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「慶應四年日録/徳元」を読む 54

裏の畑の二本目の渋柿が実を付けた

一本目の渋柿も昨年に続いて実を付けた
二本目の渋柿は、一本目よりスマート

車のアクアのバッテリーの調子が悪く、走行中にエンジンが止まってしまう状況が頻発。今日、修理に出したが、藤枝の修理工場までアクアを持ち込むように云われ、エンジン停止、再起動を繰り返しながら運んだ。やばいと思い、バイパスには乗らずに、下道を行った。エンジンが止まること、四、五回発生。何とか到着。こんな怖い思いをするなら、JAFに頼めば良かったと後悔する。HVのメインのバッテリー廻りの交換を言われて、再び恐怖! 修理には一週間かかると聞き、代車を借りて帰った。

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「慶應四年日録/徳元」の解読を続ける。

  七日  坤(ひつじさる)風、晴れ、雨、不斉(ふぞろ)
久兵衛殿出府に付、御書付の義に付、御昼後、五ヶ宿罷り出で候処、
仰せられ候者、兼ねて申し渡し候、人馬割増賃銭の義、宿助郷割合の処、
助郷方難渋の趣申し立て候処、右は種々利解申し聞き候えども、強いて
宿方へ右の段御呼び出しの上、助郷の申し分御申し聞き下され度段、
申し立つ。殊に願書の義も、助郷、皆な請け取りなどと申し候義も
これ有り候て、助郷方にては、御請け印形出来難き旨にこれ有れば、
先前(さきまえ)割り合い仕出し、宿方相違の義もこれ有り候旨、
これを申し候間、その段、篤(とく)と取り調べ、助郷へ談判仕り候様、
致すべき旨の処、何(いず)れ評議の上、可不可(かふか)の旨にて、引き取り
相談仕り候処、助郷方にても、割合の義、先前の壱割の処は、少々ずつ
宿毎異同もこれ有り候処、今般仰せ渡されの義は、伺い濟みの義に候わば、
役人どもにて、私に談示など仕り候次第これ無き処、助郷方にても、
三島より相寄り候由に候間、宿方も組合集会然るべき旨、評決致し候。
丹平方にて衆議、廻状認(したた)む。

  八日  大雨
右の次第に付、十四
(日)まで御日延べ、願書当宿方にても差し上げ、
魚萬方にて衆議。

  九日  晴れ、夜雨
助郷方よりも、一応談示致したき旨に付、一同相寄り、談示仕り候処、
何れにも組合、宿へ廻状も差し出し候上は、この上如何(いかん)とも
私ども限りにて、かれこれの義、申し上げ難き段にて、何れ衆議の上と
申し相別れ候。もっとも宿方の義、十日夕刻までには、一同相寄り候
積りにて、仕立て飛脚を以って、昨暁、廻状差し出し候。夕刻帰宿。
(つづく)

読書:「不忠 鬼役 二十一」 坂岡真 著
読書:「夜叉姫 三人佐平次捕物帳」 小杉健治 著
読書:「情けの露 おっとり聖四郎事件控 2」 井川香四郎 著
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