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たまおのページ

遊びと旅のページ。
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あたいのなつせいかつ

2011年07月12日 | Weblog
 7月 12日

 アタイの田舎、生家から海までは2kmぐらいです。
 んで、アタイが小学校低学年ぐらいまでは、砂浜が数百m
あって、遠浅のキレイな海でした。
 キレイということは栄養となるものが少ないということ
なので、海藻も生えません。

 砂は白くて海は透明で200mぐらいは歩いていけました。
(砂を運んでいた川にダムができて、数年後には遠浅の海も
なくなりました)
 栄養のない海には魚も少なかったですよ。エサになるものが
ないからね。

 夜、家で寝るころには、ザッザ~っって並みの音が聞こえた
んです。車も少なくって、静かな夜でしたよ。(今は聞こえません)
 
 夜といえば、タコを釣りに行きました。タコ用に作った釣り針
(仕掛け)を投げておいて、砂浜に寝転がって待っているんです。
星がキレイでしたねぇ。(流れ星も2回だけですが見ましたよ)
 しばらくしてから仕掛けを上げると重いんです。小さなタコが
石を抱えて上がってきましたよ。


 あと、数年に1回ありましたが、アジとかイワシが大型の魚や
イルカなどに追いかけられたんだとおもうけれど、海岸に押し
寄せるんですよ。

 そうすると、(地区のことです。今でもと言って
います)の広報周知用に設置してあった放送スピーカーが
「海にイワシがあがりましたぁ!」って呼びかけるんです。

 それを聞いたら手の空いている人は大人から子どもまで、
バケツやザルなど、入れ物を持って海に駆けつけます。
 海岸にはピチピチ(お嬢さんではありません)とイワシが
跳ねまわっているんですよ。
 それを手づかみにして獲り放題です。

 そのうちに海もだんだん汚れてきて、貝が発生しました。
本当は漁協が試しに撒いたアサリだったようですが、栄養が
増えた(海が汚れてきた)ので、海岸数キロにわたってアサリが
獲れたんです。
 あるときはハマグリが大発生して、大都市から観光バスで
「ハマグリ狩り」に来ていたこともありました。(なにしろ
無料でハマグリが取り放題でしたからね。数量制限無しだもの)


 実はアタイは海や川など、水に近づいてはいけない!と
親から厳命されていたんですが、そうはいっても海に行きたい
から、コソッと悪ガキ仲間にくっついて行ってました。

 なぜ海はダメかというと、溺れて死にそうになったからです(笑)
アタイは記憶がないので、3歳ぐらいじゃなかったのかな?
 ガキ大将に連れられて(兄にくっついて行ったみたい)川の河口
あたりで遊んでいたんだそうです。

 近所の同い歳の子が川を指差して「たまおちゃん、泳ぐのウマイね」
アタイは溺れてアップアップしながら、海に向かって流されていた
んだそうですよ。
 遠い親戚の泳ぎが上手い中学生が助けてくれたんだそうです(なに
しろ記憶がないので、そう聞いています)

 川を指差してくれなければ、泳ぎの上手い人がいなかったら、
アタイはこの世からオサラバしていたんだよね。
 川幅が20mぐらいの川ですが、流れが早いので、1分もかからない
うちに海でしたね。

 小学生の高学年のときに、同じ川の河口が流れ込んでいる場所(海)
でまた溺れてしまいました。(笑)
 このときは、誰もアタイが溺れていると気が付かなかったんですよ。
アタイ、泳げるんだけれど、そのときは浮き輪を使っていたんです。
 んで、中学生が「その浮き輪を貸せ。」って急に取ったんですよね。
そうしたら、足元はポッカリと深い穴のようになって10メートルぐらいの
深みになっていました。川の流れで砂が流されていたんです。

 パニックでしたねぇ。川の流れで下に引きずられるんですよ。
必死で両手を海面に出していました(手が20cmほど水の上)
浮き輪を取った中学生が ”なにをそんなに騒いでいるんだ。しょうが
ないから返してやるよ” ってアタイの手に浮き輪を持たしたんです。

 それにしがみついたとたんに川の流れで、沖に数百m運ばれてしまい
ました。
 ゆっくりユックリと平泳ぎで岸に戻りましたよ。浮き輪から空気が
抜けないことを祈りながらね。
 浮き輪を返してくれるのが、あと数秒遅かったらお陀仏でしたね。
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