eplusリビングルームカフェ&ダイニング、2019年11月25日19時半(初日)、26日19時半、27日19時半、28日19時半、29日19時半、30日13時半(前楽)。
脚本・演出/岡本寛子、音楽/伊藤辰哉、振付/AYAKO、主催/イープラス、ムジカモモジカ。シリーズ初の6日間開催、サブタイトルは「シブヤ創世記 女神たちのよろこびのうた2019」。
リビミュは私は過去に2回観ていて、ゆうりちゃん目当てで行ったときの感想はこちら、大空さん目当てだったときはこちら。
今回は、我がご贔屓・澄輝さやとさんの宝塚歌劇団ご卒業後初の舞台出演だというので、友達にチケット予約入力を頼みまくりまた当ててもらいまくり、ダブったチケットはすべて会友の間でハケ、自分も仕事が暇な時期で会食や観劇もたまたまない一週間だったこともあって毎夜定時退社で通えてしまいました。千秋楽は残念ながらご縁がなかったのですが、会(は一応もう解散したのだけれど)に取り次ぎを頼まなかったこともありますし、OGにもなるとこういう見方にもなるよな、と一種のあきらめがきちんとつけられたので大丈夫でした。てか全9回の公演を6回観たんだから十分やろ、と自分でつっこみたいです。
とはいえ幕が上がる前は、単なるOGのカラオケと楽屋トーク大会みたいになるんじゃなかろうなと危惧していたのも事実で、そのあたりはこちら。なのでチケット何枚か手放してみっちり残業する日があってもいいかなとか事前には考えてもいたのですが、どうしてどうして、今回はめっちゃハイクオリティの素晴らしいライブ・パフォーマンスに仕上がっていたんですよ奥さん!(誰?) 直前で宙組観劇会の予定が吹っ飛んだ不満とか、それこそ吹っ飛びましたよね。まあそれは本来は全然別のレベルの話なので、一緒に語るものではないんですけれど。ともあれ、なので楽しく存分に通いまくり浸りまくってしまいました。客席が会の同窓会状態で、旧交を温められたのも楽しかったし、他のアーティストさんのファンの方々とも同じテンションでワイキャイできたのもよかったです。
初日こそ「生きてる! 動いてる! てか変わってねえ! てかむしろますます可愛いな!?」みたいな部分で興奮して満足して、でも出番としては微妙というか少ないなとも感じられたし、でもまあこんなものか?くらいに思っていたのが、おちついて全体も細部も観られるようになってみると贔屓もライブそのものもめちゃめちゃレベル高いねコレ!?と刮目して、以後本当に毎回楽しかったし、毎回発見がありました。セトリが同じでも歌う担当が違ったり、ゲストやその組み合わせが毎回違って同じ回は一度もない、という構成もよかったと思います。
また、今まではもうちょっと役とか設定とかストーリーの流れとかが一応あって「ミュージカル」の体に近かったものが、今回は「祝賀祭典スタイル」としてほぼただナンバーを連ねただけ、の構成になっていたのもかえって吉と出ていてのかもしれません。一応設定みたいなものはあって、声だけで出演している藤岡弘(観客として観に来ていた回はカテコがまあ盛り上がりました! しかし雷太くんが生まれる前の曲だと言っていた昭和歌謡の流行りをばっちりリアルタイムで知っていた私ですらストロンガー世代なんですけど、仮面ライダー1号って誰特…? 出演者全員知らんやろ…)が神様の役で、世界を愛で変えろ、救え、そのために愛の歌を歌え、みたいなことを言うので、出演者が次々と劇団四季の『マンマ・ミーア!』やらミュージカル『RENT』やら宝塚歌劇の歌(『ミー&マイガール』)を歌っていく…という流れに1幕はなっていますが、それで神様は安心して次の現場(笑)に行ってしまいます。なので2幕は特に脈絡がないと言えばないナンバーの羅列になるのだけれど、そのパフォーマンスがまたひとつひとつ素晴らしくて、とにかくとてもよかったのです。
というか今回は宝塚OGと男性陣含めその他外部のアーティスト(この「他」「外」という言い方もどうかとは思いますが)とバンドとゲストのバランスがとてもとてもよかったんだと思います。それが勝因だったと思うんですよね。ちなみにバンドの4人は今までずっと固定で、どんどんキャラが立ってきていてもちろん全員上手くてカッコよくて、ジャズや「リベルタンゴ」にはことにシビれました。
というワケで以下、ねちねち語りたく思います。
プロローグは「サンタが街にやってきた」で、聖歌隊みたいな白のスモックに背中に小さな羽つけて天使の輪っかを頭に乗せて、先に金の星がついたステッキを持ったMARUさん、加藤潤一さん、岡本悠紀さん、雷太さんがしずしずと登場、「幸あれ」と客席を練り歩きます。
