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「雲渓庵日記」の解読 31


(茶畑跡にヒヨドリ)

近所の茶畑跡に、ヒヨドリを見付けた。何かついばむ様子であった。女房はこの頃よく見る鳥だという。尾が短いのはまだ幼鳥かもしれない。家の近所をすみかとしているようだ。

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「雲渓庵日記」の解読を続ける。

廻状を以って御意を得候。府中表より御扶持方二月分、捧札(俸札?)御渡しに相成り候に付、右御渡し申し候間、御請取のため、藤枝宿木町仮調所へ、御出張成さるべく、御承知の上、刻限を以って、御順達、留りより廻状、藤枝宿調所へ御返し成さるべし。この段、御達し申し候、以上。    藤枝宿調所

   巳三月十四日出、十六日到来
御家来中の子弟・厄介、農商へ養子に差し遣わし候儀、相願い苦しからず候。かつ、養子貰い候義は、家に附き候由緒これ有るか、または続きもこれ有り候や、これまた同様、相願い苦しからず候。
   二月
    各奉行所へ

金札通用の儀に付いては、度々仰せ付けられ候趣もこれ有り、通用方差し滞り候儀は、これ無き筈に候処、下々(しもじも)に至り候ては、兎角、御趣意柄相弁え兼ね候者もこれ有り、融通せざるの趣にて、もっての外の事に候。向後、御趣意柄、小前末々、婦女子に至るまで、不心得の者これ無き様、精々教え諭し致さるべく候。若し万一、差し拒み候者これ有るにおいては、急度申し付け方もこれ有るべく候間、取り調べ申し聞けらるべく候。もっとも、この程、駅逓司御役人より御達しの趣もこれ有り候間、向後は、三嶋宿より舞阪宿まで、時々東京の相場、府中御伝馬所より、触れ知らすべく候間、その意を得、宿々問屋場より、右相場承り、在々へはその時々相触れらるべく候。
(「雲渓庵日記」の解読つづく)
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