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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

歯医者さんでのアンケート

2020-04-10 22:27:26 | Weblog

 

 そろそろ歯の治療も終盤の歯科医さんでのこと。

 受付に向かうと一枚のアンケートをお願いされました。

 内容を見るとコロナウィルスに関する内容で、「今日の体温は?」、「3週間以内に首都圏に行きましたか?」「3週間以内に海外へ行きましたか?」、「3週間以内に首都圏に行った人と会いましたか?」などなど。

「こんなアンケートを今まで取っていましたか?」と訊くと、「今まではしていないんですが、歯科医はコロナウィルスの感染率がとても高いという報道がニューヨークタイムスでもあって、記録を取っておくことにしたんです」とのこと。

 もしもウィルスに感染した患者がいたら、まさに歯科医は間近に口の中をのぞいて触るわけですから最も危険な職業です。

「患者さんから私たち歯科医が移されたりしたら、次の瞬間新しい患者さんに移してしまう恐れがあるわけですから」

 人に接しなくてはならない職業はとにかく恐ろしい。

 しかしそれを恐れて休んでしまうわけには行かない。

 首都圏など緊急事態宣言をしたところでは、やれるのに「閉店を要請される」という厳しい状況に突入しました。

 さて、そういうところをどうやって助けてあげられるのか。

 助けようとする側もぎりぎりの判断が求められるというは大変です。

 苦境を乗り切る工夫を考えて協力し合いたいものです。

 

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ポストコロナ時代とはなんなのか

2020-04-09 23:14:57 | Weblog

 

 コロナウィルスの影響は多方面に及んでいます。

 今日も全国各地で感染者数がこれまで最多となったところが増えてきました。

 一時感染者が少なくなっていた北海道も、今日は18人の感染者が報じられました。

 全く穏やかではありませんね。

 世間では不要不急の外出を控えることが求められ、リモートワークも推奨されています。

 身近なところにはそうした動きがなかったのですが、所属している都市計画学会では「理事会をテレビ会議で開催したい」という連絡が来ました。

 残念ながら機材と時間帯の関係で、私自身はテレビ会議では参加できませんが、大学の先生たちであったらもう当たり前のコミュニケーションツールとして使われるのでしょう。

 
 休校中の学校でも、進んだところではオンライン授業が始められているようです。

 ネットを使ったツールでやれることがもっと増えて、デジタル社会がもっと進むのか。

 ポストコロナの時代とはどのようなことになるのか、なかなか想像がつきません。

 言えることは、自分の身は自分で守れということと、健康第一、ということかな。

 

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おしゃかにしない

2020-04-08 22:56:51 | Weblog

 今日はお釈迦様の誕生日なのですが、物事がだめになることを「おしゃかになる」と言います。

 巷間言われるのは、鋳物職人が鋳物を作るのに失敗した時に「火が強かった」というところを江戸弁は「ひ」が「し」に発音されることから、「しがつよかった」→「しがつようかだ」→「四月八日だ(=お釈迦様の誕生日)」という連想で、お釈迦様に変化したというもの。

 この話はあまりにも出来過ぎているという人もいて、それよりはやはりだめになることを「お陀仏」というところからの連想ではないか、という説もあるのだとか。

 国内ではいよいよコロナウィルスによる緊急事態宣言が発せられ、危機のレベルがワンランク上がりました。

 わが北海道も、一時一日の感染確認者がゼロの日もあって(いよいよ封じ込めに成功しつつあるのか)と思われたのですが、今日はそれがなんと10人になりました。

 海外からの帰国者や都市部からの疎開や帰省者が持ち込んでいる可能性もあるとのことで、「北海道では第二波が到来しているかもしれない」という専門家もいて、やはり油断は禁物です。

 ここで油断をすることで、これまでの努力を無駄にして豊かな地域社会を「お釈迦」にすることのないようにしたいものです。

 ここが頑張りどころです。

 

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え?あんな人までマスクを!?

2020-04-07 23:01:14 | Weblog

 

 札幌の南区での仕事があって現場へ向かいました。

 一つ前の仕事が早く済んでしまったために、次の打ち合わせ相手との待ち合わせの時間に早く着きすぎてしまいそうになりました。

 そこで周辺施設の見学で少し時間を潰そうと思い、滝野公園周辺やら滝野霊園を回ってみました。

 同乗していた同僚は滝野霊園に行ったことがないというので、入り口付近の四天王像やお地蔵さん、そして居並ぶモアイ像に驚きの声を上げていました。

「まだまだ奥にもいろいろな施設があったはずですよ」

 そう言いながら奥へと進むと、さらに奥にあるモアイ像がなんとマスクをしていました。

 そういえばいつかの新聞にもそんな写真が載っていたような気がしました。

 そうか、考えてみればここだよね。

 マスクをしたモアイ像の真ん中に社会への応援メッセージが書かれていました。

 曰く、「北海道の大地でモアイも予防!手洗い・うがいを心がけみんなで乗り越えよう」

 
 なんでもいいから、手洗いの啓発を進めてこの難局を一人一人の力を合わせて乗り切りましょう!

