北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

「この仕掛けのダメなところ」 ~ マメイカ釣りでダメ出しされる

2020-11-14 23:38:27 | Weblog

 

 余市港でマメイカが釣れている、という噂に加え、現地の友人からも「朝からたくさん釣り人が来てるよ」という写真が送られてきて、これはもう余市へ行くしかありません。

 移動中は雨が降ってきて嫌な感じでしたが、昼前に現地に到着するころには晴れてきてラッキー。

 現地はもう大勢の釣り人がいましたが、お目当てのポイントをいくつか歩きながら感触をチェックしてゆきます。

 しかしこれがなかなか良いポイントに当たりません。

 ポイントが良くても、腕が良くても、潮の流れや時間帯によってそこに魚がいなければやはり釣れません。

 釣りとはそういうことだとわかっていても、釣れない時間は辛く、今日は寒さが身に沁みます。

 新しいポイントを探すのを諦めて以前調子のよかったところに居座ることにして、良い時間が来るのを待つことにしました。

 ようやく日が沈みかけたころに、現地の釣り兄貴登場。

「おやじ、ここは釣れたかい?」
「釣れないのさ」

「なんであっちのポイントに来なかったのさ、あっちは釣れてたんだよ」
「なにー、ショックだ」

 どうも今日はポイント選びもツキがなかったようです。


「どれ、どんなシステムで釣ってんの、見せてごらん」
「仕掛けはこんな感じなんだけど…」

 マメイカ釣りにはエビのような形をして傘のような針が付いた餌木(エギ)と呼ばれる道具を使うのです。

 ところが私の使っていた仕掛けを見た釣り兄貴は「これだもの、釣れないさ」とにべもない一言。

私が使っていた道具には大きな欠点があるといいます。

「え?なんで、どうして?」
「餌木をつける仕掛けに大きな金具を使っちゃダメなの」

「…そうなの?」
「そうだよ。絶妙のバランスで沈むように作られている餌木なのに、金具をつけたらその重みで落ちるスピードも落ち方も変わっちゃうでしょ」

 そう言って同じ餌木を私とジャイアンとで一緒に目の前の海に投げ入れると、確かに私の餌木の方が前のめり気味になってしかも早く沈んで行きました。

「ね?この微妙な違いは釣果の差になるのさ」

 釣り兄貴は少々がらっぱちだけれども釣りの知識は実に豊富で、しかも弟子が「釣れない」となると親身になって釣らせようとしてくれるのです。


 彼のおすすめポイントに移動して、それから釣りの指導なども受けたりしましたが、結局今日の釣果はマメイカ2ハイどまり。

 でも久しぶりにマメイカ釣りに没頭できた1日はプライスレス。

 仕掛けのつくり方も習ったし、次こそ釣れそうな気がしてきました。

 海の釣りもまた楽し、であります。


  【ボウズはなんとか逃れたが】

 

 

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