一昨日と昨日は、この時期の札幌としてはずいぶん暖かい日でした。
昼頃に出張先から一度家に帰ってみると、妻が家の前で氷割りをしています。
「この時期じゃあまだ早いでしょ」と言うと、「お隣さんが雪割をしたので、溶けた水がたまっているのよ」と言います。
お隣さんの水は道路に沿って、我が家の家の前の排水溝に飲み込まれるようになっていて、お隣のたまった水を流すためには低くなっている我が家の前に溝を作って水が流れるようにしなくてはいけないというわけ。
雪割って、やり始めると楽しくなってしまいます。
低い方を見極めて、固い氷をコツコツと削ると水は低い方に流れていきます。当たり前と言えば当たり前なのですが、これが実に楽しいのです。
溝を切っても氷のくずがたまると、水の流れが悪くなるので様子を見ては氷をどけてやらないといけません。
こういう作業はどこか土木的な心に火をつけるところがありますね。
どうやったら水が上手に流れて行くのかを考えながら作業するのですが、上手にやれば満足のいく成果が得られるところが心惹かれるポイントでしょうか。
こういう作業って、子供のときからやらせるようにしていると、きっと土と水と雪に親しめる経験になるのじゃないでしょうか。
子供たちを土木の世界に誘うのは、こんな遊びのような作業体験のような気がします。
やっぱり子供には質の良い遊びが大事です。
そろそろ春が近づいてきました。子供達には雪割をやってもらいましょう。