 

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移されないためだけじゃなく、移さないために

2020-04-06 22:07:32 | Weblog

 

 4月1日付で諸官庁の人事異動が発令されました。

 例年であればすぐにでも挨拶に向かうところですが、今年はさすがにそれがはばかられています。

 新任の方たちには表敬の挨拶に伺うことが逆に感染に対する「不要不急」の行為なのかもしれない、と思う自省の気持ちが沸き起こり、訪ねられずにいます。

 もしも訪問したとしても、追い返されることはないでしょうけれど先方にも負担になるかと思うと、こちらの都合だけを果たせば良いというのは本意ではありません。

 国では明日にでも関東の都府県など感染が広がっている都府県に限り、また1か月と期間も限る形で緊急事態宣言をする方向が固まったという報道がありました。

 一方北海道は今日は新たな感染者が出ませんでした。

 そのこと自身は喜ばしいことですが、ここで緊張を解いて油断しないことが肝要でしょう。

 ある方が、「『ウィルスを移されないようにどうしようか』と行動するだけではなく、『もう罹患しているとして、自分のウィルスをどう移さないようにするか』という気持ちで行動すると良いのではないか」と言っていました。

 愛する人に自分のウィルスを移すまいと考えれば、やはりマスクをするでしょうし、咳エチケットも守るでしょう。

 むやみやたらに人混みには入らないでしょうし、人にべたべたすることもありますまい。

 一人一人がお互いにそういう気持ちで行動することが移されない社会につながるのだと。

 なるほど、わかりやすいですね。

 今少し、忍耐の日々を過ごしましょう。


 

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信頼できるお店での買い物は神社のお参りに似ている

2020-04-05 22:00:46 | Weblog

 

 昨日ダブルハンド用ラインを買い求めた話の続き。

 昨日に続いてもう一つ別なセットを買おうと、再び札幌市内中心部のフライショップ「テムズ」へ向かいました。

 フライ用の商品をたくさん置いてある大きなお店はあちこちにありますが、やはりここ一番で相談に乗ってくれる信頼があるのはこちら「テムズ」のママさんです。

 昨日は「一応ボディラインは一セットあります」と言ったものの、「今あるのはこんなラインなんですけど」とシステムを持参しておずおずと見てもらったところ、ラインの重さや長さを測ってくれて「これはお持ちの10番のロッドだと軽いんじゃないですか」と意外な答えが返ってきました。

 「え?」と思ったものの、よくよく考えてみると、今のボディラインはその昔に7番シングル用のロッド用にと買ったものでした。

「そうだ、軽いはずだわ。これはダブルハンド用じゃないんだ」
「まあオーバーヘッドには使えると思うので、そういう場面で使うといいと思いますけどね」

「じゃあ改めて、10番用のスカンジナビアンならどうなります?」
「うーん、ちょっと待ってくださいね…」

 そんな会話が続いて、常連さんたちの会計を待たせてしまう事態に。

 お会計やら他のお客さんたちの用を先に足してもらってから、改めて、使う場所、狙いたい魚、使いたいフライなど数多くの問答を繰り返します。

 入店から40分くらい経ってようやく、「まあ、とりあえずこんな感じだと思うんです」と棚から一つの箱を取り出してくれました。

 こういうのは何しろ実際に使ってみないとわからないので、今日のところは推薦されるままにそれを買い求めました。

 こんな細かい相談が長々としていられるのも、やはり常日頃から行きつけにして馴染みになっているからこそです。

 ネットショップなどは、どんなものが良いかが分かっていて初めて使えるツールですが、相談事から始めるのにはこういうお店が近くにないと困ります。

 求める物が買える安心感と喜びは、買い物というよりももはやお布施とかお賽銭感覚に違いない(笑)。

 こういうお店こそ大事にしたいものです。


      ◆


 ところで、ママさんが店内で他の常連さんたちと話すなかで、お客さんの欲しい商品や修理の希望などが伝えられても軒並み、「今コロナのせいで流通が動いていなくて、ちょっと時間が読めないんです」という残念な会話が多く聞かれました。
  
