7月 31日
子どもの相手をするのは疲れる。
子どもがそれほど好きじゃない。っていうより近寄ってくるんじゃなぁい。
ぐらいなんですよ。でもアタイの顔は子どもを引き付けてしまう。(笑)
ということで、子どもの面倒を見ることになってしまいました。
というのはね。こないだのエキストラは江戸時代の設定で、日本橋の通りを
雑多な人たちが通る。そんな設定でした。
アタイは道端でゴザに古本を並べて売る。そんなことをやりました。
アタイの左隣が附木売り(江戸時代のマッチみたいなもの)、そして右隣が
お貰いさん。どちらも子どもでした。
古本を売っていると、ばあやさんに連れられた金持ちの子どもがやってきて
店を ひやかして いく。
なかなか品物が売れない附木売りはアタイに「おじちゃん、買ってくれよ」
と頼んでくる。「こっちも売れないんだから、銭は無いよ」と断る。
お貰いさんは地べたに座っているだけだったんだけど、「そんな隅っこに
座っているだけじゃつまんないだろ。アタイのとこに来て、物欲しそうにして
から路地に入って消えれば?」と、アドバイス。
撮影には時間がかかります。何度も中断したりします。そうすると子ども
ですから退屈するんだよね。ジッとしていられない。遊びだす。始めはそれ
ほどでもないけれど、だんだんエスカレートする。
「おっちゃん、この本を読んでくれよぉ」「もっと難しい本はないのかよ」
と話しかけてくるし、小道具として用意されている小銭を持ち逃げする。
お貰いさん役は中学生。子役として事務所に入っているそうです。大人しく
目立たないタイプ。待機時間に母親がミニ扇風機や濡れタオルで冷やす。
「喉は渇かない?」「そこだと暑いでしょ」「タオルとか持ってる?」と、
気を使っているんけど、子どもはそれが煩わしい。初めは「大丈夫だよ」
と言っていたんだけど、そのうちに「いいよもう。ウルサイ!」と、ケンカ腰
おぉ反抗期。(笑)
子役はみんな親が連れてきます。たいへんですよぉ。とにかく細かいところ
まで気を使う。着替えに体調管理、現場で待機。
親たち、幼稚園や学校のように連れて行ったあとは帰りのお迎えまでは
自由時間とはならない。現場で子どもの様子(暑くないか寒くないか、水分
補給やトイレ)をみたり、撮影のジャマをしないかと目が離せない。
まあ習い事やスポーツなど、とにかく親は連れていって、面倒をみながら
待機していて、やることが終われば連れて帰る。同じですよね。
悪いことをしたとき、昔なら頭をパン!でしたがねぇ。(^^)/