一度引っ込むと主題歌「Another Day of Sun」になって、店長のまさここと十輝いりす、みーちゃんこと春風弥里(出演しない回もあり。当初あっきーへのオファーはみーちゃんが出ない回に、というものだったそうなのですが、みーちゃんが「それじゃ私と共演できないじゃん」と言ってくれて全回出演になったそうな…ありがとうみーちゃん!)、ゆあたんこと妃白ゆあと、ギャルソンふうに着替えた男子三人で歌い踊ります。身長順に並んでの自己紹介のあと「女神」たちを呼び込んで、あっきーこと澄輝さやと、MARUさん、木村花代さんが登場。初日はこちらもテンパっていて気づきませんでしたが、あっきーの紹介文は「元宙組の美しきロイヤル、澄輝さやと」でした。ろいやる押しなろんろんが可愛いよ…自己紹介も初日は「卒業後初の舞台で緊張しています」みたいなごくシンプルだったものが、だんだん「卒業後にピアスを開けてやっと付け替えがスムーズになってきました」とか「子供の頃に前髪を根元からちょん切ったことがあります」とか「お酒よりもジュースよりも水が好きで、刺激のない生活を送っています」とか「髪も伸ばしてピアスも開けて女性リハビリ中、でもスカートに挑戦する気にはまだなれません」などなど小ネタを入れるようになる進化を見せていました。金曜夜に花代さんが突然音校の受験生ふうに「木村花代、はーたん、大阪府、身長161センチ、リビングルームミュージカル初めて!」とカン高い声で自己紹介して客席のヅカオタ大ウケだったのを汲んでか、土曜昼には「澄輝さやと、兵庫県神戸市、身長実は171センチ、リビングルームミュージカル初めて!」とこれまたすっとんきょうに高い声で自己紹介し、かつ現役時代の身長詐称を告白するという一幕もあり、ホントおもしろすぎました。あ、ここのお衣装はボウタイみたいなのがついた白のブラウスに白のジャケットと黒パンツ。だいぶ伸びた髪はウェーブがついていて男役時代とは分け目が逆で、確かに綺麗なお姉さんになっていました。
全員揃ったところで「神様」の声を聞き、愛を歌うことになって、まずははーたん、MARUさん、ゆあたんの「マンマ・ミーア」「ハニー、ハニー」(この振りが超絶カワイイ!)、その後何故か女装男子三人の「ギミー!ギミー!ギミー!」、ゴリさんが残って鬘を取りヒールを脱いで、はーたんが加わっての「S.O.S」、女子全員になっての「ダンシング・クイーン」。
続いて『RENT』で、私は大昔に観たきりでお話の細かい筋を忘れましたが、「Seasons of Love」から始まって、雷太エンジェルの「Today 4 U」はパンチがあり、青野紗穂ちゃんがゲストだった回は乱入してMARUさんとキャットファイトみたいなデュエットをし、MARUさんの「Take Me Or Leave Me」、ゴリさんの「I’ll cover you」は絶唱でした。
なのでバンドのインストの『ミーマイ』メドレーを挟んで空気を変えてから、初日はみーちゃんビル(赤いスカーフ)とゆあサリー(赤地に白水玉のワンピ、赤いベレー帽)、それにあっきージェラルド(シャツにリボンタイ、グレンチェックのジャケットに黒パンツ)が登場して「太陽が帽子を被ってる」(でしたっけ? 曲名…)。ビルとサリーがキャッキャとハケて残されたジェラルドが嘆いていると、緑のドレスに身を包んだまさこジャッキーが現れて「トップに登るわ」を披露! ラストはでっかいまさこをエスコートするあっきーという図できゅんとしましたが、初日終演後にはろんろんがここは役替わりだとツイートしたものですから、2日目にまさこジェラルドが黒いシャツに黒いスーツで出てきたときの私の心拍数の上がり方はそらタイヘンなものでした! そうしたらまさかのまさこと同じドレスであっきージャッキーが現れて(この回、楽屋の出入り口がよく見えるお席で、シルエットで判明したときからもうたぎりまくりでした!)、同じお衣装を交互に着るんだ!?ってのに驚くのと、肩! 腕! 背中! 出てるよギャーっ!! ってのと、胸は何か詰めているのかもしれませんがホントなくて、てかせっかくのVラインに肋が浮いて見えて残念だからもっと肉つけて!!! とかもうもう脳内が忙しくてタイヘンでした。
ジャッキーはそもそも男役がやることが多い役なのでキーはばっちり、ただドレスの扱いに慣れていないのか椅子の上に上がる振りのときにめっちゃ裾をつかんでたくし上げてて、腿まで見えていました。愛しい…!(笑)ガッと脚組んで、男子ふたりに椅子ごと担ぎ上げられる女王さまっぷりも素晴らしかったです(笑)。もともとノーブルだけど性格はお転婆(この漢字がふさわしいイメージ)、なジャッキーでした!
続いてみーちゃんがいるときはみーちゃんビル、いないときは悠紀くんビルとゆあサリーの「ミー&マイガール」、そしてピンクページュのアシンメトリーなワンピのはーたんが現れて「一度ハートを失ったら」。これがまあリリカルかつオペラチックで上手い! 泣かせる! 絶品でした。
さらにみーちゃんがいればみーちゃんとまさこ、いないときはあっきーとまさこで「愛が世界を回らせる」、まさこが常にジョン卿な感じ…なのかな? で、全員が加わって、神様のOKも出て、『ヘアスプレー』の「You Can’t Stop The Beat」になだれ込みゲストもなだれ込み、みんなで客席をグルグル回って、1幕は終了、休憩へ。シェイキンシェイキンするあっきーがめっかわでした!
