2022年tvN、全16話。原題『イブ』。BS12で全22話で見ました。
ヒロインはソ・イェジ演じるキム・ソンビン/イ・ラエル。彼女の父親は優秀な科学者で起業家だったようで、画期的なアイディアで大きな技術を手にし、小さいながらも優良な会社を営んでいたようなのですが、それが暴力的な手段で買収されて…というのがそもそもの顛末。父親は拷問されて契約書に無理矢理拇印を押されて殺されて、母親も誘拐されて行方不明になって、中学生?で天涯孤独となったラエルは海外養子に。美しく成長し、名前を変えて、復讐のために帰国した…というような設定です。
相手役はパク・ヒョンウン演じるカン・ユンギョム。ラエルの父の会社の買収から飛躍的に発展した財閥グループの会長です。ラエルは復讐のために彼の妻のママ友としてまず現れて、彼を誘惑していくものの、彼の意外な?純朴さに惹かれてしまい…という、ベタベタな愛憎劇です。やっぱり韓ドラはこうでなくちゃね! 財閥もの、復讐もの、純愛ものは韓ドラの華ですよ!!
ユンギョム自身は、非常に優秀なビジネスマンではありますが、悪いことをしてでも…という感覚はあまりない、ごくまっとうな人でした。彼の生家も財閥ですが、彼はそこの会長が家政婦に産ませた庶出の次男で、仕事ができない長男の補佐として重用されつつ差別され続けてきた、というまたベタな設定があります。ラエルは事件が起きるまでは幸せな家庭で愛情たっぷりの両親に育てられていたので、彼のそうした点にも同情しちゃうんですね。
また、彼は政略結婚でバツイチ、子持ちの年上の女性を妻にしていて、それがユソン演じるハン・ソラ。元大統領?総理??で今も政財界の裏ボスみたいなハン・パンロ(定番アボジオモニーズのチョン・グクファン)のひとり娘で、美人だけど居丈高なわがまま女で、ザッツ悪役です。でもユンギョムのことを愛していて、それは彼の能力とか顔とかブランドとかが好きってのもあるし自分に冷たいところにも燃えるんだろうし、そういう執着めいた愛ではあるんだけれど、なのでいろいろ発覚したあともずっと離婚を承諾しません。でも自分はモムチャン秘書とこっそり浮気している…このドロドロ感、たまらんです。ちなみにこの秘書は最後に司法取引をして犯罪の証言をしつつ服役しているようだけれど、刑期が短く済んで再出発できてるといいな、と思います。彼が奥様の要求に応じていたのは、病気の母親の医療費のためで…みたいなまたベタな設定があるんですよね。
その奥様ソラも、実は父親に「娘なんか」と言われて暴力的な折檻をされて育った女性で、諸悪の根源はハン・パンロなのでした。そもそもラエルの父の会社の買収も彼が指示したことで、拷問その他の実行犯キム・ジョンチョル(おなじみ悪役のチョン・ヘギュン)は名字が違うのでパンロの妻の弟とか? 相関図では「手下」と表記されていましたが、ソラは「叔父さま」とか呼んでいたし彼もパンロを「ヒョンニム」と呼んでいたようでしたが…まあいいや、つまりラエルの復讐相手は最初はユンギョムのようでいて、実はソラ、パンロ、ジョンチョルが三悪人なのだ、という構図です。
そこに、ラエルの渡航を助けた弁護士で、今は清廉な新進政治家になっているイ・サンヨプ演じるソ・ウンピョンがラエルの協力者として、また彼女に静かな愛情を捧げる男として絡んでいきます。ベタな四角関係ができていますね! 最高ですね!!
