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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

奥にあり~心にしみるキャッチ

2013-11-17 23:45:21 | Weblog

 改正の妙高高原。ペンションの後ろには雲一つない青空をバックにした妙高山が美しい姿を見せてくれました。

 この週末は、雪化粧が残るものの道路の雪は融けて交通に支障はなく、おまけに快晴で暖かい週末となり、まさに絶好の掃除日和。次に寒波が襲来するころにはもう一面銀世界となり、そのまま冬に突入することでしょう。

 きれいになったペンションに多くのお客様を迎えてほしいものです。


   ◆   


 ペンションの焼き立てパンによる朝食を済ませると、記念写真を撮ってからそれぞれの車に乗ってお別れ。また来年もここで会いたいですね。

 私は東京から来るときに乗せてもらった車にそのまま乗って、観光で戸隠方面へ向かうことにしました。まだ行けていない、戸隠神社の奥社へお参りをしたかったのです。

 実は数年前にもこの掃除ツアーのついでに戸隠観光をしたときにも奥社を訪ねたことがあったのですが、こちらの奥社はなんと駐車場から2キロも坂道の参道を上るという大変なところにあります。

 さすがはかつて修験道が栄えたところだけあって、お参りが修行のような様相で、案内の看板には片道40分と書かれています。

 そして前回来たときは、なんともう一人の友人とともに途中で激しい尿意を催して(笑)、参詣を断念したという苦い思い出があるのです。

 今回は事前に十分に体調を整えて、参道をひた歩きました。

 参道は、数日前に降った雪がいたるところで圧雪状態で不安定な足元ながら一歩一歩歩んでゆきますが、途中にある樹齢400年になろうかという見事な杉並木には目を奪われました。

 参道の最後は石の階段になっていよいよ急になってゆきますが、お宮の後ろの戸隠山の姿が大きくなり、頂上の鋸のような急峻さが間近に見えてきて、元気が出ます。


 歩くこと40分で、ようやく奥深くある戸隠神社の奥社に到着。ここは、室町時代あたりから、天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)が古事記にある天岩戸を放り投げたところこの地に飛んできたという伝説が広まったのだといいます。

 そのため神社の御祭神は手力男命ということになっていて、開運、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝などの御神徳があるとされておりますよ。

 無事に神社のお参りを済ませて、一度は来たかったという心願成就が果たせて感動もひとしおです。


   ◆   


 さて、少しは楽な下りの参道を降りてきたころにはちょうどお昼時。

 ここまで来たなら戸隠蕎麦を食べなくては、ということになりましたが、どこにしようか、と悩むこともなく、全員が参道を上るときから気になっていた看板に心を奪われていました。

 その看板とは道路の脇に立てられているあまり目立たない看板でしたが、そこには、お店の名前の横に、「美味しいそばは奥にあり」と添えられています。

 確かにそのお店は道路からは100メートルくらい参道に入ったところにあるのですが、道路際に数多くの蕎麦屋が林立しているこの戸隠にあって、道路からも駐車場からも遠いことをこれほど逆手にとった上手時なキャッチ。

 おまけにここは戸隠神社の奥社とあれば、わざわざ「奥」に来た人の心に訴える効果は抜群です。一同大いにうなったのでした。

 そしてそのお店は、奥社参道の入り口にある「なおすけ」

 戸隠そばの特徴の一つであるぼっちもりというひねりを加えた盛り方で、蕎麦は冷たく冷やしてコシも風味も大満足。

 この界隈には、"大久保の茶屋"や"うずら屋"さんなど、名だたるお蕎麦屋さんが多い中で決して負けていません。

 美味しい蕎麦にも出会えて、最高の戸隠観光でありました。


    ◆   ◆   ◆


 さて、大満足の戸隠観光を終えて、あとは20時過ぎの飛行機に乗るために羽田空港まで乗せてもらうつもりで高速道路の長野道へと入ったのですが、途中に事故渋滞が発生していて、空港までの時間が全く読めなくなってしまいました。

 車中で渋滞情報を収集する一方で、空港までの大体アクセスを車内で検討。

 やはり鉄道が良いだろうということで、渋滞する高速道路を下りて本庄早稲田駅へと向かい、そこから新幹線に乗って羽田へと移動しました。

 結果的になんとか間に合って、無事に飛行機にも乗れましたが、旅はこういうハプニングがあった方が印象的になりますね。

 掃除もドライブも、サポートしてくれた皆さんに改めて感謝いたします。 

 ありがとうございました。 

コメント
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