2幕は、まさこの部屋が始まるまでのつなぎの体でゲイバーのママふうの雷太ママがまず登場。客席をいじりまくり、生まれる前の昭和歌謡カラオケを1曲…というんで「別れても好きな人」を、悠紀くんないしゴリさんとデュエット。
で、突然「ミレニアム・チャレンジャー!」を全員でノリノリで歌い踊ったあと、まさこの部屋という名のトークコーナーが始まるのですが、今回はまさこの司会がかなり雑というかあまり仕事をしていなくて、なんか進行に集中していた印象で、かえってここがただおバカな話で盛り上がるだけの楽屋トークでなくなり、よかったんだと思います。タイムキーパーはピアノのいっくんがしていたようで、時間になると「サヨナラみなさま」だったか「すみれの花咲く頃」だかを弾いて知らせてくれて、すぐゲストのパフォーマンスに入る形でした。はーたんの歌にRON×Ⅱさんのタップの「Tomorrow」とか、RON×Ⅱさんのタップにバンドの「リベルタンゴ」とか、雷太さんとNANOIさんのダンスバトルとか、青野紗穂ちゃんの「Listen」「Speachless」のガチ絶唱とか、竹内夢ちゃんのモアナや悠紀ロミオ相手の『ロミジュリ』の「バルコニー」、綿引さやかちゃんの「オン・マイ・オウン」、夢ちゃんとさやかちゃんのアナ雪…どれも圧巻でした。
それからりくの持ち歌(笑)「It Don’t Mean a Thing」が、悠紀くんとまさこのときと、悠紀くんとあっきーのときがあったのですが、ここのお衣装もふたりで同じものを交互に着ているんですよね。黒のホルターネックのコンビネゾンで、初日のあっきーはミレチャレのときにこれに黒ジャケットを着て現れたのですが、バリバリ踊るときにジャケットの袖ぐりが開いて脇が見えるワケですよ! ダンスは現役さながらのキレッキレの男役ふうで、でも胸は一応ほんのりあって(オイ)なのにそのチラリズムの禁断感…!と震撼していたら、「It Don’t~」でジャケット脱いで肩も腕も剥き出しで出てきてギャー!となって、でもそういう服は胸がもうちょっとあった方がカッコいいのよとかまた脳内がタイヘンになり、でも悠紀くん相手にこれまたキレッキレに歌い踊るのにすっかり見とれているうちに最後は悠紀くんが膝折って娘役ポジションであっきーの腕の中に収まってポーズ! ハケ際もあっきーが楚々とする悠紀くんを男前にエスコートする形で、ハンサムウーマンの面目躍如でホントはわわわわとなりました…!
そしてこのコンビネゾンを着ていないときのあっきーは黒ジャケットにシャツなんですけどそのシャツが、昔「カフェブレ」に出演していたときにも着ていた、入り出でも何度か見た、れいこやちゃぴも同じのを持っている、襟が紺で身ごろがグレー地の花柄みたいな、要するに見覚えのあるお洋服で、私服なんだ!? お衣装じゃないんだ!? とウケちゃいました。お友達で「あの服、まなちゃんに形見分けしなかったんだ!」って喜んでる子もいたなあ…(笑)。
お次は『PUCK』の「ミッドサマー・イブ」。初日はまさこで、ゆあたんがハーミアのイメージでバックで踊る形でした。ところがここも2日目はあっきーが歌ってくれて、はわわわわとなりました。ここのシャツはふたりで違うものを着ていましたが、あっきーはスカーフみたいなのがついたブルーのシャツと黒パンツ(まさこはロイヤルブルーのややテロテロしたシャツでタイなし)。そしてこの歌がめっぽうよかった! 初回はちょっと緊張しているかなと思わせられたんですが、二度目は芝居歌としてすごく深かったし歌唱としてもとても良くて、前楽で三度目が聴けて私は本当に満足しました。ゆあハーミアともちょっと絡んで踊るのですが、これまたほんのり胸はあるわけで、でも妖精というよりは完全に森の王子さま役として組んでいて、優しい笑顔がそのまんまで、そのあまりの麗しさに脳がバグりかけました…もともとは銀橋でただ歌う歌ですよね。まさおでしか生で観ていないはずなのですが、何故かカナメさんのイメージが蘇ります。ラストに「ハーミア…!」って呼びかけて、応えがなくてしょんぼりうなだれて暗転…までやってほしかったくらいに、なんなら全編観たくなったくらいに良かったです。
思えば大ナンバーを歌うのはOG以外のアーティストばかりで、OGはやはりダンス込みの場面担当が多い構成になっている中、OGがバラードを1曲まるまる歌うのってここだけなんですよね。それを任せてもらえたのがとてもとても嬉しかったのです。なんせ現役時代も本公演でまるまる1曲歌えたのは卒業公演の『オーシャンズ11』の「カードこそ我が人生」が初にしてラストという体たらくだったわけですが、お茶会などでお歌を聴くにつけ、これだけ歌える人なのに…!とファンはずっと歯噛みしてきたわけで、それが報われた気がしました。ちなみにずっとまさことあっきーの交互だったのを千秋楽だけみーちゃんが歌ったそうです。それもまた味わいが違ってよかったでしょうね…!
そのあとはいっくんと向江さんのスキャットみたいな「Stranger In Moscow」に合わせて雷太さんがコンテみたいな雰囲気あるダンスを踊り、続いてゴリさんとゆあたんの『アラジン』の「行こうよどこまでも」、MARUさんのオトナなジャズ「Aqua de baber」、そしてはーたんの『オペラ座の怪人』の「Think of Me」でした。これがまた紺のスレンダーな素敵なドレスで、「好きな食べ物/ビール、炭水化物」なのにどういうことなの!? そしてそんな細くて薄い身体のどこからそんな息が!? という超ロングトーンと超パワフルなソプラノ! カデンツァも絶品で…まさしくディーヴァでした。「ブラーヴァ!」って声上げて拍手しちゃいましたよ私…思えばちゃぴクリスティーヌは確かに畑育ちでフィリップとはあのときパリの街中でバッタリするのが似合いだったけれど、はーたんクリスティーヌはちゃんとラウルと幼なじみの頃があったノーブルさを感じました。素晴らしい…!
