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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ザリガニも地域の食材

2012-08-28 23:45:57 | Weblog
 先日の日曜日、弟子屈の新そば祭りへ行った帰りに、カヌーの写真でも撮ろうかと思って、細岡のカヌー発着場へ行ってみました。

 写真を何枚か撮っていると、家族三代を乗せた車が一台やってきて、車の後ろからなにやら籠網を取り出しました。

 網の真ん中には魚の頭を入れるところがあって、そこを紐で閉じると、魚を足で潰し始めました。




 興味が湧いてきて、「何か獲るんですか?」と訊いてみると、「ん?これかい?ザリガニさ」とのこと。

「ザリガニ!?獲ってどうするんです?」
「茹でて食べるのさ、ロブスターと一緒で美味しいよ。食べたことない?釧路の人かい?」

「釧路ですし、ザリガニも食べたことがありますけど、川で獲ったものは泥臭くて食べられない、と聞いたものですから…」
「そんなことないよ。一日泥抜きをすれば食べられるよ」

「これはザリガニ専用の籠網なんですか?」
「これはねえ、ツブ用の籠だよ。ザリガニにはちょうどいいんだわ」


    ※     ※     ※     ※     ※


 年寄りのおじさんはそういうと、籠網を持って岸辺まで行くと、それをポーンと川の中へ放り込みました。




「本来は夜行性なんだけど、十分もすればすぐにザリガニが集まってくると思うよ」

 
 ここまで来たら最後まで見なくては。十分ほど経ったところで、「もうそろそろいかがですか?」と促します。

「どれどれ」





 おじさんが籠を引き上げてみると…、おお!巨大なザリガニがうじゃうじゃ入っています。これは大漁です。




「な?すごいだろ、はっはっは!」


 孫が持ってきたバケツに移してさらにザリガニ漁を続行。

「むかしはこの近くの川筋でもザリガニ釣りをよくやったもんだよ。イカの切れ端を糸につけてそっと垂らすとすぐにはさんでくる。落ちてもいいようにタモ網ですくってやるといくらでも釣れるよ」

 いやあ、なかなかワイルドな食料調達です。

 アメリカザリガニは外来種としてマリモを食ったりして問題になっていますから、これもまた環境保全活動の一つかもしれません。

 これも釧路ならではの食材になるのかなあ。 
 
 
コメント
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