戦後、東京大学の教官になり、全共闘運動激化の折は
「学生の心情を最もよく理解する教員の一人」だったそうです。

その西村氏が身体障害者と交流を深めるきっかけなど、詳しい経緯は
P.148~154に書かれていて、偉い方だなぁと思います。
ただ、赤ちゃんは殆どが自然に生まれてくるのでしょうが、
障害者の権利とか、国民の意識改革は、自然に生まれてくるとは思えません。

「声高にシュプレヒコールを叫ぶのは得策でない」ことは理解していますし、
西村氏のように、「気負いなく」「淡々と」「自然に逆らわず」運動を続けていくことが、
結局、確実に進歩を促せるのでしょう。

私は今、シェア奥沢という「フツーの市民の文化的サロン」に縁を得て活動していますが、
オーナーの堀内教授という<産婆役?>の方が居なかったら、成立していない場所です。
リタイアしたら(もちろん現役世代でも!)、アンテナを高く伸ばし、
楽しく成長できる場所を開拓し続けることが重要だと思います。
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「こんな夜更けにバナナ   その2

2019-05-29 05:08:16 | 推薦図書


P.114~ 障害者もボランティアも決してやさしかったり、純粋なだけの
   人間集団なのではなく、ときには危ういドロドロとした、
   ひどく微妙な人間関係の力学の上に成り立つ世界なのだ。

   そして、ボランティアが人を成長させるとしたら、
   それはなにも「感動的」な体験があるからではなく、
   きわめて人間的な本質をあらわにし、多かれ少なかれ、
   それを目撃し、そこに触れざるをえない世界だからだろう。

   逆にいえば、それによって成長する人間もいれば、傷つく人間もいる。
   「美談」の反対も、同じ分だけゴロゴロ存在するのかもしれない。
   して当然なのだ。

何故いま、この本を読む気になったのか?
それは、超介護社会の足音が身近に迫る現代にあって、
介護が必要な高齢者(=重度障害者も多分同じ?)が遠慮することなく、
快適に生活できる環境を、社会がどうやって支えていくのか?

それはボランティアに頼るべきモノなのだろうか?
それが、とっても気になるからです。

この本に登場する主人公は、<筋ジス患者でありながら、自宅での生活>を求めました。
その望みをかなえる法律が整備され、周到な用意をして踏み出したはずなのに、
人手不足などで、患者本人が「ボランティアを集めて教育しなければならない」状態です。
いったい、どうなってんの?と叫びたくなります。

その疑問は、彼がボランティアの女性の一人と結婚したとたん、
「妻がいるんなら、まず彼女が色々やって、どうしても大変になったら、
  ヒトを呼べばイイじゃん!」という事実に至って、氷解しました。

私が知る限り、日本では「障がい者も高齢者も、その家族だけの問題」で、
「家族がボロボロになって、倒れた時にだけ、助けてあげるよ」というイメージです。
私は、これが「間違いの大元」と思うし、絶対に変えねばならない!と思っています。

何故なら、現在元気な私も夫も、いつかは多かれ少なかれ要介護になるのですが、
どちらか<元気な方>がボロボロになって倒れて、美談の中で終わらせられそうだから。
我が家の場合は息子や孫がいますが、家族である以上、
「家族なんだから!」という理由で、何某かを暗黙裡に要求されることでしょう。

事実、この本の中でも、
P.203 「奥さんがいるのに、なんでもっと夫を介助しないのか」と職員に苦情を言われる

   (中略)そもそも「介助を家族だけに頼らない」という発想から
   障害者の自立生活運動やケア付き住宅の建設運動は始まったのではなかったか。

   障害から派生する介助は妻にさせるべきではなく、当然、
   介助職員がすべきであるという意見を鹿野は持っていたが、
   運営する側もそうした先進性を意識しなければ、物事はまったく先に進んでいかない。

   しかし、妻や親がまず介助をすべきであり、他人(それが介助職員であれ)に
   介助を頼むのはそれからだ、という日本の献身的な家族介助(護)の信仰
   打ち破るのは容易ではなかった。

P.207以降、スウェーデンの福祉制度が紹介されていて、素晴らしいと思いました。
全てを書き写すことは出来ないので、是非、この本なり、北欧の福祉制度の本を読んでください。
人間を大事にしない国ニッポン! これを許しているフツーの私たち……