そしてラインナップ、主題歌リプライズ、いったん全員ハケたあとバンドメンバーはリビミュTシャツになって再登場、アンコールのゴスペル、そして恒例の乾杯、終演の流れでした。
Tシャツは初日終演後にすぐ買いました。今回はネイビーでなかなかお洒落。初めて着ていった日に脇を通ったあっきーに早速アピールしたら開眼&ゲッツポーズをもらえたのも良き思い出(笑)。はーたん、MARUさんのCDも買って、サインも入れていただきました。バンドのみなさんともお話できて、特にヴァイオリンの向江陽子さんとはツーショも撮っていただいたりしちゃいました。次の新宿でのライブにも早速行くことにしちゃいまして、そこではピアノと弾き語りだそうです。楽しみ!
元会員にはあっきーによるお見送りがあって、久々にお手紙渡しができたのも嬉しかったです。想いが届けられるのは幸せなことですね。2日目に「ジャッキーすっごく綺麗でした!」と言ってめっちゃ眉寄せられて「いやいやいや」ってブンブン首振られたのも良き思い出(笑)。仕事でも女装はまだ嫌なんかーい!と可愛くて、「パックも素敵でした!」とフォローしておくのも忘れませんでした(笑)。
通り道そばの席に座ったときには何度もハイタッチできて、ステージかぶりつきのテーブルだったときには困り眉で訴えてくるジェラルドに口パクで「ガンバレ!」と応じられたりもして、毎回本当に楽しかったです。手はあいかわらず冷たかったな…
というわけで最後に、もう書かないかもしれないなと思っていた新澄輝日記、その2をちょっとだけ。
『美しき生涯』のころ劇団の演出助手で新公も担当したろんろんに誘われて、宙組上級生のまさこもみーちゃんもいるし音校や現役時代にはほぼ絡みがなかったそうですが一期下のゆあちゃんもいるしタカコや大ちゃんゲスト回もあるし、というんで心強くて、やってみることにしたのかなと勝手に推察しますが、ファンと同じくらいご本人も楽しめたのならよかったな、と思います。OG外アーティストさんたちのすごさにも触れて刺激になったのならいいことだし、なんせ人見知りでなじむのにはいろいろ時間がかかったかもしれませんがリハと本番通してさすがにみんなとちょっとは仲良くなれただろうし、渋谷の雑踏含めそうした新たな経験が楽しめて、やっぱり歌とかダンスっていいなとかもうちょっと歌いたい踊りたいなんならお芝居ももっとしたい、とか思ってくれたら嬉しいな、と思います。恵まれた容貌と肢体、培われたスキル、まだまだなんでもできる可能性を、もっともっと生かしていってくれたら、私たちファンも変わらず応援し続けていけると思うのです。男役でなくなるなら興味なくなる、というファンももちろんいるでしょうが、私は結局好きな顔とスタイルと芸風と人柄だわー、ということを再認識させられときめきまくるだけの6日間になったので、単純にステージに戻ってきてくれてその姿が観られてとにかく幸せだったのでした。
まずはお疲れ様でした、緊張もしたろうしいろいろ不慣れで大変だったこともあったでしょう。でも1時間近く押したらしい千秋楽まで事故もなく無事にやりとげられて、新たな扉も開けられて、自信にもなることでしょう。ご自分のペースで、悩みながら、楽しみながら、少しでもお仕事をしていってくれたら嬉しいですが、まずは元気で幸せで生きていてくれたらそれで十分です(笑)。
またしばらくは人のインスタにときおり顔を出すだけの日々かな(笑)。公演期間中は出演者がたくさんツイートしたりインスタやブログに上げてくれたりで、こちらもキャッチがタイヘンでした。でも嬉しい悲鳴でした。
そうそう、初日に、前日がお誕生日だったところをサプライズで出演者客席揃ってお祝いできたのは本当に嬉しかったです。カテコで突然バンドが「ハッピーバースデー」を演奏し出すのにあわてて、どこに行ったら邪魔じゃないのか悩んで端に逃げようとして結果みんなに真ん中に押し出されて「エ? 自分??」みたくなって、ケーキのプレート持たされて、ろうそくはついてないからエアで消して、記念撮影して、そのままみんなが乾杯になってもプレート持たされている下級生主役っぷりがラブリーすぎました。もらった色紙が「アッキー」ってカタカナ表記になっていたのは残念でしたけどネ! それは中川アッキー、この人は自筆の表記もそうだし何より人柄イメージがひらがなの「あっきー」なんです!!
