たまおのページ

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べんきょーかいきょーかん

2011年07月07日 | Weblog
 7月 7日

 先週、会社の社内勉強会で講師をしました。

 研修センターで高所作業車の訓練もやりましたが、それとは
別で、このときはアタイが講師として社内勉強会でした。

 アタイ、工事の現場監督をしたりしていますが、建設業の
工事ではいろいろな役(担当)があります。
 その中に 現場代理人 っていう重要な立場の人がいるん
ですよ。

 この人は、工事現場では「会社の代理人」です。簡単に言うと、
全てのことに対する権限を持っていて、全てのことに責任を
負います。(現場では一番エライ)

 っていうことで、何か事故(労働災害)があると、事故を
起こした当人や会社はもちろんですが、現場代理人も責任を
問われることになります。

 もし過失があったと判断されたときには、会社だけでなく、
個人的にも責任ですからねぇ。タイヘンですよぉ。
 例えば、現場代理人に対して罰金○○万円となったとき、
そのお金は代理人個人が払うんですから。(会社が代わりに
出したりすると、法律違反)
 重大事故などでは禁固刑や懲役もありえるんですよ。(会社
からも懲戒処分を受ける可能性が高いよね)

 そういうほどに責任が重いんだけれど、アタイの会社では
そのことを上司(管理者)が知らないんですよ。
 アタイの支店じゃなかったんですが、「だれでもいいから 
現場代理人を立てておけ。」というような発言をした部長も
いたそうですよ。

 ということで、現場代理人の役目、法的な立場、心構えなど
を出席者に話したんです。(アタイがそんなことを言える人間
ではないことは承知していますが、これは勉強会ですから)(笑)


 しかしヤッパ知らなかったんですねぇ。この日の参加者。
責任や処罰の大きさ・重さを説明したとたん、何人もから
質問が出ましたもの。
 今まで事故が無かったことが偶然だった。奇跡だったと
思うのが正しいのであって、キチンと安全に留意・配慮していた
からではない。ってことをみんな理解したようでした。

 座学のあとグループに分かれて、こういう作業のときには
こんな危険がある。その危険の高さを判断して、それを回避する
ためにはどうすればよいか。 というような課題をやりました。
これをリスクアセスメントといいます。

 予定時間をオーバーして、最後は駆け足になりましたが、
なんとか勉強会を終えることができました。

 この日の参加者全員が思ったこと
 「幹部社員も勉強してくれ!」
 
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