映画 ご(誤)鑑賞日記

映画は楽し♪ 何をどう見ようと見る人の自由だ! 愛あるご鑑賞日記です。

偶然の旅行者(1989年)

2021-04-25 | 【く】

作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv2724/

 

以下、上記リンクよりあらすじのコピペです(長いので一部要約)。

=====ここから。

 仕事の旅から戻ったメーコン・ラリー(ウィリアム・ハート)は、妻のサラ(キャスリーン・ターナー)から家を出て行く決心を告げられる。去年の夏、彼らの1人息子がキャンプ地での強盗事件に巻き込まれ、不慮の死を遂げて以来、2人の間には目に見えない溝が広がっていた。

 メーコンはビジネスマン向けの旅行ガイドブックのライターで、初めての家事に大いにまごつく。ある日、彼は足を骨折し、兄弟のポーター(デイヴィッド・オグデン・スティアーズ)とチャールズ(エド・ベグリー・ジュニア)、妹ローズ(エイミー・ライト)の住む祖父母の家にしばらく身を置くことになった。

 辺りかまわず吠え散らす愛犬エドワードを何とかしようと、メーコンはミュリエル(ジーナ・デイヴィス)という犬の調教師を雇うが、8歳の病弱な息子アレクサンダー(ロバート・ゴーマン)と2人暮らしというこの風変わりな女性と行動を共にするうちにメーコンはミュリエルの新鮮な魅力にひかれてゆくのだった。

 しかしそんな時、彼のもとにサラから連絡があり、2人はヨリを戻すことに。それを知ったミュリエルは……。

=====ここまで。


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 また、何故リストに入れたのか覚えていないDVDが送られてきました~。でも、こういう意外な出会い(……元はと言えば自分で選んでいるのだが)って悪くないよね。予備知識も期待もなく見始めて、あら、結構面白いじゃん、、、ということが多い気がするので。本作も、すごく感動!ってわけじゃないけど、まあ悪くなかったです。

 あらすじからも分かるように、割とベタな三角関係モノだけど、とりあえず最後まで飽きずに見ることが出来ました。

 子のいる夫婦にとって、その子を失うってのは、夫婦の決定的な溝になるケースが多いらしいが、私には子はいないけれどそれは何となく分かる気がする。だから、サラが別居したいと言い出したのは仕方ないのかな、、、と思って見ていたんだけど、途中で、メーコンがミュリエルと付き合っていると知ってから、急にヨリを戻しにかかって来て、なんだかなぁ、、、と思ってしまった。他の女と付き合っているのを知って、急に惜しくなった、、、ってことかね? あり得る話だとは思うが、別居した理由が理由だけに、かなり勝手な印象。ま、人間誰でも勝手ですが。

 メーコンもサラとあっさりヨリを戻すんだけど、ミュリエルが自分とはあまりにも住んでる世界が違うから? 子がいるから? か知らんが、こっちも勝手よねぇ。

 でも、最終的には、ミュリエルの良さに気付いてメーコンはミュリエルの下へ戻るという、一応ハッピーエンディング。まあ、良かったね、、、という感じで、ストーリー自体にそれほど深みはないです。

 本作の見どころは、登場人物のキャラが面白いことと、ワンコ。

 サラもなかなか面白い女性だけど、ミュリエルはかなりぶっ飛びキャラ。とにかく衣装がすんごい個性的。化粧も濃い。メーコンにも臆することなくずんずん積極的に行動する。ジーナ・デイヴィスが嫌味なく演じていて、これでオスカー??とは思うけど、上手いことは確か。

 あと、面白いのが、メーコンのきょうだいたちね。みんなどうやら独身で、メーコンだけが結婚しているみたいなんだが、お互いに干渉せず、夜は4人でカードゲームに興じて、あまり外界と接触しない人々。妹のローズは甲斐甲斐しく兄たちの世話を焼いているけど、メーコン付の編集者に惚れられて結婚する、、、とか、イロイロ不思議な人たちの不思議な展開がイイ味出しています。

 あと、なんつってもメーコンの犬エドワードがね、、、。演技が演技と感じさせないで、メチャクチャ上手い。多分、コーギーだと思うんだけど、ちょっと吠えたり噛みついたりするところはアレだけど、実にカワイイ。メーコンの運転する車の助手席に、前足をダッシュボードに掛けて乗っているんだが、その姿が実にカワイイ。車乗るの好きでしょ、キミ、、、、と言いたくなる。が、メーコンが急ブレーキをかけるもんだから、お尻から座席の下にズボッ……となって画面から消えちゃうところとか、思わず笑っちゃいました。そのシーンだけ何度も見直してしまった、、、。中盤以降、あんまし出番がなくなっちゃったのが寂しいですが。

 しかし、ウィリアム・ハート&キャスリーン・ターナーといえば、あの『白いドレスの女』よねぇ、、、と思って見ていたら、監督も同じなのね。知らなかった……。あの映画での2人の関係はかなりヤバかった(かなりヤバいシーンもあった記憶が……)けれど、本作での2人はフツー、ホントにフツー。なんかホッとしたわ、見てて。キャスリーン・ターナーって、やっぱりイイ女優さんだと改めて思ったな。

 何だかろくなこと書いておりませんが、疲れたときに見ても大丈夫な映画です。

 

 

 

 

 

 


オスカー候補作だったようですが、エドワード君に主演ドッグ賞あげて欲しかったわ。

 

 

 


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