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「慶應四年日録/徳元」を読む 47

裏の畑のヤブラン

昨日は、まきのはら塾の「古文書解読を楽しむ」講座で、榛原文化センターに行く。今日は、掛川古文書講座受講に、掛川中央図書館に行く。

台風6号は北へ去ったけれども、南に台風7号が発生して、どうやら東海地方へ、上陸をねらっているようだ。

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「慶應四年日録/徳元」の解読を続ける。

  十四日  曇、霢霂(みゃくもく)
※ 霢霂(みゃくもく)➜ 小雨。霧のような細かい雨。
出勤、取り調べ致す。

  十五日  曇り
出勤、取り調べ。

  十六日  晴れ
出勤、取り調べ。十一日よりの分、惣調べ致し、助郷初分割致し相渡す。宿方の分とも揚ぐ。

  十七日  晴れ、夜に入り、雨
出役致す。油鑑札御渡し。御掛り、市川貫一郎様へ出づ。当町油絞り
稼ぎ人ども存意の義、当最寄り村々、新規油絞り冥加永、
※ 存意(ぞんい)➜ 考え。意向。意見。存念。
取り極め上納の積りにて、今般鑑札御下げ渡しの趣。然る処、当町
の義、旧来冥加永、上納致し来り候処、右様の義に付ては、如何
(いかが)
者に候や、御伺い上げ候旨、申し上げ候処、その町の義は定納に相成り
居り候上は、縦令
(たとい)鑑札これ無く候とも、差し支え候筋これ無き義、
もっとも強いて、鑑札相願いたき義に候わば、何れにも取り計い申すべく
候えども、左これ無く候とて、差し支えの義はこれ無く筈の由、仰せられ候。
(十七日分、つづく)

読書:「ぼやき地蔵 くらがり同心裁許帳 7」 井川香四郎 著
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