全出演者とスタッフ、全観客に幸あれ。当初イープラスの手数料の高さに衝撃を受けましたが、あの会場の素晴らしい音響設備がそれでキープできているのかもしれないと思えば惜しくないです。どんなにフルパワーフルボリュームで歌い演奏してもハウリングもしなけりゃ音割れもしない、音の圧を存分に浴びられる空間は素晴らしかったです。
良き再始動でした。おめでとう。ありがとう。
久々に会えて集まれて食べて呑んで語れた、たくさんのお友達たちにも幸あれ。私も自分を大事にして、健康に気をつけて、日々がんばって生きていきたいです。もう師走ですね、今年も終わりですね。マイ楽のお手紙にも「良いお年をお迎えください」と書きましたが、一年ホント早いなあ…でもそんな日々が愛しいです。
脚本・演出/岡本寛子、音楽/伊藤辰哉、振付/AYAKO、主催/イープラス、ムジカモモジカ。シリーズ初の6日間開催、サブタイトルは「シブヤ創世記 女神たちのよろこびのうた2019」。
リビミュは私は過去に2回観ていて、ゆうりちゃん目当てで行ったときの感想はこちら、大空さん目当てだったときはこちら。
今回は、我がご贔屓・澄輝さやとさんの宝塚歌劇団ご卒業後初の舞台出演だというので、友達にチケット予約入力を頼みまくりまた当ててもらいまくり、ダブったチケットはすべて会友の間でハケ、自分も仕事が暇な時期で会食や観劇もたまたまない一週間だったこともあって毎夜定時退社で通えてしまいました。千秋楽は残念ながらご縁がなかったのですが、会(は一応もう解散したのだけれど)に取り次ぎを頼まなかったこともありますし、OGにもなるとこういう見方にもなるよな、と一種のあきらめがきちんとつけられたので大丈夫でした。てか全9回の公演を6回観たんだから十分やろ、と自分でつっこみたいです。
とはいえ幕が上がる前は、単なるOGのカラオケと楽屋トーク大会みたいになるんじゃなかろうなと危惧していたのも事実で、そのあたりはこちら。なのでチケット何枚か手放してみっちり残業する日があってもいいかなとか事前には考えてもいたのですが、どうしてどうして、今回はめっちゃハイクオリティの素晴らしいライブ・パフォーマンスに仕上がっていたんですよ奥さん!(誰?) 直前で宙組観劇会の予定が吹っ飛んだ不満とか、それこそ吹っ飛びましたよね。まあそれは本来は全然別のレベルの話なので、一緒に語るものではないんですけれど。ともあれ、なので楽しく存分に通いまくり浸りまくってしまいました。客席が会の同窓会状態で、旧交を温められたのも楽しかったし、他のアーティストさんのファンの方々とも同じテンションでワイキャイできたのもよかったです。
初日こそ「生きてる! 動いてる! てか変わってねえ! てかむしろますます可愛いな!?」みたいな部分で興奮して満足して、でも出番としては微妙というか少ないなとも感じられたし、でもまあこんなものか?くらいに思っていたのが、おちついて全体も細部も観られるようになってみると贔屓もライブそのものもめちゃめちゃレベル高いねコレ!?と刮目して、以後本当に毎回楽しかったし、毎回発見がありました。セトリが同じでも歌う担当が違ったり、ゲストやその組み合わせが毎回違って同じ回は一度もない、という構成もよかったと思います。
また、今まではもうちょっと役とか設定とかストーリーの流れとかが一応あって「ミュージカル」の体に近かったものが、今回は「祝賀祭典スタイル」としてほぼただナンバーを連ねただけ、の構成になっていたのもかえって吉と出ていてのかもしれません。一応設定みたいなものはあって、声だけで出演している藤岡弘(観客として観に来ていた回はカテコがまあ盛り上がりました! しかし雷太くんが生まれる前の曲だと言っていた昭和歌謡の流行りをばっちりリアルタイムで知っていた私ですらストロンガー世代なんですけど、仮面ライダー1号って誰特…? 出演者全員知らんやろ…)が神様の役で、世界を愛で変えろ、救え、そのために愛の歌を歌え、みたいなことを言うので、出演者が次々と劇団四季の『マンマ・ミーア!』やらミュージカル『RENT』やら宝塚歌劇の歌(『ミー&マイガール』)を歌っていく…という流れに1幕はなっていますが、それで神様は安心して次の現場(笑)に行ってしまいます。なので2幕は特に脈絡がないと言えばないナンバーの羅列になるのだけれど、そのパフォーマンスがまたひとつひとつ素晴らしくて、とにかくとてもよかったのです。
というか今回は宝塚OGと男性陣含めその他外部のアーティスト(この「他」「外」という言い方もどうかとは思いますが)とバンドとゲストのバランスがとてもとてもよかったんだと思います。それが勝因だったと思うんですよね。ちなみにバンドの4人は今までずっと固定で、どんどんキャラが立ってきていてもちろん全員上手くてカッコよくて、ジャズや「リベルタンゴ」にはことにシビれました。
というワケで以下、ねちねち語りたく思います。
プロローグは「サンタが街にやってきた」で、聖歌隊みたいな白のスモックに背中に小さな羽つけて天使の輪っかを頭に乗せて、先に金の星がついたステッキを持ったMARUさん、加藤潤一さん、岡本悠紀さん、雷太さんがしずしずと登場、「幸あれ」と客席を練り歩きます。
一度引っ込むと主題歌「Another Day of Sun」になって、店長のまさここと十輝いりす、みーちゃんこと春風弥里(出演しない回もあり。当初あっきーへのオファーはみーちゃんが出ない回に、というものだったそうなのですが、みーちゃんが「それじゃ私と共演できないじゃん」と言ってくれて全回出演になったそうな…ありがとうみーちゃん!)、ゆあたんこと妃白ゆあと、ギャルソンふうに着替えた男子三人で歌い踊ります。身長順に並んでの自己紹介のあと「女神」たちを呼び込んで、あっきーこと澄輝さやと、MARUさん、木村花代さんが登場。初日はこちらもテンパっていて気づきませんでしたが、あっきーの紹介文は「元宙組の美しきロイヤル、澄輝さやと」でした。ろいやる押しなろんろんが可愛いよ…自己紹介も初日は「卒業後初の舞台で緊張しています」みたいなごくシンプルだったものが、だんだん「卒業後にピアスを開けてやっと付け替えがスムーズになってきました」とか「子供の頃に前髪を根元からちょん切ったことがあります」とか「お酒よりもジュースよりも水が好きで、刺激のない生活を送っています」とか「髪も伸ばしてピアスも開けて女性リハビリ中、でもスカートに挑戦する気にはまだなれません」などなど小ネタを入れるようになる進化を見せていました。金曜夜に花代さんが突然音校の受験生ふうに「木村花代、はーたん、大阪府、身長161センチ、リビングルームミュージカル初めて!」とカン高い声で自己紹介して客席のヅカオタ大ウケだったのを汲んでか、土曜昼には「澄輝さやと、兵庫県神戸市、身長実は171センチ、リビングルームミュージカル初めて!」とこれまたすっとんきょうに高い声で自己紹介し、かつ現役時代の身長詐称を告白するという一幕もあり、ホントおもしろすぎました。あ、ここのお衣装はボウタイみたいなのがついた白のブラウスに白のジャケットと黒パンツ。だいぶ伸びた髪はウェーブがついていて男役時代とは分け目が逆で、確かに綺麗なお姉さんになっていました。