私にできることは何なのか?を常に考えながら、シナリオ等に生かしていこうと思います。

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「こんな夜更けにバナナかよ」 渡辺一史・著 2003/2

2019-05-28 07:32:06 | 図書メモ




461頁の、深刻な内容の分厚い本なのに、結構早く、集中して読み終えました。
タイトルを見ただけでは、何の本だか分かりませんが、
サブの「筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」を見れば、納得です。
つまり、<真夜中の誰もが死にそうに眠い時間帯に、患者の要求を満たすこと>

P.459 あとがきに、この本の意味が凝縮されています。
 
   地域で生きることを志す重度心身障害者たちは、
   「他人と生きる宿命」をそのカラダに刻みつけられた人々である。
   
   人との関りを断って部屋にこもっていては生きていけず、
   障害が重ければ重いほど多くの人間関係を結び、
   その関係が豊かでなければいい介助が受けられない。

   (中略)ワガママであれ、エゴであれ、人間同士の摩擦や対立であれ、
   自分と他者との間にいつも横たわる普遍的で根源的な問題について考え続けること
   つらくてしんどい作業だったが、興味の尽きないことだった。
   
私自身のボランティア活動は、こんな壮絶なものではなく、
「楽しく学ばせていただいている」という感じです。
世田谷区の元気リーダーとして体操指導をするために、研修を受けり、
楽しくて効果的な体操を考えること、本を読んで研究することは喜びです。

でも、この本を読むと、<ここまで求めるの??>
<そこまで応えなきゃいけないんだ!>という驚きがいっぱいです。

私達は、若い頃は、筋ジスの人たちのように<切羽詰まった>状態ではないけれど、
年老いて、体が弱っていけば遅かれ早かれ、全身が動かなくなって心臓も止まります。
いくら元気な歳を重ねてきていても、いつかは全面的に誰かを頼らねばならない……
そんな日のために、謙虚な気持ちで、このような本を読むのは大切なことだと思います。

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Vanuatuの旅

2019-05-27 07:35:32 | 登山&Trekking
5/22~24の3回、ヤスール火山をアップしましたが、初日は首都エファテ島のポートヴィラ観光。









現地ガイドさんと。



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「血管を鍛える」と 超健康になれる!  池谷敏郎・著 2014/7

2019-05-26 14:07:43 | 図書メモ




2014年刊なので、ちょっと古い本ですが、
「血管力」とかNO(一酸化窒素)という概念は知らなかったので
メモします。

P.4 血管の状況は、桜の木に例えると分かり易い。
   大動脈は「幹」、末端の動脈は「枝葉」です。
   これら両方の血管(体全体)の流れが良好でなければいけない。

P.8 血管年齢= 血管の硬さを表した指標。
   血管力= 血管全体がしなやかさを保ち、その内容はなめらかで、
        血液をスムーズに循環させることができる。

   この血管力を高める秘薬が「NO」(一酸化窒素)

P.19 NOを増やす体操とは、「血管内皮細胞が刺激して、NOの分泌を促す」
   ①歩くこと:ドローインしながらインナーマッスルを鍛える
         (少し早足で、歩幅を5㎝くらい多くとる)

   ②ふくらはぎ体操:(膝痛などで、歩けない人でも簡単にできる)
      1.立ったまま爪先立ち → ボールを持ち上げる を、繰り返す。
      2.座って、両足先を腰の高さに持ち上げ、Point&Fllexを繰り返す。

P.48以降、上半身を「ギュッと固めて、解放する」「正座する」など。
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野反湖の思い出

2019-05-26 10:25:32 | 登山&Trekking

野反湖の駐車場。実際は手前の<登山者用駐車場>に停めますが、トイレはこちらのみ。
右手奥に見えるのは草津の山。


野反湖はダム湖ですが、美しい自然に恵まれ、登り易そうな山もたくさん。
先週は登り2時間コースの八間山に登りました。


群生地の説明。


シラネアオイ群生地の中に見えたサクラのような??遠くてよく分からない花。


本命のシラネアオイ

そしてチャツボミゴケ公園の様々な顔






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シラネアオイを求めて

2019-05-25 21:50:13 | 登山&Trekking


写真は野反湖の「シラネアオイの群生地」です。
美しいダケカンバの斜面地にた~くさんの株が植えられ(←地元の中学生により)ていて、
美しい青空と陽光、涼し気な薄紫の花の美しさに癒されました。

