自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

バク転騒動

2017-08-31 05:22:50 | つぶやき


数週間前、NHKの朝のニュースで

  「大人のためのバク転教室が盛況!」と言っていました。


昔は「バック転」と言ったはず・・・・
そして私が30代の頃挑戦していたのは「前方展開」だった・・・・
なんだか懐かしくて、昔の夢が疼き、胸が騒ぎだしました。

そして、4日前の日曜日、ついにその教室に行ってしまいました。

指導員は、いかにも<元体操選手>といった感じの好青年。
体験教室の前の時間は、ベテランの子ども達がピョンピョン、ビシバシ、
楽しそうに色々なバック転やら宙返りをやっていました。

そのクラスの後、怪我をしないように諸注意があり、 
柔軟体操を中心とした準備運動。
私が最年長のようだけれど、若い連中より柔らかいかも・・・=^-^=

でも、柔軟が終わり、マットの上を
前転、倒立前転、後転・・・・と連続で続けていくうちに
あろうことか、吐き気がして、よろよろ。

殆ど70歳にしては<驚異的柔らかさ>を誇る私ですが、
三半規管はトシ相応なのかも。(指導員氏のお言葉・・・)
しかも前転するときの首の位置が、前過ぎたようです。
色々な箇所が痛みだしたので、なるべく全開にしないようセーブし、
何とか予定の90分が終了。

体験料は500円。
もし入会するなら次回からは5000円分のチケットを買うことに。
判断は、もちろん「Give up!」です。

このトシでバック転が出来るようになれば素晴らしいけれど、
すごく体力を使うようだし、(ベテランの元気な子ども達でさえ、
指導員氏に頻繁に「疲れたよ~」と言っているほど。)
タイミングが合わなくて失敗したら、大怪我になりそう・・・・

向こう見ずな私ですが、そこまで見えていれば、諦めます。
(泣き泣き・・・ですが)
ということで、モントリオール五輪のコマネチ以来、私の夢だった器械体操は
永遠に封印されました。(え~ん、え~ん)

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ホネナビ  7  伝え方&分かり易さ

2017-08-30 05:26:31 | 図書メモ


著者が色々な智恵を総合して<誰にでもできる健康法>を創ろうとした理由は、
P.181 御母堂の言葉

  「お前の言うことは難しくてわからない」


   体の疲れをとったり痛みをなくす体操が存在しても、
   それがわかりづらくて実際にやってもらえないのでは意味がない
   そのことを母から学びました。

   そこで、微妙な感覚の違いなどが最初はわからなくても大丈夫な、
   短い時間で簡単にできる内容になったというわけです。


自力整体は、副交感神経モードで、ゆっくり体をほぐしながら、
しっかり治療効果(←自分で自分を!)を上げていく健康法です。
なので、著者が勧めるような、一日三分で簡単に健康に!という、
インスタントなアプローチではありません。

では何故、私が、こういった健康法を一生懸命研究し、紹介するのか?
その理由は、
こういった平易でとっつきやすい健康法をやってみることで、
体の仕組みや、痛みの治し方を学び、興味を持っていただきたいからです。

そして、もっと高いレベルの健康感に目覚めたら、
週に一回90分、自力整体のレッスンを受けて、
その気持ち良さを自宅で再現・復習できるようになって欲しいのです。


現在は、高齢者でも、色々な理由で忙しい方が多く、
「殆ど毎週なんて、とても無理」と言われるかたが多数派です。

でも、よく聞いてみると、
忙しい理由は<病院通い・整体やマッサージ通い>と<筋トレ系のジム通い>など。
そんなことにお金や時間を使うくらいなら、
月謝5000円で自力整体を学び、
高齢になるほどに、医療費をゼロにしていくのが一番効率的!と思うのです。
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ホネナビ  6 健康の決め手

2017-08-29 05:58:23 | 図書メモ


P.178 (著者なりの結論は)
   骨や関節を使うことで体を自由自在に操ることができる。

   関節をほぐすことで体の歪みをとることができ、

   健康にも良い影響を与える。



この理論の完成に大きく寄与したのは以下の三つだそうです。
P.179 ①筋トレやストレッチといった西洋的な知識と
     ヨガや古武術という東洋的な知識の両方からアプローチできたこと