全員揃ったところで「神様」の声を聞き、愛を歌うことになって、まずははーたん、MARUさん、ゆあたんの「マンマ・ミーア」「ハニー、ハニー」(この振りが超絶カワイイ!)、その後何故か女装男子三人の「ギミー!ギミー!ギミー!」、ゴリさんが残って鬘を取りヒールを脱いで、はーたんが加わっての「S.O.S」、女子全員になっての「ダンシング・クイーン」。
続いて『RENT』で、私は大昔に観たきりでお話の細かい筋を忘れましたが、「Seasons of Love」から始まって、雷太エンジェルの「Today 4 U」はパンチがあり、青野紗穂ちゃんがゲストだった回は乱入してMARUさんとキャットファイトみたいなデュエットをし、MARUさんの「Take Me Or Leave Me」、ゴリさんの「I’ll cover you」は絶唱でした。
なのでバンドのインストの『ミーマイ』メドレーを挟んで空気を変えてから、初日はみーちゃんビル(赤いスカーフ)とゆあサリー(赤地に白水玉のワンピ、赤いベレー帽)、それにあっきージェラルド(シャツにリボンタイ、グレンチェックのジャケットに黒パンツ)が登場して「太陽が帽子を被ってる」(でしたっけ? 曲名…)。ビルとサリーがキャッキャとハケて残されたジェラルドが嘆いていると、緑のドレスに身を包んだまさこジャッキーが現れて「トップに登るわ」を披露! ラストはでっかいまさこをエスコートするあっきーという図できゅんとしましたが、初日終演後にはろんろんがここは役替わりだとツイートしたものですから、2日目にまさこジェラルドが黒いシャツに黒いスーツで出てきたときの私の心拍数の上がり方はそらタイヘンなものでした! そうしたらまさかのまさこと同じドレスであっきージャッキーが現れて(この回、楽屋の出入り口がよく見えるお席で、シルエットで判明したときからもうたぎりまくりでした!)、同じお衣装を交互に着るんだ!?ってのに驚くのと、肩! 腕! 背中! 出てるよギャーっ!! ってのと、胸は何か詰めているのかもしれませんがホントなくて、てかせっかくのVラインに肋が浮いて見えて残念だからもっと肉つけて!!! とかもうもう脳内が忙しくてタイヘンでした。
ジャッキーはそもそも男役がやることが多い役なのでキーはばっちり、ただドレスの扱いに慣れていないのか椅子の上に上がる振りのときにめっちゃ裾をつかんでたくし上げてて、腿まで見えていました。愛しい…!(笑)ガッと脚組んで、男子ふたりに椅子ごと担ぎ上げられる女王さまっぷりも素晴らしかったです(笑)。もともとノーブルだけど性格はお転婆(この漢字がふさわしいイメージ)、なジャッキーでした!
続いてみーちゃんがいるときはみーちゃんビル、いないときは悠紀くんビルとゆあサリーの「ミー&マイガール」、そしてピンクページュのアシンメトリーなワンピのはーたんが現れて「一度ハートを失ったら」。これがまあリリカルかつオペラチックで上手い! 泣かせる! 絶品でした。
さらにみーちゃんがいればみーちゃんとまさこ、いないときはあっきーとまさこで「愛が世界を回らせる」、まさこが常にジョン卿な感じ…なのかな? で、全員が加わって、神様のOKも出て、『ヘアスプレー』の「You Can’t Stop The Beat」になだれ込みゲストもなだれ込み、みんなで客席をグルグル回って、1幕は終了、休憩へ。シェイキンシェイキンするあっきーがめっかわでした!
2幕は、まさこの部屋が始まるまでのつなぎの体でゲイバーのママふうの雷太ママがまず登場。客席をいじりまくり、生まれる前の昭和歌謡カラオケを1曲…というんで「別れても好きな人」を、悠紀くんないしゴリさんとデュエット。
で、突然「ミレニアム・チャレンジャー!」を全員でノリノリで歌い踊ったあと、まさこの部屋という名のトークコーナーが始まるのですが、今回はまさこの司会がかなり雑というかあまり仕事をしていなくて、なんか進行に集中していた印象で、かえってここがただおバカな話で盛り上がるだけの楽屋トークでなくなり、よかったんだと思います。タイムキーパーはピアノのいっくんがしていたようで、時間になると「サヨナラみなさま」だったか「すみれの花咲く頃」だかを弾いて知らせてくれて、すぐゲストのパフォーマンスに入る形でした。はーたんの歌にRON×Ⅱさんのタップの「Tomorrow」とか、RON×Ⅱさんのタップにバンドの「リベルタンゴ」とか、雷太さんとNANOIさんのダンスバトルとか、青野紗穂ちゃんの「Listen」「Speachless」のガチ絶唱とか、竹内夢ちゃんのモアナや悠紀ロミオ相手の『ロミジュリ』の「バルコニー」、綿引さやかちゃんの「オン・マイ・オウン」、夢ちゃんとさやかちゃんのアナ雪…どれも圧巻でした。
それからりくの持ち歌(笑)「It Don’t Mean a Thing」が、悠紀くんとまさこのときと、悠紀くんとあっきーのときがあったのですが、ここのお衣装もふたりで同じものを交互に着ているんですよね。黒のホルターネックのコンビネゾンで、初日のあっきーはミレチャレのときにこれに黒ジャケットを着て現れたのですが、バリバリ踊るときにジャケットの袖ぐりが開いて脇が見えるワケですよ! ダンスは現役さながらのキレッキレの男役ふうで、でも胸は一応ほんのりあって(オイ)なのにそのチラリズムの禁断感…!と震撼していたら、「It Don’t~」でジャケット脱いで肩も腕も剥き出しで出てきてギャー!となって、でもそういう服は胸がもうちょっとあった方がカッコいいのよとかまた脳内がタイヘンになり、でも悠紀くん相手にこれまたキレッキレに歌い踊るのにすっかり見とれているうちに最後は悠紀くんが膝折って娘役ポジションであっきーの腕の中に収まってポーズ! ハケ際もあっきーが楚々とする悠紀くんを男前にエスコートする形で、ハンサムウーマンの面目躍如でホントはわわわわとなりました…!
