北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

対決は北海道の形をした沼で

2017-03-05 23:28:42 | Weblog

 昨夜は更別村にある、知人の経営するアウトドア拠点「ANDOOR」に宿泊。

 こちらに始めて宿泊させてもらって、「食事はないので、地域に食べに出てください」という、そのコンセプトに改めて感心。

 アウトドア好きが集まってサポートする施設で、ただ道具を借りるだけではなく、人の繋がりが後々つながるようなやり方は、十勝の大自然を楽しむのに格好の拠点です。

【ANDOOR】http://andoor.jp/


 さて、昨日互いにけん制しあって自滅した四人が集まって、再度ワカサギ釣りで対決をすることにしました。対戦は、私たち夫婦ペア対金ちゃんと女性のペアというペア対決。

 今日の戦いのフィールドは、豊頃町のJR豊頃駅の裏にある、北海道の形にとてもよく似た佐々田沼にしました。

 根っからの地元っ子のシマちゃんから、「佐々田沼だったら、型は大きくありませんが、とにかく数は釣れますよ」と教えてもらい、昨日の因縁の4人が再度対決をすることにしたものです。

 シマちゃんはご丁寧に、「じゃあ事前にちょっと探ってみます」と、我々が到着する前にひと穴あけてみて釣れることを確認し、どんな状況かを対決相手の金ちゃんに連絡してくれました。
 ジモティならではのサービスに一同感動、シマちゃん、ありがとう!

 さて、釣れるポイントは北海道の地名で表現していたのですが、降りるところに近いアタリは「札幌」で、北の端っこの方は「稚内」などと呼ばれています。

「シマちゃん、きょうはどのあたりですか」
「今日は沼田あたりですね(笑)」

 ちょうど本物の北海道のなかの石狩沼田当たりのところに穴をあけて釣る。そんな佐々田沼での釣りなのでした。


           ◆ 


 さて、ワカサギは多くの場合、湖や川の底近く(いわゆる「べた底」)に群れているのですが、シマちゃんの情報では、魚は穴をあけた氷の直下にいるということだったよう。

 そしてその情報はライバルの金ちゃんに電話で伝えられていたのですが、彼はそれを独り占め(笑)。向こうの組は情報に従って、氷直下狙いで穴あけと同時にどんどん釣れ始めています。

 ところがこちらはべた底をねらっているので、本当に全く釣れません。

 向こうのペアの釣れ具合にだんだん焦りが出てきて、(この場所の穴じゃあだめかな)と、ポイントを変えて穴あけを始めます。

 ところがそこでも、沼の底を狙っているのでは釣れるはずがありません。やはりそこでもつれず、初めの二つの後に、なんと八個もの穴をあけて沼のあちこちで試し釣りをしてみました。

 これを小一時間ほども続けて、釣れるはずのない釣りをしていたわけですが、そのあたりでようやく相手側の釣り方を見ていてタナが浅いことに気が付きました。

 何のことはありません。求める深さが合いさえすれば次々に連れてゆきます。結局、最初にあけた穴へ戻ってタナを合わせ、そこから本格的に釣り数で猛追を開始します。

 一たび釣れ始めると、今度は面白いようにワカサギがかかってきます。一度に二匹、三匹も増え始め、(これなら追いつけるかも)と期待が高まります。


          ◆   

 

 しかしやはり前半でのハンデが大きく、お昼のオルゴール放送が地域に流れる中で釣りは終了。最終的に、金ちゃん125匹、お相手112匹、私が109匹、妻が43匹という事で終了。

 数の上では金ちゃんが竿頭となり、我々ペアの負けでした。

 結局、ワカサギは普段は底にいるはずなのが、このときは氷のすぐ下にいたということで、棚の深さをちゃんと調べ、釣れるための情報を手に入れることの重要性を改めて痛感しました。

 それにしてもこの二日間はよく笑いました。もつべきものは良い仲間です。

 十勝の魅力に改めてどっぷりとつかり、また仲間同士の連帯も深まりました。

 次のイベントは何でしょう。北海道を楽しみましょう。

  

 

コメント
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