     例えば、ヨガにある「パワンムクタ・アーサナ」という体操。
     この体操は、手足の関節を動かして体液を循環させようとする。
     (中略)関節は邪気がたまりやすい場所だと考えている。


   ②山伏の修行で、長い時間かけてつくられた智恵にであったこと。

   ③東洋医学をはじめ、整体や操体法といった
    体を整える方法を積極的に取り入れたこと。


自力整体のナビゲーター達も現在、積極的に解剖学を学び、
西洋医学的なアプローチと、東洋医学の両方に理解を深めています。
こういった点で、ナビ仲間の皆さんには是非一読をお勧めしたい著書です。
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ホネナビ  5  山伏修行 と 下山時の歩き方

2017-08-28 06:01:55 | 図書メモ


P.172 (一回目の山伏修行をしたとき)
   最初の頃は筋トレで鍛えた体にものをいわせて、
   筋力で山を駆け回っていました。
   冷たい雨に打たれても、我慢大会のような感じで挑んでいたのです。

   (中略)ところが、あるとき「あるがままの自分でいいのだ」と気づき、
   肩の力を抜いて自然と共に過ごすようになりました。
   
   (中略)(それ以前は)「力を出したり、速く走るには
   筋肉を鍛えなければいけない」と考えていたのが、
   先輩の山伏の方々の動きを見て、そうではないことに気が付いたのです。

   山を駆け降りる際、先輩たちは両手両足を総動員しながら
   一気に駆け降りていくのです・・・・
   

P.175 山を長く歩いていると、疲れたり体のどこかを痛めることがあります。
   しかし、山の中ですから医者にみてもらうわけにはいきません。
   そこでどうするか。

   山伏は長い経験から生まれた知恵で乗り切るのです。例えば、
P.176 整体のような技で腰痛や膝の痛みを和らげたり、
   疲れをためないように体を使いこなします。

   (中略)アップダウンのある山を歩くとき、
   山伏は疲れないように歩幅を変えたり、足のつま先の向きを
   しばしば変えます。

   同じ歩き方を続けていると、
   すぐに疲れてしまうことを熟知しているのです。

登山の下りで左膝を傷めた私としては、この項は、とても参考になりました。
この数日、散歩や洗足池の桜山で色々な歩き方を試していますが、
とてもイイ感じです。
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ホネナビ  4   ホネナビ流ウォーキング

2017-08-27 06:09:44 | 図書メモ


著者・長谷川氏は下記の歩き方に警鐘を鳴らしています。
P.122 多くの方が危険なウォーキングをしている

 ・かかとから強く着地して拇指球で強く蹴りだす歩き方

 ・膝を伸ばした状態でかかとから着地している

 ・上記の歩き方を長く続けている


P.123 武道に「柔よく剛を制す」という言葉があります。
   踏ん張るような運動実感のない柔らかい動きは、
   力任せの動きを上回るという考えです。

   軽々とした動きを身に付けることを重視しており、
   関節にもやさしい動きと言えます。
   ダンスなどでも、上手な人ほど柔らかい動きをしています。

   ところが、軽やかな動きとウォーキングはまったく正反対であり、
   ウォーキングで得られる”力感”は、むしろ邪魔な感覚なのです。

著者の結論は、
P.125 膝を伸ばした状態で、かかとから強く着地することは、
   膝の関節が固定された状態で、地面からの衝撃を100%受け止めること。
   この結果、ウォーキングを続ければ続けるほど、膝の関節を痛めてしまう。

この歩き方(拇指球で強く蹴りだすこと)を続けていると、
外反母趾になりやすいそうです。

じゃあ、どうすれば良いのか??
P.130 理屈を鵜呑みにせず体がどう感じるかを優先する

P.131  常に同じ歩き方をする必要はない、むしろわざと変えよう!   

