北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

知好楽

2013-04-26 23:45:36 | Weblog

 友人が友人に声をかけて集まる、交流パーティ「新年度祭2013」に参加しました。

 札幌でのこの手のイベントは、まさに約3年ぶりのことで、主催してくれた友人に感謝です。

 会場を見渡すと、懐かしい顔もあれば初めてお会いする人たちも多い今日の会合。

 自分が歳を取ったせいもあるのでしょうが、参加者の中には、若い人も目立ちます。

 将来を背負う元気の良い若手たちと挨拶をして名刺を交換し、言葉を交わしてみると、実に溌剌として春風が吹くがごとし。企画と主催をしてくれた友人の人選は秀逸です。

 今日の参加者には道庁の職員の方の姿が目立ちましたが、なかには釧路時代に一緒にいろいろな活動をした懐かしいメンバーもいます。

 考えてみると、道庁の職員の方は地方の振興局へ異動になったときにも、結構地元のイベントや活動に参加していて、顔の見える人が多くいたように思います。

 地方での生活が上手なんですね。


   ◆   ◆   ◆


 こういうところで肩書を外して、互いの魂をぶつけ合ってみるような出会いをすると、自分の懐の浅い深いがよくわかります。

 いろいろな話題が豊富で、興味深い話をタイミングよく会話に放り込んでくる人もいれば、仕事はできるのかもしれませんが、仕事以外での話題には口をつぐんでしまう人がいます。

 こうした場合のパーティでの話題に強くなるには、いろいろな経験や体験を積むしかないのですが、経験の対象としては、(転勤や旅などのいろいろな)土地、読書、趣味や関心を持っている実践活動などに人気があります。

 いろいろな事を知っているというのはそれだけでも興味深い話を聞かせてもらえるものですが、それを楽しそうにやっている人の話にはなお一層引き込まれます。


 孔子が論語の中で説いているのがまさにこのことで、「これを知る者はこれを好む者に如かず(知之者不如好之者、好之者不如樂之者)」という一節があります。

 これをただ知っているという者は、これを好む者には敵わない。またこれを好む者は、これを楽しんでいる人には敵わない」という意味です。

 与えられた仕事にしても、命令された転勤先にしても、腐ってはいけません。

 どうせなら仕事だけではなく、自分の運命も将来も好み、そして楽しんでしまえば良いのです。

 そうすれば他の人が追随できない世界にたどりつくことができるでしょう。


 人生は常に新しい出会いです。

 それを楽しんでしまいましょう。

 
   【悪そうな三人組ですね】

コメント
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