北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

外から見た北海道~東京でのクラス会

2014-10-11 23:45:39 | Weblog

 ただいま上京中。大学のクラス会を東京でやることになって、久しぶりになつかしい顔がそろいました。

 わが年代は卒業時に26人だったのが、今回参加者は9名。一学年下で仲の良かった後輩が3人参加して全部で12名での会合となりました。

 数年前に東京でやり、二年前に札幌でジンギスカンパーティをやり、とどうやら同窓会をやりたくなる年齢期に差し掛かっているようです。

 同世代が集まると、話題もっぱら仕事と健康と親の介護と子供の事。

 今回集まれずに、メッセージをよこした仲間には健康の事情や親の介護で来れないというメンバーも確かにいて、まあ大体これがこの世代の一番の関心ごとというわけです。

 北海道にいると、北海道のことが分からなくなるので、東京にいる人たちに北海道がどう見えるかを訊いてみました。

 するとある国の大使館に勤めているメンバーが、「もうだめ、全然だめですね」と強烈なダメ出しをしてきました。

「ええ、どうして?」
「だって、仕事をちゃんとしようという意識の低さにがっかりですよ」

 相当憤慨している様子です。

「一体何があったの?」
「実はちょっとしたトラブルが続いて我慢ならなかったので、『契約を打ち切りたいのですが』という電話を札幌の業者さんにしたことがあったんです。すると当の業者さんの対応は、『はあ、申し訳ありません』といって電話を切ろうとするんですよ!」

「へえ」
「へえじゃないですよ!東京の業者さんだったら間違いなく、『どこが悪かったのでしょうか、どうしたら継続していただけますか』って、原因を探り契約を続けてくれるように粘るじゃないですか。札幌の業者さんにしてこの体たらく。そういうことすらわかっていないのかと思って、もうがっくりですよ」

「なんだろう、すぐ仕方がないとあきらめてしまうのかね」
「仕事が万事内向きです。周りとの軋轢さえ避けられれば、事業の成長や継続なんてどうでもいいって感じじゃないでしょうか。どこが開拓使の精神なんだか、試される大地なんだか…」

 もういいやって感じがびしびし伝わってきます。


「でもね…」
「でも…、なんだい」

「あと数年もしたら仕事を離れて北海道に戻りたいな、とは思っているんです。だからそのときまでにはもっと素晴らしい北海道になってほしいと願うんですよ」


      ◆  


 期待がある分余計に、現状のだらしなさに我慢できないというのがその人の意見でした。

 反省すべきは反省して、持っているポテンシャルを大いに生かしたいなと思った次第。外の意見は貴重です。


 友よ、次回また会える時まで元気に過ごしましょう!

コメント
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