   理由は二つ。一つは体の歪みをとること。
   もう一つは、いろいろな歩き方をすることで、
   自分にとって、そのつど一番楽な歩き方を探し出すことができること。

私自身が、「じゃあ、普段と違う歩き方を!」と思ってやってみたのが、
バレエの禁則<バナナ脚で動く(下る)>
普段は「これは絶対にやっちゃいけない歩き方だぞ!」と思っているので、
かなりの違和感を感じました。

でも、これで階段を降りたとき、なんかラク!
バナナそのものではないのですが、拇指球から小指にかけての重心移動を意識し、
<爪先で降り立つような感覚>から離れてみると、すごく新鮮でした。

このことを発見しただけでも、この本を読んだ価値があったと思います。
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ホネナビ  3  アナトミートレイン

2017-08-26 05:29:37 | 図書メモ


P.46 アナトミートレイン という理論は、
   
   筋肉と筋膜は体内で複合的につながっており、
   それを通して”動きの安定”を解き明かしていくこと。
   (イギリスのマニュアル・セラピストTom Myers氏の提唱)

長谷川智氏の「ホネナビ理論」の成り立ちは、
このアナトミートレインの考え方と、
もう一つ、東洋医学で古くから伝わっている経絡の流れの考え方、だそうです。

出ました! ここで一気に自力整体とつながり、親近感が湧きます。
英国式アナトミートレインと、経絡の流れは
全てではないけれど、共通している部分が多いそうです。

つまり、ホネナビ体操は「経絡の流れ」に沿って刺激して、
全身の流れを良くすることに主眼が置かれています。
腰痛に効く、膝痛に効く体操だけ、ではなく、
「全身に働きかけ、流れを良くし、改善していく」という考え方が好きです。


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ホネナビ  2

2017-08-25 07:48:50 | 図書メモ


ホネナビの理論をもう少し。
P.44 多くの骨と関節が動くことで、
   筋肉が総動員されて外部からの負荷が分散される

   関節が固まっている状態というのは、
   関節がロック(固定)されて動けなくなった状態
   (中略)ある程度までは持ちこたえるかもしれませんが、
   限度を越えれば関節は壊れてしまいます。

P.45 人は動くときに「動くべき関節」が固まっているために動かず、
   他の関節を使うことがあります。
   その結果、体の歪みがひどくなって、どちらも痛めてしまうことに。

   ところが、動くべき骨・関節と筋肉が協力して動くようになれば、
   関節本来の正しい運動が行われます。

だから、日々、全身の主要な関節と筋肉を色々な方向に動かして、
簡単な健康法として活用しよう!というわけです。

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ホネナビ  長谷川 智・著 2013/4

2017-08-24 05:49:03 | 図書メモ


著者は<体育科学分野の修士>で、
筋トレやストレッチといった西洋的な体の鍛錬法と、
ヨガや整体、古武術、修験道なども学び、研究、指導されているそうです。

考え方の大筋は、
①すべての不調は体の歪みが原因 (→自力整体の考え方と同じ)
②一日3分の簡単な運動で、体を変えることができる!

私が好感を抱いた箇所は、
P.130 「理屈を鵜呑みにせず体がどう感じるかを優先する」という言葉です。

P.131 「ホネナビ流ウォーキング」の特徴は、
   常に同じ歩き方をする必要はない、
   むしろわざと変えようという考え方です。

   (中略)理由は二つ。
   一つは体の歪みをとること。
   私たちは普段の生活で歩いているとき、特定の筋肉や関節を
   使っていりうものです。そして、毎日続けていくと、
   クセのある動きが身に付いて体の歪みの原因になります。

   しかし、いろいろな歩き方をすれば、たくさんの関節を使うことになって
   体の歪みをとることができます。


   (中略)もう一つは、いろいろな歩き方をすることで、
   自分の体にとって、そのつど一番楽な歩き方を探し出すことができる

ハッと思い当たったのが、私の下山の方法。
私は割と真面目にバレエの教えを覚えているので、爪先全体から着地しています。
バレエでは内股(バナナ脚)はご法度で、必ず外旋を意識します。

ひょっとして、膝が痛む時は、この<ご法度バナナ>をしてみたら?と思い、
ラジオ体操の場所、洗足池の桜山で試してみました。
大した距離ではありませんが、なんか、イイ感じ =^-^=

こういった、「普段やらない動きにチャレンジ!」
という考え方が好きで、実際効果があったと思います。
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「発達障害・・・・」  その3 米国事情

