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「駿河安蘇備 上」を読む 89

駿府城跡発掘現場(3月5日)

昨日は、掛川古文書講座に出席した。
明日の金谷宿大学発表会の準備に一日費やした。

「駿河安蘇備」の上巻の解読を続ける。

瑞祥山建穂寺( たきょうじ)菩提院 建穂村にあり。寺領四百八十石余。真言宗。
年々二月二十日、当寺の児を大衆供して、府中浅間社に到り、
舞台において、児の舞法楽あり。
※ 舞法楽(まいほうらく)➜ 舞をまって神仏を楽しませること。
駿府政事録 慶長十七年二月二十日、浅間両宮二十日会、
宰相殿、中将殿、桟舗(さじき)に御下り御覧あり。同十八年二月二十日、
今日浅間両社の神事延引き。昨日、洪水、建穂寺往還不通
故なり。建穂寺僧、乗馬、浅間祭役勤む故なり。二十一日、今日、浅間
両社神事執行、云々。
當山坊中、二十院寺内に、梅さくら多く、やよい(三月)の頃は、府内また
近郷の遊客来りて、いと賑わしゝ。
(つづく)

読書:「ご隠居は福の神 1」 井川香四郎 著
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