実は、この1週間前、下見に行って、本当に群生地なのか?咲きそうなのか?確認しました。
満開になりそうなのは5/25と分かっていたけれど、
私と夫のスケジュール、天気の具合によっては、行けないかもしれないと思い、
「数輪でもイイから見ておこう」と思って、出かけたのです。

シラネアオイは100名山巡りをやっている頃、大好きな花でした。
そこそこの標高の山では珍しくもなく、頻繁に見られる可憐な花。
それが近年、鹿の食害により激減していて、幻の花になりつつあります。

「もう、あの花を見ることは難しいのかもね~」と溜息をついていたところ、
夫が旅行者のパンフレットから「群生地の情報」を見つけてくれ、大感謝!

2度目の今回は余裕綽々で、旅館の朝食を食べて、シラネアオイを堪能した後、
近くのチャツボミゴケ公園まで足を伸ばしました。
チャツボミゴケはコケの一種で、強酸性の温泉水が流れる場所に育ち、
各地の鉱山跡地や温泉場などで生息が確認されているそうです。





「コケ~~?? 地味そぉ~~~!」「しかも入園料まで取るのぉ??」と、
気持ちは引き気味だったのですが、行って良かったと思います。
入園料は、駐車場から20分くらい先の群生地まで移動するシャトルバスのためのようで、
快適だったし、トイレも園内もきちんと整備されていました。

「苔だけ」ではなく、「アカヤシオ」の花が彩りを添えていたので、結構奇麗でした。
豊富な水量も青空も具合が良く、一見の価値あり。
でも、、、東京からは、とても遠く、道路も狭いのが難点です。
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「片づけられない人は まずは玄関の靴を    その3

2019-05-24 05:48:06 | 生き方


長い人生を3~4つの期間に分けて考える生き方は既に色々紹介されています。
私も五木寛之氏によって紹介された「四住期」(バラモンの訓え)を参考に
人生を考えてきました。

著者は、キリスト者らしく、人生を朝・昼・夜の三つに分けて考え、
子育てを終えて還暦を迎えた現在以降は、

P.120 「今度は少しでも時間や労力を捧げる側に立ちたいと強く願います。
   体力は下降の一途をたどっても、
   これまでの経験やわずかばかりの知恵が若い世代を支えることができるなら……」

   (中略)ただ時間を自分のためにだけむさぼって生きるのは避けたいと思います。
   そのためにも心身を健やかに保たなくては……。」


本当に、、、還暦を過ぎたら、宗教観があっても無くても、このように生きて欲しいです。
私の周囲の団塊世代仲間は「戦争を知らず、高度経済成長に支えられ、公害にめげず、元気!」
の人が多いですが、同窓会報を見ると、結構亡くなってしまった友人の名を見つけます。

私はたまたま強靭な体に恵まれただけなのかもしれません。何しろ、
コールタールだらけの大阪湾で泳いで育ち、色粉のジュースを大量に飲み、
小学校では定期的に駆虫薬(←多分)を飲まされ、トランス脂肪酸だらけのパンやお菓子を食べ、
今思えば、ゾッとするような食生活を送ってきたのです。

「それでも、こんなに健康でいられるのよ」というのは禁句です。
アレルギーや薬害、予防接種による被害は一番弱い人たちから始まるのですから、
社会全体を汚染から守るような生活を心がけたいものです。
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「片づけられない人は まずは玄関の靴を    その2   15分仕事

2019-05-23 05:37:37 | 図書メモ


P.114 時計という丸いピザを4等分するような感覚で直角を意識できるので、
    15分は視覚的にも把握しやすい。

著者は、家事作業の準備と後始末も含めて、この一コマの中でするよう心掛けているそうです。
余れば、より丁寧にできるかもしれないし、別の作業にまわしても、一息ついてもOK。
これは気分的余裕につながりそうです。

私の場合は、仕事(ブログを書く、体操のメニューをパワポにする、楽譜を作るなど)は
30分単位で予定を立て、早く終わればバーレッスンか社交ダンスのシャドウを・・・・
と考えているのですが、どれも30分に収まらないことが多いのが悩みです。

<その時間を楽しむ>ことと<効率の追求>は相反するのか?
段取りが悪いだけなのか?
真似できるかどうかは別として、上手に時間を管理している人の文章を読むのは勉強になります。
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