北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

隠れ銀杏倒れる

2010-03-10 22:06:27 | Weblog
 鎌倉鶴岡八幡宮の大銀杏の木が倒れたのだそうです。
 
 そんなこともあるのですね。


---------- 【ここから引用】 ----------

『隠れ銀杏』倒れる 鶴岡八幡宮 2010年3月10日 夕刊
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010031002000197.html






 十日午前四時四十分ごろ、神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮境内で、大銀杏(おおいちょう)が倒れているのを警備員が見つけた。同八幡宮の神木で、古都を象徴する樹木としても知られ、同県が天然記念物に指定している。

 同八幡宮によると樹高は約三十メートル、幹の太さは六・八メートル。樹齢は創建約八百年の同八幡宮より古く、千年を超えるとされる。木は内部が空洞になっていた。

 現場を見た東京農大の浜野周泰教授によると、昨夜の雪が混じった風は、風圧が通常の風よりも数倍強く、この強風が原因で倒れたとみられ、回復は不可能という。大銀杏は、一二一九年に鎌倉幕府の三代将軍源実朝を暗殺した公暁が隠れていたとする伝説から「隠れ銀杏」とも呼ばれ、八幡宮のシンボル。

---------- 【引用ここまで】 ----------

 記事の中にもありましたが、倒れたのは源氏三代源実朝を暗殺した公暁が隠れていたという伝説がある大銀杏でした。

 かつて大学時代友人が「札幌の銀杏は細いね」と驚いていて、当事北海道から出たことがなかった私には一体何を言っているのか分からなかったのですが、本州の人はみなこの隠れ銀杏の伝説から、「銀杏とは暗殺者が身を隠せるくらい太くなる木だ」という印象があるのだそう。また実際、神社やお寺にはご神木となっている太い銀杏の木が多いのです。

 何事にも寿命があっていたしかたないことですが、この上は二代目の(?)隠れ銀杏を植えて伝説を伝えて欲しいものです。


 ところでWikipediaによると、「なお、公暁の墓は現存せず、墓所についての史料も存在しない。現在、鶴岡八幡宮に『公暁の隠れいちょう』と呼ばれるいちょうの木が立っているが、公暁がいちょうの木陰に潜んで実朝を襲ったという説は江戸時代になってからの事で、当時の史料にはない話である」ということのようで、どうやらこれも当時の都市伝説のようですね。

 
コメント
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