 コロナの騒動は決して対岸の火事ではなく、小さな「あれがなくなった」「これが届かない」という現象で我が身に降りかかってきそうです。

 だからといって買い占め、買いだめをしておくべきとも思いませんが、心に不安の雲が広がります。

 足元をしっかり見定めましょう。
 

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フライフィッシングでダブルハンドに挑戦

2020-04-04 22:13:09 | Weblog

 フライフィッシングにはいろいろなやり方がありますが、ふつうの小さな川では、竿を片手で操ってフライを目的のポイントに落として釣るものです。

 しかし大きな湖などでもっと遠くまでフライを届けようと思うと、片手で操れるような竿ではとても届かず、両手で長い竿を使うことになります。

 片手の竿をシングルハンド、両手で扱う竿をダブルハンドと言うのですが、実は以前友人からダブルハンドの竿だけはもらっていたので、それを使ってみたくなりました。

 とはいえ、今はダブルハンドのラインを持っていないため、ここはダブルハンドの心得のある先輩釣り師のYさんに教えてもらうことにしました。

 場所は近くの川の河川敷で、Yさん所有のダブルハンドのセットを借りて練習です。

 しかしいくらYさんにお手本を見せられても、シューッと遠くまでラインが伸びていきません。

 これは相当練習を積まないと上手にはならないことを確信。

 早速馴染みのフライショップへ行って、使えるラインを見定めてもらってそれを購入しました。

 午前の練習場所へ行って、夕方にも小一時間の練習しましたが、やっぱり簡単には振れるようにはなりません。

 これはかなり練習しないといけませんが、知らない世界をまた一つ知った気分でちょっとウキウキしています。

 そうだ、これを練習すれば朱鞠内湖でイトウにも会えるかな。

 セミやネズミのフライなどもあるのでそれもぶっ飛ばしたい気分。

 大きな目標ができました。

  【これがセミのフライです】
 

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娘夫婦を送ってご苦労さん会

2020-04-03 22:42:59 | Weblog

 

 2月の半ばにニューカレドニアで結婚式を挙げたものの、このコロナウィルス騒ぎで直接赴任先の中国に帰れなくなり、札幌の我が家に居候となった娘たち夫婦が今日関東へ旅立って行きました。

 中国に帰れなくなってみると、実は日本には居場所がないということに気が付き、旦那さんの会社に話をしたうえで「当面妻の実家にいることにする」として我が家に逗留することになりました。

 ところがとりあえず我が家に転がり込んでみたものの、コロナ騒ぎが収まらず、どこにも動くことができなくなっていました。

 しかも2月の頃は中国がウィルス禍の中心でしたが、騒動は北海道が部隊になり、ついには全国、特に東京をはじめとする首都圏が感染の大きな舞台になりました。

 こんなさなかに関東に行く羽目になるというのはいささか可哀想な気もしますが、「ほかにもいる中国を離れているスタッフたちは年度の変わり目を機会に、一応関東の拠点に集まろう」という会社の方針なので仕方がありません。

 まあ旦那さんにしてみると、突然の妻の実家で義理の親との二世帯居住というとんでもない目にあったわけですが、彼にはいろいろと不自由を掛けたことと思います。

 開いている部屋はあるものの、荷物置き場になっていて十分なプライベート空間を与えてあげることが叶いませんでした。

 反省して、これを機会に家の中を整理整頓・片づけをしたいと思います。

 本州のお相手に嫁いでいった娘なので、もうそうは会えないだろうなと思った次女ですが、望外の事態で長く一緒にいることができました。

 結婚するまでほとんど付き合いのなかった旦那さんともずいぶん濃い時間を過ごせて、お互いの付き合いも深まりました。

 とりあえず二人を送り出した今日は、妻と、この2か月間を無事に過ごせたご苦労さん会です。

 娘たち夫婦の新しい暮らしに幸あれと祈ります。

 

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清浄が組み込まれている日本の信仰と文化

2020-04-02 21:46:29 | Weblog

 

 昨日は年度のはじめということで、普段より早く家を出て職場近くの三吉神社へお参りに行ってきました。

 拝殿には参拝の先客がいたのでその方の後ろで待っていたのですが、振り返ったその方はなんと某官庁に勤める知人でした。

 彼はこの日の人事異動で栄転になり地方勤務から札幌へ帰ってていたのです。

「おお、お帰りなさい。ご栄転おめでとうございます。さすが新しい一日に神社へお参りとは信心が深いですね」

 そういうと彼は、「いえ、普段から我が家は代々この神社にお参りしてお世話になっているんです」とちょっとはにかんでいました。

 人生の節目をこういう形で過ごす方は心根が立派なのだと改めて彼のことを見直しました。

 

       ◆

 

 世間を騒がせているコロナウィルス騒ぎ。

 この科学の時代に我々が自分たちを守るためにできることは、具体的に「密閉・密集・密接の三密を避ける」ことですが、何よりもその前に「手を洗う」ということが必要とされています。

