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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

孫でリハビリ~一石二鳥

2022-02-17 21:25:42 | Weblog

 

 左手のケガによる入院生活では、やはり体中の筋肉が衰えました。

 以前は64~65kgだった体重も61キロ代に減少し、体重計を見たときは(3キロも痩せたのか)とちょっとショックでした。

 今もリハビリで通院していますが病院でのケアはあくまでも左手が中心。

 安静にしていたがために固くなり可動域が狭くなってしまった左手全体を柔らかくし関節の動く範囲を広げる訓練ですが、これがまあ痛い。

 体育の柔軟体操の股割のようなもので、これ以上行かないという筋肉や筋をさらに伸ばそうというのですからやはり痛いのです。

 リハビリ指導の先生に、「関節の可動域を広げるためには、勢いをつけて『エイ!』と動かすのと、痛いのを我慢してじっくり力を加え続けるのとではどちらが良いですか」と訊いてみたところ、「それは後者ですね。勢いをつけて伸ばしたつもりでもそれはすぐに戻ってしまいますからね。やはりじっくりと力を加え続けるのが良いです」とのこと。

「そうですか。でも若い時ならいざ知らず年を取ると体がいよいよ固くなっているコットを感じます。例えば私の今の年齢からでも相撲取りのように股割をすれば体は柔らかくなるのですか?」
 
 するとリハビリの先生は「なりますよ」と即答。

「実は私も息子のサッカーにくっついて体の指導をしながら自分地震も股割をしたりするんです」
「なるほど、プロによる自らの指導ならばさぞかし成果があがることでしょうね」

「それがダメなんです」「ええ、どうして?」

「やはり続かないんです。筋肉や筋は継続して力を加え続けないとすぐに戻ってしまうんです。そして実際に自分自身を省みてもついさぼっちゃうんですよね。なので私自身、なかなか股割で体は柔らかくなりません(笑)」

 プロでもそうなのか、と思いつつも、リハビリは通院する週2回がポイントなのではなく、日々の日常の中でどれだけ痛い思いをしながら訓練ができているかが大事なことなのでした。


     ◆


 使わないでいた腕の筋肉も少々痩せてしまったのですが、そんな家での日常のリハビリに良いのが孫を抱くことです。

 以前よりも確実に重くなっていて、初めはちょっと抱いてもすぐに疲れてしまったのですが、それを我慢して抱き続けることは腕のちょうどよいリハビリ訓練。

 娘たち夫婦が子供に注ぐ愛情を邪魔しない範囲で、助けになるようなときは抱っこで若夫婦サポートとリハビリを両立させるようにしています。

 孫は今体重8.5kgほど。重たくなったわー。
 

コメント
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