goo blog サービス終了のお知らせ 

北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

函館観光の新スポット、新五稜郭タワー

2006-03-27 23:09:11 | Weblog
 週の初めから函館へ出張。道南エリアへはいるともう春が近い事がよく分かります。

【新五稜郭タワー】
 今日は朝から函館出張です。函館へ到着したところで、嬉しい事に新五稜郭タワーの内覧会に参加できることになりました。

 新五稜郭タワーは、今年の4月1日にオープンを予定する新しい函館名所です。

 新タワーはこれまでのものが高さ60mだったのに対して、避雷針高で107m、展望台は高さ90mに2層のものが作られています。

 新展望台及び塔体は五稜郭にちなみ五角形を取り入れた形になっていて、収容人員も現在の約100人収容から約500人と大幅に拡充されるのです。

 一階のエントランスへ入るとまずはエレベーターで展望台の2階へ一気に上ります。新タワーは以前のものからほぼ倍の高さになるのですが、エレベーターが上るのに要する時間は同じなのだそうですよ。

 展望台は二層の構造になっていて、まずは上に到着します。五角形のフロアをぐるりと回ると遠くは下北半島までがはっきりと見えます。もちろん五角形の五稜郭もはっきりと眼下にその形が分かります。

 五稜郭は、安政元(1854)年の日米和親条約以来、北方の防衛強化が政治的課題になり、そのために蘭学者の武田斐三郎(あやさぶろう)がヨーロッパの城郭都市をモデルに考案したものです。

 建設は安政4(1857)年に始められ、完成は7年後の元治元(1864)年のことでした。

 やがて明治になると旧幕府軍が反乱を起こして北海道へ押し寄せ、鷲ノ木(現在の森町)に上陸すると、五稜郭で防御する新政府側の箱舘府をいっきに蹴散らし無血入城。やがて今度は渡島半島の西海岸に上陸した新政府軍の反撃にあい、やがて鎮圧されてしまうのでした。

 新撰組副長土方歳三もこの箱舘で壮絶な死を遂げるのです。

    *   *   *   * 

 展望台の二階は、この間の幕末から戊辰戦争、そして箱舘戦争とその後について詳しい展示がされていて、北海道の明治維新が勉強になります。

 ここでしか手に入らないオリジナルグッズもたくさんあって、函館観光の新しいスポットになる事請け合いです。

 今年の春は函館観光で決まり、でしょうね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする