北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

映画鑑賞デー  ~ 「鬼滅の刃」と「ホテルローヤル」

2020-11-16 23:00:44 | Weblog

 

 昨日の日曜日は一日中、サッポロファクトリーの中で過ごして映画を二本見てきました。

 一本目は今大人気の「鬼滅の刃 無限列車編」を見てきました。

 コミックスでは大体6~7巻あたりのお話で、内容はわかっているつもりでしたが、そもそもが戦いの漫画なので本で見るよりはアニメーションで観た方が迫力がありました。

 またufotableというアニメ会社の作る映像は二次元のアニメーションと3Dを融合したような素晴らしく美しいものでした。

 ふつうは背景の絵は動かないものですが、この映画の中では背景の森の木の葉が動き、列車の煙も実写に近いイメージで不思議な感じです。

 アニメーションも新しい時代になったことを実感させる映像美。

 一方内容的には、魅力的なキャラクターが多く、敵でさえキャラデザインが秀逸です。

 さらになんといっても、泣ける仕掛けが存分にされていて最後のシーンでは涙が止まらなくなりました。

 妻も「映画が終わったときに、ふつうはエンドロールから立ち始める人がいるんだけれど、この映画は明るくなってからもすぐに席を立つ人がいなかった」と違った角度からの感想を述べていました。

 それにしても、コミックスで内容のわかっている部分の映画化にもかかわらずこれだけたくさんの人を招き寄せるのですからたいしたものです。

 流行には乗っておいた方が後々思い出になる一本でしょう。


    ◆


 ついでにもう一本観たのが「ホテルローヤル」。

 ご存じ釧路が生んだ直木賞作家桜木志乃さんの受賞作の映画化で、ロケは釧路をはじめとしてすべて道内で行われたそうです。

 ホテルの建物がある場所は湿原の東側の高台で、大体イメージできますが、私が釧路にいたときにこんなラブホテルがあったかどうか記憶はありません。

 小説は短編の物語がだんだん過去に遡ってゆくオムニバス形式で、ちょっとした出来事や小物がなぜそうなっていたかを解き起こしてゆきます。

 最後には物語のタイトルの「ホテルローヤル」が鮮やかに浮かび上がるという構成に、小説を読んだときには(そう来たか!)と手を打ったものです。

 釧路を舞台にした映画としては、私が釧路にいたときに吉高由里子と生田斗真が主演の「僕等がいた」がありました。

 その時に私はあちこちで「せっかく釧路を宣伝してくれているのだから、釧路市民は絶対にこの映画を観て応援しなくちゃダメでしょう」と言って歩いたのですが、「そういうものですか」といった反応が多かったのも事実です。

 この映画も釧路人はもちろん、道民に広く観てほしいものです。

 ちなみにこの映画のエンディングに流れている曲は、柴田まゆみさんの「白いページの中に」は、1978年第15回ヤマハポピュラーコンテストの入賞曲。

 本選会は掛川にあるつま恋のエキシビションホールで行われたもので、私の中では釧路と掛川が見事につながりました。

 めでたしめでたし。

 


【youtue 柴田まゆみ『白いページの中に』】
 
 
https://www.youtube.com/watch?v=XVslYgsDEok&list=RDXVslYgsDEok&start_radio=1&t=87 

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