あとは、ラエル/ソンビンもソラも、セレブ妻としてごっついお衣装をバンバン着こなすので、それが見ていて楽しい! ソンビンはタンゴダンサーでもあるので、ショーメイクがまた派手で綺麗で、がっつりアイシャドウにがっつりアイラインがたまりません!! ソ・イェジがまた化粧映えする薄めの美人で、超絶好みで楽しすぎました。
蠱惑的、扇情的な演出、映像作りもベタベタでたまりませんでしたわ…! 韓ドラってホントこういうのが上手くて、もう立派な技術、伝統芸だなと思いました。
お話としても、決着の付け方が綺麗でよかったと思いました。ヒロインにとっては、マイナスをゼロに戻しただけ。ここからはまた別の人生で、失った愛を胸に抱きつつまた新たに生きていく…というのが、美しくてよかったです。子供たちはどーした?ってつっこみは、無粋なのでやめておきますね…(ToT)
ヒロインはソ・イェジ演じるキム・ソンビン/イ・ラエル。彼女の父親は優秀な科学者で起業家だったようで、画期的なアイディアで大きな技術を手にし、小さいながらも優良な会社を営んでいたようなのですが、それが暴力的な手段で買収されて…というのがそもそもの顛末。父親は拷問されて契約書に無理矢理拇印を押されて殺されて、母親も誘拐されて行方不明になって、中学生?で天涯孤独となったラエルは海外養子に。美しく成長し、名前を変えて、復讐のために帰国した…というような設定です。
相手役はパク・ヒョンウン演じるカン・ユンギョム。ラエルの父の会社の買収から飛躍的に発展した財閥グループの会長です。ラエルは復讐のために彼の妻のママ友としてまず現れて、彼を誘惑していくものの、彼の意外な?純朴さに惹かれてしまい…という、ベタベタな愛憎劇です。やっぱり韓ドラはこうでなくちゃね! 財閥もの、復讐もの、純愛ものは韓ドラの華ですよ!!
ユンギョム自身は、非常に優秀なビジネスマンではありますが、悪いことをしてでも…という感覚はあまりない、ごくまっとうな人でした。彼の生家も財閥ですが、彼はそこの会長が家政婦に産ませた庶出の次男で、仕事ができない長男の補佐として重用されつつ差別され続けてきた、というまたベタな設定があります。ラエルは事件が起きるまでは幸せな家庭で愛情たっぷりの両親に育てられていたので、彼のそうした点にも同情しちゃうんですね。
また、彼は政略結婚でバツイチ、子持ちの年上の女性を妻にしていて、それがユソン演じるハン・ソラ。元大統領?総理??で今も政財界の裏ボスみたいなハン・パンロ(定番アボジオモニーズのチョン・グクファン)のひとり娘で、美人だけど居丈高なわがまま女で、ザッツ悪役です。でもユンギョムのことを愛していて、それは彼の能力とか顔とかブランドとかが好きってのもあるし自分に冷たいところにも燃えるんだろうし、そういう執着めいた愛ではあるんだけれど、なのでいろいろ発覚したあともずっと離婚を承諾しません。でも自分はモムチャン秘書とこっそり浮気している…このドロドロ感、たまらんです。ちなみにこの秘書は最後に司法取引をして犯罪の証言をしつつ服役しているようだけれど、刑期が短く済んで再出発できてるといいな、と思います。彼が奥様の要求に応じていたのは、病気の母親の医療費のためで…みたいなまたベタな設定があるんですよね。
その奥様ソラも、実は父親に「娘なんか」と言われて暴力的な折檻をされて育った女性で、諸悪の根源はハン・パンロなのでした。そもそもラエルの父の会社の買収も彼が指示したことで、拷問その他の実行犯キム・ジョンチョル(おなじみ悪役のチョン・ヘギュン)は名字が違うのでパンロの妻の弟とか? 相関図では「手下」と表記されていましたが、ソラは「叔父さま」とか呼んでいたし彼もパンロを「ヒョンニム」と呼んでいたようでしたが…まあいいや、つまりラエルの復讐相手は最初はユンギョムのようでいて、実はソラ、パンロ、ジョンチョルが三悪人なのだ、という構図です。
そこに、ラエルの渡航を助けた弁護士で、今は清廉な新進政治家になっているイ・サンヨプ演じるソ・ウンピョンがラエルの協力者として、また彼女に静かな愛情を捧げる男として絡んでいきます。ベタな四角関係ができていますね! 最高ですね!!
あとは、ラエル/ソンビンもソラも、セレブ妻としてごっついお衣装をバンバン着こなすので、それが見ていて楽しい! ソンビンはタンゴダンサーでもあるので、ショーメイクがまた派手で綺麗で、がっつりアイシャドウにがっつりアイラインがたまりません!! ソ・イェジがまた化粧映えする薄めの美人で、超絶好みで楽しすぎました。
蠱惑的、扇情的な演出、映像作りもベタベタでたまりませんでしたわ…! 韓ドラってホントこういうのが上手くて、もう立派な技術、伝統芸だなと思いました。
お話としても、決着の付け方が綺麗でよかったと思いました。ヒロインにとっては、マイナスをゼロに戻しただけ。ここからはまた別の人生で、失った愛を胸に抱きつつまた新たに生きていく…というのが、美しくてよかったです。子供たちはどーした?ってつっこみは、無粋なのでやめておきますね…(ToT)
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