そしてこのコンビネゾンを着ていないときのあっきーは黒ジャケットにシャツなんですけどそのシャツが、昔「カフェブレ」に出演していたときにも着ていた、入り出でも何度か見た、れいこやちゃぴも同じのを持っている、襟が紺で身ごろがグレー地の花柄みたいな、要するに見覚えのあるお洋服で、私服なんだ!? お衣装じゃないんだ!? とウケちゃいました。お友達で「あの服、まなちゃんに形見分けしなかったんだ!」って喜んでる子もいたなあ…(笑)。
お次は『PUCK』の「ミッドサマー・イブ」。初日はまさこで、ゆあたんがハーミアのイメージでバックで踊る形でした。ところがここも2日目はあっきーが歌ってくれて、はわわわわとなりました。ここのシャツはふたりで違うものを着ていましたが、あっきーはスカーフみたいなのがついたブルーのシャツと黒パンツ(まさこはロイヤルブルーのややテロテロしたシャツでタイなし)。そしてこの歌がめっぽうよかった! 初回はちょっと緊張しているかなと思わせられたんですが、二度目は芝居歌としてすごく深かったし歌唱としてもとても良くて、前楽で三度目が聴けて私は本当に満足しました。ゆあハーミアともちょっと絡んで踊るのですが、これまたほんのり胸はあるわけで、でも妖精というよりは完全に森の王子さま役として組んでいて、優しい笑顔がそのまんまで、そのあまりの麗しさに脳がバグりかけました…もともとは銀橋でただ歌う歌ですよね。まさおでしか生で観ていないはずなのですが、何故かカナメさんのイメージが蘇ります。ラストに「ハーミア…!」って呼びかけて、応えがなくてしょんぼりうなだれて暗転…までやってほしかったくらいに、なんなら全編観たくなったくらいに良かったです。
思えば大ナンバーを歌うのはOG以外のアーティストばかりで、OGはやはりダンス込みの場面担当が多い構成になっている中、OGがバラードを1曲まるまる歌うのってここだけなんですよね。それを任せてもらえたのがとてもとても嬉しかったのです。なんせ現役時代も本公演でまるまる1曲歌えたのは卒業公演の『オーシャンズ11』の「カードこそ我が人生」が初にしてラストという体たらくだったわけですが、お茶会などでお歌を聴くにつけ、これだけ歌える人なのに…!とファンはずっと歯噛みしてきたわけで、それが報われた気がしました。ちなみにずっとまさことあっきーの交互だったのを千秋楽だけみーちゃんが歌ったそうです。それもまた味わいが違ってよかったでしょうね…!
そのあとはいっくんと向江さんのスキャットみたいな「Stranger In Moscow」に合わせて雷太さんがコンテみたいな雰囲気あるダンスを踊り、続いてゴリさんとゆあたんの『アラジン』の「行こうよどこまでも」、MARUさんのオトナなジャズ「Aqua de baber」、そしてはーたんの『オペラ座の怪人』の「Think of Me」でした。これがまた紺のスレンダーな素敵なドレスで、「好きな食べ物/ビール、炭水化物」なのにどういうことなの!? そしてそんな細くて薄い身体のどこからそんな息が!? という超ロングトーンと超パワフルなソプラノ! カデンツァも絶品で…まさしくディーヴァでした。「ブラーヴァ!」って声上げて拍手しちゃいましたよ私…思えばちゃぴクリスティーヌは確かに畑育ちでフィリップとはあのときパリの街中でバッタリするのが似合いだったけれど、はーたんクリスティーヌはちゃんとラウルと幼なじみの頃があったノーブルさを感じました。素晴らしい…!
そしてラインナップ、主題歌リプライズ、いったん全員ハケたあとバンドメンバーはリビミュTシャツになって再登場、アンコールのゴスペル、そして恒例の乾杯、終演の流れでした。
Tシャツは初日終演後にすぐ買いました。今回はネイビーでなかなかお洒落。初めて着ていった日に脇を通ったあっきーに早速アピールしたら開眼&ゲッツポーズをもらえたのも良き思い出(笑)。はーたん、MARUさんのCDも買って、サインも入れていただきました。バンドのみなさんともお話できて、特にヴァイオリンの向江陽子さんとはツーショも撮っていただいたりしちゃいました。次の新宿でのライブにも早速行くことにしちゃいまして、そこではピアノと弾き語りだそうです。楽しみ!