2017-08-23 07:42:37 | 図書メモ


P.47 アメリカの学校では、生徒同士でケンカなどの問題があったら、
   自分たちで解決するのではなく、先生達が監督するのが普通でした。

   彼らはどんなに忙しくても、人手が少なくても何があっても、
   ちゃんとその問題をみなければいけないという「義務」があり、
   生徒達も先生に報告する方針でした。

   だからいつも問題を見てくれる先生達の「熱意」を感じていました。

P.48 日本の学校では、僕がほかの子から暴言を浴びるたびに
   先生に助けを求めても、「わかったら」というだけで、
   何もしてくれませんでした。そしてその子からは
   「チクるんじゃねーよ」といわれる繰り返しでした。

   そんな日々が3~4年続き、地獄のような日々を送っていました。

おぉ、なんと理不尽な!!
このような苦しい生活を送っている子どもたちが、今も日本中にたくさんいて、
耐えきれなくなった子どもたちが自殺に追い込まれているのでは?

周囲の子どもや教師までが<いじめ>をするような学校体制を
改革していくことは出来るのでしょうか?
私は欧米崇拝手技ではないけれど、こういった状況だけは欧米を見習って、
一刻も早く改革していってほしいと思います。

尚、P.88から著者の母・栗原泉氏が米国の事情について詳しく書かれています。
もし、家族に心配な方がいる場合は、とても参考になると思います。
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「発達障害・・・・」  その2 感覚過敏

2017-08-22 05:41:41 | 図書メモ


P.14 著者は小さい頃から「物音に敏感」だったそうです。

   「聴力が良い」ということではなく、
   僕にとって「良い音」と「悪い音」の違いがはっきりしていました。

私が正に「問題だ!」と思っていることが的確に表現されているので、
そのまま書き写します。

   保育園時代、もっとも苦手だったのは園児たちの
   「がなり立てるような歌声」でした。

   保育園では「正しくキレイに歌う」ことより、
   「楽しく歌う」ことが重視されていたので、
   みんなが思い思いに怒鳴るように歌っても誰からも咎められません。

   そんな歌声は僕にとってはまるで雑音と同じ。
   歌を歌う時間は、毎回耳を塞いで甲羅に閉じこもった亀のように
   固まって地面にしゃがみこむか、
   断末魔の叫び声を聞いたかのように怖くて教室から逃げ出すばかりでした。

今現在、私も時々、そんな苦しさを味わっています。
英語のラジオ講座を聞くためのWalkman使用に始まって、
エレクトーンの練習、歌の練習、合唱の練習などで耳を酷使してきたせいか、
結構過敏になっています。

できることなら、汚い(汚く聞こえる)音から逃れたい・・・・
大人の私なら、ほぼ自由にできることですが、
保育園とか学校、会社など、自由の無い場所に居ざるをえない人たちは
気の毒です。

そして<本当に羨ましい>と思うのは、P.37にあるように、

   恐らくアメリカの保育園で自分の衝動性を抑えられたのは、
   アメリカの子ども達が、正しい発声だったからだと思います。

   そして何より良かったのは、「集団でやる意義」や
   「無理強い」を感じることなく、
   上手く歌えなかったら正しく歌う指導をしてもらえ、
   歌えなくても、冷たい目や嫌な顔をされることなく、
   やさしく接してもらえることが多かったからだと思います。

日本の音楽教育にはなくて、(=少なくとも私の時代には)アメリカにはある!
こういうことは、積極的に真似すれば良いのに!!と思いますが、
真似したくても、それができる教師の数が足りないのでしょうし、

だいたい、「喉を正しく使って、ハーモニーを創る」などという概念が
日本には無い!のだと思います。
いや、有志の合唱団とか、音楽コンクールに出るような団体では、
発声法を一生懸命やっているようです。

が、日常生活の中で、「美しく、深い声」を出す指導なんて、
聞いたことがありません。
私自身も、なかなか深い声を出すことが出来ず、幾つになっても
悩みの連続です。

それが、欧米では<生まれつきの体格・喉>の良さに加えて、
指導陣の理解・包容力・研究が進んでいるようなので、羨ましく思います。
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