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デコポンが青物野菜に変る

(規格外の格安デコポン)

女房が農家の友人から規格外の格安のデコポンを分けてもらった。甘くて大好評であった。規格品はマーケットで見るとけっこういい値が付いている。日曜日に、いつもお野菜などを頂く名古屋の娘婿の実家、島田のOさん宅へ届けた。

ご夫婦ともに在宅で、家の前の菜園に出て、野菜作りの話題に花が咲いた。それほど広くない菜園にチンゲン菜、小松菜、正月菜、京菜(水菜)、ブロッコリー、ホウレン草、大根、キャベツ、白菜などが少しずつ植えられている。ジャガイモを植えつける畝がすでに準備できている。暖かくなり次第植えつけるのであろう。Oさんは農家ではないが、大変熱心で、菜園には草1本生えていない。

Oさんの野菜作りは徹底していて、種をメーカーから直接取り寄せて、すべて種から育てている。種を蒔くとびっしり芽が出てくるから抜き菜をして食べながら、苗を別のところに植えていく。大きいものは食べて、小さい苗を植えていくと、順番に大きくなって、長い期間食べられる。農薬を全く使わず、虫が付けば一匹ずつ摘み取って排除する。化学肥料は使わずに、すべて堆肥を作って使用している。藁や籾殻を知り合いの農家から手に入れて、ふんだんに畑に入れている。畑土はいつも柔らかく、出来上がった野菜は虫食いもあるが、全般に甘くて美味しい。マーケットの野菜と比べれば歴然である。

前はお花をたくさん作っていて、我が家にもたくさん頂いて、今でもその子孫が花を咲かせる。孫が出来てから(自分の孫でもあるかなくん)、少しでも安全、安心、新鮮で美味しい野菜を食べさせたいと、野菜作りに熱心になった。度々、名古屋へ宅配便で送っていると聞く。その余分に出来たものが我が家にも届くわけである。


(Oさんの野菜畑-正月菜)

ご夫婦して家に持たせるために収穫をし始めた。奥さんが抜こうとすると、根を残さないように移植ごてを使って収穫するように注意している。根を残すと後が良くないらしい。ブロッコリーは一本の苗から大きな花芽部分が一つ取れて、それで終わりかと思ったら、そのまま置くと背が高くなり、次々に小さな花芽を付ける。商品価値はないが、茎の部分も含めて本当はその花芽の方が美味しいのだという。

頂いたものがレジ袋に4つほど、チンゲン菜、小松菜、正月菜、京菜、ブロッコリーの小さい芽、大根、白菜と当分野菜には困らないほど頂いて帰った。わずかなデコポンが物々交換でそんなにたくさんの野菜に化けた結果になった。

今日の夕方、裏の畑を覗くと、頂いた野菜の一部が耕しかけてある畑に植わっていた。女房はたくさん頂いて保存するために畑に植えたのだという。
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