元会員にはあっきーによるお見送りがあって、久々にお手紙渡しができたのも嬉しかったです。想いが届けられるのは幸せなことですね。2日目に「ジャッキーすっごく綺麗でした!」と言ってめっちゃ眉寄せられて「いやいやいや」ってブンブン首振られたのも良き思い出(笑)。仕事でも女装はまだ嫌なんかーい!と可愛くて、「パックも素敵でした!」とフォローしておくのも忘れませんでした(笑)。
通り道そばの席に座ったときには何度もハイタッチできて、ステージかぶりつきのテーブルだったときには困り眉で訴えてくるジェラルドに口パクで「ガンバレ!」と応じられたりもして、毎回本当に楽しかったです。手はあいかわらず冷たかったな…
というわけで最後に、もう書かないかもしれないなと思っていた新澄輝日記、その2をちょっとだけ。
『美しき生涯』のころ劇団の演出助手で新公も担当したろんろんに誘われて、宙組上級生のまさこもみーちゃんもいるし音校や現役時代にはほぼ絡みがなかったそうですが一期下のゆあちゃんもいるしタカコや大ちゃんゲスト回もあるし、というんで心強くて、やってみることにしたのかなと勝手に推察しますが、ファンと同じくらいご本人も楽しめたのならよかったな、と思います。OG外アーティストさんたちのすごさにも触れて刺激になったのならいいことだし、なんせ人見知りでなじむのにはいろいろ時間がかかったかもしれませんがリハと本番通してさすがにみんなとちょっとは仲良くなれただろうし、渋谷の雑踏含めそうした新たな経験が楽しめて、やっぱり歌とかダンスっていいなとかもうちょっと歌いたい踊りたいなんならお芝居ももっとしたい、とか思ってくれたら嬉しいな、と思います。恵まれた容貌と肢体、培われたスキル、まだまだなんでもできる可能性を、もっともっと生かしていってくれたら、私たちファンも変わらず応援し続けていけると思うのです。男役でなくなるなら興味なくなる、というファンももちろんいるでしょうが、私は結局好きな顔とスタイルと芸風と人柄だわー、ということを再認識させられときめきまくるだけの6日間になったので、単純にステージに戻ってきてくれてその姿が観られてとにかく幸せだったのでした。
まずはお疲れ様でした、緊張もしたろうしいろいろ不慣れで大変だったこともあったでしょう。でも1時間近く押したらしい千秋楽まで事故もなく無事にやりとげられて、新たな扉も開けられて、自信にもなることでしょう。ご自分のペースで、悩みながら、楽しみながら、少しでもお仕事をしていってくれたら嬉しいですが、まずは元気で幸せで生きていてくれたらそれで十分です(笑)。
またしばらくは人のインスタにときおり顔を出すだけの日々かな(笑)。公演期間中は出演者がたくさんツイートしたりインスタやブログに上げてくれたりで、こちらもキャッチがタイヘンでした。でも嬉しい悲鳴でした。
そうそう、初日に、前日がお誕生日だったところをサプライズで出演者客席揃ってお祝いできたのは本当に嬉しかったです。カテコで突然バンドが「ハッピーバースデー」を演奏し出すのにあわてて、どこに行ったら邪魔じゃないのか悩んで端に逃げようとして結果みんなに真ん中に押し出されて「エ? 自分??」みたくなって、ケーキのプレート持たされて、ろうそくはついてないからエアで消して、記念撮影して、そのままみんなが乾杯になってもプレート持たされている下級生主役っぷりがラブリーすぎました。もらった色紙が「アッキー」ってカタカナ表記になっていたのは残念でしたけどネ! それは中川アッキー、この人は自筆の表記もそうだし何より人柄イメージがひらがなの「あっきー」なんです!!
全出演者とスタッフ、全観客に幸あれ。当初イープラスの手数料の高さに衝撃を受けましたが、あの会場の素晴らしい音響設備がそれでキープできているのかもしれないと思えば惜しくないです。どんなにフルパワーフルボリュームで歌い演奏してもハウリングもしなけりゃ音割れもしない、音の圧を存分に浴びられる空間は素晴らしかったです。
良き再始動でした。おめでとう。ありがとう。
久々に会えて集まれて食べて呑んで語れた、たくさんのお友達たちにも幸あれ。私も自分を大事にして、健康に気をつけて、日々がんばって生きていきたいです。もう師走ですね、今年も終わりですね。マイ楽のお手紙にも「良いお年をお迎えください」と書きましたが、一年ホント早いなあ…でもそんな日々が愛しいです。
澄輝さんが気持ち良さそうに歌い、いきいきと踊る姿を見て嬉しくなったし、相変わらず冷たい手には泣けました。音高受験生に扮した子鹿っぷりがなんとも可愛かったですね。
やはり澄輝さん、可愛さが増してますよね?
メイクと髪型、そして充電されたからなのか、自然体で
健康的、ハツラツとした印象を受けました。初々しくて、とびきりエレガントな子鹿って感じです。
澄輝さんには、これからも笑顔で過ごしていただきたい。多くは望みません。お元気かどうか時々確認できれば満足です(子鹿じゃなくて、トキ?)。今回のリビミュのおかげで、何だか前向きな気持ちになれました。
一時期削げていた頬も戻り、あいかわらず体はペラッペラでしたが、
健康的ではつらつとしていてイキイキ元気そうでしたよね?一安心しました。
もちろん緊張による子鹿っぷりも垣間見えましたが…(^^;)
ファンのために嫌々出演した、とかでないといいんだけどなあ。楽しんでいてくれたらいいなあ。
私たちのあいかわらずの愛を重いと負担感じていないといいなあ…と思います。
ファンたちも元気をもらいましたし、楽しみましたよね!
この想いをまた届けられる機会をのんびり待ちたいと思います…(^^)
●駒子●