北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

引っ越し難民の苦労

2018-03-13 23:09:01 | Weblog

 

 ある舗装会社の部長さんが転勤のご挨拶に来てくれました。
 
 後任の方をご紹介いただいた後で、「今度はどちらへ転勤ですか?」と訊くと、「東京です、初めてですが」とのこと。
 
「引っ越しの料金が高騰していて、『引っ越し難民』なんて言われていますが大丈夫ですか?」と訊いてみたところ、「それが、ほんとうにそのとおりです」と間髪を入れず答えが返ってきました。
 曰く、「四月第一週の引っ越しで見積もりを頼んだら、110万円といわれました」

「110万円!それは法外な!」
「その見積もりを会社の総務に見せたら絶句していましたよ(笑)。あんまり高いので、『ずらしたらどうなりますか?』と訊いたのですが、『4月第二週の半ば以降だったら、65万円です。その値段も今決めていただけたらそれでできますが、明日以降はその値段は保証できないので変わることがあります』と言われました」
 
「公務員だったらとてももらえる引っ越し手当と釣り合わない金額ですね。こうなったら、引っ越しの時期を大きくずらしたらどうですか?」
「それが、私の会社は内示が2月末に出るんです。それでそのタイミングで、借りている家の大家さんには、来月中に出るという契約をしろ、ということなんです。だから、4月に入ったら帰る家もないので、とにかく転勤先に赴かないといけなくなるんです」
 
 今年の春は、引っ越し業者さんを探すのが大変そうです。
 
 命令を受けて引っ越しをしなくてはならないのに、もらえる以上の費用は自腹で負担するというのは、いかがなものでしょう。
 
 働き方改革が叫ばれていますが、転勤改革、引っ越し改革もしてあげてほしいと思いました。
 
 制度が社会の動きについていけないことって多そうですね。いやあ自分のことだったら大変だったなあ。
 
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