P.57 病院では胸水や腹水があると条件反射のようにお腹に針を
刺して抜いて、アルブミンを補給することを繰り返しています。
もしくは、抜いた後で「脱水症状にならないように」と
1~2Lの点滴をすることもよくあります。
しかし、これを繰り返すことは患者さんにとって
苦痛を増すことにしかなりません。
P.59 そもそも胸水や腹水が溜まるのには、必ず理由があります。
がん、心不全、肝硬変など病態が何であれ、
水分を体内に溜めることで、崩れかけた身体のバランスを保って、
なんとか生き延びようとしているのです。
つまりは、自然な氏、苦痛少なき市に向かうための過程であると
いえましょう。
もしも、胸水や腹水が苦しくて食べられない、呼吸もままならない
という状態であっても、終末期であれば「待つ」ことが
痛くない死につながります。
(中略)痛くない死に方、それには「待つ」ことが
終末期以降は重要であると覚えておいてください。
こういう大事なこと(←患者側にとって)を、
ごく一部のお医者さんしか知らないのか?
知っていてもわざと無視しているのか?(と、勘繰りたくなるほど)
悲しい現実があるようです。
私達は、「痛くない、望ましい死」を目指すなら、
た~くさん勉強しなければならないようです。
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