 北海道の神社はまだ冬囲いがとれていないところが多く、今日の神社もまだ手水舎のお水は出ませんでした。

 それでも普段ならば、神社をお参りする際には手を洗い口を漱ぐという「清め」の行為が当然のこととして組み込まれています。

 さらに、考えてみたら神道では祭儀の際にまず『祓詞(はらえことば)』が唱えられますが、この祓詞の最後の部分は「もろもろの禍事(まがこと)・罪・穢(けがれ)あらむをば、はらへ給ひ清め給へと白(まを)すことを聞こし召めせとかしこみかしこみも白す」となっていて、罪や穢れをどうか祓ってください、清めてください、という願いが込められています。

 「祓う」も「清める」も、「邪魔・不要・無益なものなどを、手や道具を用いて取り除く。除去する」ということですし、清める際には水も使われます。

 そもそもこの祓詞のシーンも、イザナギノミコトが亡くなった妻であるイザナミノミコトを追って黄泉の国へ渡り、そこから脱出した際の穢れを「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」という川の中で禊祓ったということに由来する一文なのですから。

 信仰の中に「清浄」という行為を含む文化があるので、手を洗うということが日常に組み込まれているのも日本の文化と言えるでしょう。

 ヨーロッパにいる日本人のコロナ騒動顛末記を読んでいると、「こちらの方には食事の前に手を洗う習慣がないので、自分が洗うと変な目で見られる」という記載があったりして、日常手を洗う習慣も国柄や民族の文化なのだなと感じ入った次第です。

 神社へお参りをして改めて心が洗われる思いでした。

 本当に日本人でよかったと思います。

 

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新しいアウトドアのお店ができて、「生産性とはなにか」について考えてみる

2020-04-01 22:18:51 | Weblog

 

 今日は新しい年度の始まる4月1日。

 様々な新しい事柄が始まるときですが、札幌では大きなアウトドア&釣り具専門ショップ「CORSA SAPPORO」がオープンしました。

 仕事が終わってから車を走らせて早速行ってみました。

 お店には夕方6時前に到着しましたが、既に100mほどの駐車場に入るための車列ができていて少々待たされました。
 
 お店は鉄骨造の2階建てで店舗は2階にあります。

 売り場はアウトドア用品と釣り具用品が半分ずつのフロア構成で、アウトドア用品としては、「スノーピーク」やアウトドアアパレルブランドの「ザ・ノース・フェース」、「パタゴニア」などの商品が並んでいました。

 また釣り具では「シムス」、「パタゴニア」、「マイロッホ」などがあり、フライフィッシングから海釣りまでの多種多様な道具やグッズが所狭しと並んでいます。

 品定めをしていると釣り友達とばったり出会いました。

「何か探しているんですか?」と訊いてみると、「いや、新しいお店だからどんな品ぞろえかなあ、と思ってきてみました」とのこと。

 そのうえで「他のお店には見られないような、変わった品物はないかなあ、と思ったのですが、案外同じような品揃えのように感じました」とのこと。

 しかしそれでも、釣りからアウトドアまでのグッズが一つの場所で手に入るのですから便利になることでしょう。

 家の近くに良いお店ができました。


      ◆


 ところで、これだけのお店ができたことは喜ばしい一方で、この界隈に釣具屋さんがなかったわけではありません。

 小規模なフライショップもありますし、すぐ近くには夏には24時間開いてくれていつ行っても餌が買える大きな釣具屋さんもあります。

 そんな中に大規模な商品展開をするお店ができたのですから、この辺りも釣り具の激戦区になるに違いありません。

 いま日本では人口減少局面に入り、特に15歳から65歳の生産年齢人口が減少しつつあります。

 そのため日本中で生産性を向上させないと今と同じような経済の恩恵やサービスを受けられなくなることが予想されます。

 そこで「生産性を向上させること」が急務と叫ばれているわけですが、小売りのような第三次産業はなかなか生産性が向上しないカテゴリーの産業です。

 それは他の産業に比べて人が介在する割合が大きく、機械で簡単に置き換えられる部分が少ないことが原因とされています。

 そのうえで、小売業の生産性を向上させようと思えば、そこには二つの道筋があります。

 一つは「個々の産業の内部生産性を向上させること」で、二つ目は「生産性の低い事業者には退場してもらい生産性の高い事業者に置き換わってもらう事」です。

 特に様々な調査研究によると、生産性向上効果は上記のうち後者のアプローチの方が寄与するという結果になっています。

 つまり生産性向上のためには、小規模で非効率なお店は退場して、大規模で効率的なお店に替わるべきだ、ということになるのです。

 理屈的にはそうなのですが…、やはり小さなお店には名物店主がいたり、そこに変わり者の常連客がいたりという、得も言われぬ時間・空間が残されています。

 世の中のなにもかもがチェーン店のような均質なサービスばかりのお店になったりすると、面白みが消えてしまうような気もします。

 さて、私自身もいくつかあるお店の中で、どこを贔屓にしようかと思案の真っ最中。

 そろそろ春のアウトドアと釣りシーズンも間近です。新しい悩みができました。


【生産性について勉強するといろいろ面白い】

 

 

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