稚内の出張から無事帰ってきました。
稚内へ先乗りした日曜日は雨だったのですが、今日の月曜日は一転して晴れ上がり快晴の一日。
空港へ昼到着の便で東京から来たお客様を空港から市内へアテンドするときは利尻富士もよく見えた上に雪景色のサハリンがうっすらと見えて、お客様を歓迎しているようでした。
稚内市内で午後の会合を終えて、借りていたレンタカーで仲間4人で空港へ向かっている道すがら、話題は高速道路の逆走になりました。
東北自動車道で逆走した車と正面衝突をするという事故があり、改めて「逆走は怖いね」と話していたまさにそのときに衝撃の展開がありました。
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中央分離帯のある道路の交差点で、赤信号で速度を落としながら停車しようとしたところで、左側に右折のウィンカーを点滅させていた車がありました。
中央分離帯のある道路なので右側に行くためにはまずは左折してから交差点でUターンをするのが本来の運転のはずです。
私の車はそのウィンカーを出していた車を過ぎて信号待ちに入りました。
するとバックミラーのなかに、さきほどの右折ウィンカーを出していた車がゆっくりと前進し始めました。
ところがなんと前進してそのまま右折し、私の後ろで左側二車線道路を逆走で走行してゆくのが見えたのです。
「え?えーっ!?」
一番左の走行車線にはこちらへ向かってくる車もいたのですが、幸いに追い越し車線を走ってくる車はいませんでした。
そしてどこまで走るのかと思いきや、ウィンカーを上げた車は追い越し車線をゆるゆると走って、その先の道に右折で入ってゆきました。
「うわー、リアルな逆走を見たー!」
車内も騒然とする中、何事もなかったかのように車は道の向こうに消えてゆきました。
車を過ぎるときにちらっと見た限り、運転していたのは高齢の女性でした。
おそらくは遠回りを嫌ったというよりは、本当に左二車線を片側一車線の道路と勘違いしたのでしょう。
右側車線から車が来ていたらどうなっていたかと思うとドキドキしました。
結果的に無事ではありましたが、車内の一同も「恐ろしいものを見た」と血の気が引きました。
一般的に逆走している運転手は逆走していることに気がついていないために、周りからクラクションを鳴らされたりしてもなんのことかわからないのだそうです。
また向こうは普通に走っているつもりなので、道路の左側を逆走してくるため、こちらから見ると追い越し車線側を走ってきます。
なので、逆走車と衝突しないためには左側車線を走るのがよいとされていますが、とはいえ、追い越し車線を走行中に前方から逆走車がきて左に車がいたりしてはひとたまりもありませんね。
高速道路での逆走が大きな問題になる一方で、一般道路でも逆走はあり得るのだ、と怖くなりました。
いくら「相手が悪い」と言っても事故を起こして自分がけがをするのでは溜まりません。
前方をよく注意してゆとりのある運転に心がけたいところですね。
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